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2.なぜか不思議な力を手に入れてしまいました。
氷結。
まるで、刻が止まっているようだ。
――俺が、魔法???
猛スピードで襲いかかる炎塊。
赤。
赤。
赤。
灼熱。
距離は十分にある。
だが、先ほどから汗が止まらない。
これは、炎の熱気の影響だけではない。
緊張。
閃光がはじけた。
掌から生まれた氷塊。
念じれば飛び出す。
ジュッ!!
煙。
炎と氷。
昇華。
まだだ!
今ならできる!
今、ここで!!
――どっくん。
――鼓動。
――どっくん。
――鼓動。
!!!!開花!!!!
――コード 『Power』
全身より力がみなぎる。
握りこぶし。
う、うそだ。
にじみ出る赤。
赤。
血。
強靭なる握力。
Power――。
『力が……欲しいか……』
そう、全てを凌駕する。
『力が……欲しいか……』
何者にも怯まない勇気。
『力が……欲しいか……』
そして、俺は眼の前の女の子を絶対に助ける!!
『契約は完了した』
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
声。
声を出す。
全力。
全身全精力。
風を切る音。
突風。
目の前。
!!!!開花!!!!
――コード 『Speed』
そう、風の音。
次の動作がわかる。
些細な動き。
そう、やつだ。
動き。
なぜか……いや、なぜだ。
次の動作がわかる。
考えるのは後でもいい。
その場で跳躍すると、まさに足元に砂埃が舞う。
咳。
むせる。
アッシュ。
やつの尻尾である。
再度文字列が頭に浮かびあがる。
風を切る魔法。
「風系強魔法!!!」




