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八話 魔法の応用

アイテムポーチ。

それは商人ギルドが生産を牛耳っている高級商品らしい。

安いものでも金貨10枚はする。

俺はとりあえず今は手が届きそうにないので話を聞いて諦める事にした。



そして、夜。

俺はマリーとは別々の部屋に泊まり、マリーが就寝したと思われる時刻に外に出る。

正直、ゴブリンでは物足りないのだ。

そのため、迷宮に入る事にする。

睡眠時間など気にしない。

一日二時間も寝られれば良い方だった生活をしていたのだ今更だろう。

それに、今日は試したいこともあった。

街を出てしばらく走り、迷宮に着く。

すると、夜だが門番がいた。


「よう坊主。ここは冒険者ギルドの許可が無けりゃ入らないぜ。」


俺はギルド証をだす。


「お前、そんな年で冒険者やってんのか。どうだ?付与魔法かけていくか?」

「いくらだ?」

「一回銀貨3枚だ。」

「高いな。断る。」

「そうか、頑張れよ。」


俺はそのまま迷宮に入っていく。

この迷宮は合計20階層で出来ているらしく、10階層と20階層にはボスが湧くらしい。

普通の魔物は何らかの方法で増えるのだが、ボスだけは、自然発生するらしいのだ。

どうやら1階層目で出てくるのはゴブリンとダークウルフらしい。

ゴブリンはいつも通りなのだがダークウルフはゴブリンより少し強く、複数で連携を取ってくる。

俺は銃魔法とナイフで攻撃をいなしながら、屠っていく。

そして、しばらく1階層を楽しんだ後、実験をする事にした。

夜のため、周りには誰もいないのでやりやすい。

まず、銃魔法に炎魔法をかける。

すると、銃魔法の弾丸とおぼしき部分から青い弾丸が現れる。

魔力を込めればどんどんと色が明るくなっていき、最後には白色になった。

どうやら魔力は酸素と同じような働きをするようだ。

俺はそれを確かめそのまま銃魔法をダークウルフに向けて撃つ。

すると、ダークウルフの体を貫通していき、その後ろにあった壁さえも貫通していった。

その跡を見てみると壁には溶けて溶岩のようになった穴が開いていた。

このことからやはり高温の銃弾だとわかる。

次に銃魔法を空中待機させることができるかを試す。

これは銃魔法が色を持たなかった為に確認できなかったのだが、今回熱で色付けできたので確認する事にした。

そして、銃魔法は空中待機も可能のようだ。

それはそうかもしれない、炎魔法も待機可能なのだ、銃魔法でも可能でもおかしくない。

そして、今回最も俺が試したかった事を試す。

魔法はイメージによって発動する。

現在の俺の魔法は俺が向こうの世界で使っていたものを再現して使ったりしているが、もしかしたらそれ以外もイメージがあれば作れるのではないか?

例えば、向こうの世界ではなかった相手を確実に死ぬまで追いかける誘導ミサイル。

俺はそれをイメージする。

すると、銃魔法は形を変化させていく。

玉のような形をしていた銃弾がどんどんと大きくなり、拳サイズの楕円球が回転しながら空中で静止している。

どうやら成功したようだ。

俺は早速ダークウルフに向かって撃つ。

銃魔法よりは弾速が遅い。

そして、正面から撃った為かダークウルフは避ける。

しかし、驚いたのはここからだった。

回転する楕円球がダークウルフの後ろで静止しているのだ。

そして、ダークウルフが飛び避けて着地した瞬間に追尾し、着地の硬直で動けないダークウルフの体に当たる。

その瞬間ダークウルフの体が跡形もなくなるほど大きな爆発を起こす。

爆発は半径5メートル程で大きく大地をくり抜いていた。

ダークウルフ相手にオーバーキルも良いところだった。

そして、俺は完全誘導弾フルガイドミサイルと名付けた誘導ミサイルを幾らか使っているとさらに分かった事があった。

このミサイルは自分でも操作が可能なのだ。

つまり、相手を単純に殺す為だけではなく、置き型爆弾としても使える。

問題は高威力過ぎることだけだったのだが、それも込める魔力量を抑えればどうにかなるようだった。

3時間ほど完全誘導弾フルガイドミサイルを使い、魔物達を殲滅した後、あたりに魔物の気配がなくなったので休憩がてらステータスを見る事にした。




名前 : ソラ・サトミ


レベル : 18


MP : 423/126

力 : 106

敏捷 : 284

知力 : 78

魔法力 : 408

運 : 0


スキル

隠密LV9

暗殺LV12

耐毒LV5

耐痛LV8


固有スキル

読解


魔法

炎魔法LV3 ↑

白魔法LV1 NEW!


