30/30
夢のストロベリー
アコギの音色と、紅茶やあま~いお菓子の香りで、意識を獲得する、どうやら今日の夢は休憩日らしい。
目を覚まし辺りを見回すと、咲がいつも通りアコギを弾いていた、いつもは何を弾いているから分からないが、今日のは分かった。
「珍しいな咲が子供向けの曲ひくのは」
「今日はそーゆー気分なんだよ」
キラキラ星を弾き終え、紅茶とお菓子を食べはじめる。
「やっぱりこの部屋の紅茶は美味しいね、蒼が作るのとは大違い」
「わるぅござんしたぁ」
実際この夢のお茶会部屋に来るのは、一度や二度ではない、この部屋の外には出られない、扉には鍵がかかっているし、窓はあるが3階部屋なのだろう地面がかなり離れていて、飛び降りる気分にはならない。
するとヒュゥゥゥと上から風を感じだ、天井が開いていてそこには赤みがかった満月が浮かんでいた。
「赤い満月は嫌な思い出が多いね」
「あぁ熊がゾンビになって暴れるのから逃げるのが一番嫌だったわ」
「私は無限苺地獄だなぁ……顔がキモかった」
満月に見惚れていると虹に包まれる、今日はこれで終わりらしい。
ベットの上で目を覚ます……午前2時ベランダに出るとこちらでも赤い満月に囚われ、朝起きるのが遅れた。