固有魔法

銃魔法LV5 ↑

時空魔法LV3 ↑



ステータスが物凄く上がっていた。

特に魔法力。

多分魔法で倒していくごとに上がるのだろう。

その為前見た時から倍以上になっている。

そして、今まで上がってこなかった時空魔法が上がっている。

白魔法はマリーの白魔法を見たから『読解』で覚えたのだろう。

とりあえず時空魔法のLV3で何ができるのかを試していく。

色々試していくが、何も起きない。

もしかしたらMPが足りないのかもしれない。

時空魔法はいつもMPを沢山使用してきたので今回は足りなかったのかもしれない。

待つのも面倒なので他の魔法も試して見る事にする。

炎魔法は『ファイヤーボール』が出せるようになっていた。

もしかしたら、マリーの家を襲った奴らの魔法を見た事で『読解』が読み取ったのかもしれない。

そうだとすると、『読解』は魔法のLVさえも複製してしまうのかもれない。

とんだとんでもスキルだ。

そして、銃魔法は射程が極端に伸びた。

今までは100mほどだったが、今回は1000m以上飛んでいるようだ。

迷宮の中なのでよくはわからないが、それでも物凄く射程が伸びたことは確かだ。

これならスナイパーライフルと同じ使い方ができる。

俺は銃では一番スナイパーライフルが得意だった為、少し嬉しい。

俺はスキルLVの上がった銃魔法を使いながら迷宮の敵を倒して宿に帰る。

宿に着く頃には日が昇り始めており、これから2時間ほど仮眠を取ることにした。


「ソ……。……ラ。……お……て。」


声が聞こえる。

そして、人の気配がしたので目を覚ます。

すると、マリーが俺の部屋にいた。


「マリー、どうした?」

「どうした?って起こしにきたのよ。」

「そうか。ありがとう。」


どうやら、マリーは早起きらしい。

俺はまだ1時間しか寝ていなかった。

そして、マリーと宿の食堂に行く。


「あんた達。朝食はいるかい?」


宿のおばさんが聞いてくる。


「はい。お願いします。」

「私もお願いします。」

「よし、わかった。席について待ってな!」


元気なおばさんだった。

しばらく待っていると、おばさんが料理を持ってくる。

パンと水だった。

そして、おばさんが去った後マリーが話しかけてくる。


「ソラ、それで足りる?」

「ああ。それより、マリーは足りてるか?足りないなら俺のをやるぞ?」

「いいえ、私のは大丈夫よ。今日はどうするの?」

「俺はちょっと朝は用事があるから、マリーは朝は好きにしていい。」

「用事?」

「ああ、ちょっと街を散策しておきたくてな。」

「私もついて行っちゃダメ?」

「他にも行くところがあるからそれが終わってからならいいぞ。」

「そう?じゃあ頼もうかな。服も欲しいし。」

「あんまり高いものは要求しないでくれよ。」


そして、食事を終えた俺はマリーを宿で待たせて冒険者ギルドに向かった。


「おはようございます。ソラさん。」

「おはようございます。ミーシャさん。素材を買い取ってもらっていいですか?」

「え?でも、昨日買い取りましたよ?」


俺は黙って素材の入った袋を置く。

中身はゴブリンの爪とダークウルフの毛皮だ。


「またこんなに取ってきたんですか?いつの間に?」

「ちょっと朝、早く家を出て迷宮に行ってきたんですよ。」

「そうですか。でも、昨日もあんなに狩られたばかりなのに……」

「マリーが待っているので、今日は急ぎでお願いします。」

「え?あ、はい。」


ミーシャさんが奥に入って行って数分後、戻ってきた。


「はい、では金貨1枚と銀貨2枚と銅貨25枚になります。」

「こんなに貰えるんですか?」

「普通はこんなにでは無いのですが。ダークウルフの毛皮は人気なんですけど、低ランクの迷宮にでるせいで上手に狩れる人が少なくて。ですが、ソラさんの毛皮は全て上級品なので高くなったんですよ。ソラさんよくこんなことできますね。」

「少し狩が上手いだけですよ。」


(それだけでここまでにはなりませんよ。)


ミーシャは内心思っていた。


「ミーシャさん。ありがとうございました。マリーを待たせてるんでもう行きますね。」

「はい。またお越しください。」


俺は宿にマリーを迎えに行った。

新魔法です。

正直ネーミングセンスのかけらもないのでそこには目を瞑ってください。

次回の投稿は火曜から木曜の間になると思います。

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