↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界探索していたらエルフさんと日本に来てしまった件  作者: 尾崎芙美


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
24/25

どうやってドラゴンに戻すか?実験!!

 チュン、チュン、チチチ。朝の小鳥の囀りで目が覚める。『おはようアリエル』『おはよう芙美』すると次の瞬間『おぎゃあああ』エキドナちゃんの泣き叫ぶ声が響き渡る。『おぉ、よしよし。おっぱいが欲しいのね〜』寝ぼけ眼でアリエルがお乳を与える。その横で俺は朝御飯の準備。ランチパックシリーズのカレーとキーマカレーを取り出す。『さっ食べよっか。アリエル空けてあげる』とっ、アリエルにカレー味のランチパックを渡す。アリエルはお乳をあげながらパクリと食べ始めた『四方が完全に閉じられているため、一口かじるまで中に何が入っているか分かりませんでしたが、かじった瞬間に口の中に広がる、日本のコク深いマイルドなカレーの味にとろけそうな感じがします』続いてキーマカレー味を渡す。『先程のカレー味に比べて、キーマカレーは水分が少なく挽き肉がギッシリ詰まっています。一口噛んだ瞬間に広がる肉のジューシーさと、玉ねぎの甘み、奥深いスパイスのコクに、大満足です』2人して『ごちそうさま』を言う。さぁ研究室へ行くわよ。『さて今日は明日がお休みと言う事もあって実験するわよ。昨日の出来事から半日世話した種族に代わる事が分かったわよね?って事は半日放っておけばドラゴンに戻るって事ではなかろうか?でもその間のお乳をどうやって与える事が出来るかしら。土魔法でゴーレムを使役してお乳を与えるしか無さそうね。あとは千里眼で常に見張っておけばオッケーね!』『なにそれ!?完璧過ぎるんだけど!?』早速『土魔法でゴーレムを使役するわよ』アリエルが呪文を唱え始めた。あっと言う間にゴーレムが完成した。『さぁゴーレム。あなたはこの赤ん坊に哺乳瓶でお乳を与えるのよ。分かったかしら?』ゴーレムは大きく頷きエキドナちゃんの近くまで来て座った。『じゃあアタシ達は家に帰るわよ。家に帰って魔力スクリーンに千里眼で部屋の様子を写すから芙美もよく見張ってて』『うん、分かった』そんなこんなでお昼御飯今日の昼飯は麻婆豆腐と白い飯。花椒による舌がビリビリと麻痺する感覚を初めて体験し、『毒でも入っているのか』と焦りますが、次第にその爽やかな香りと刺激がクセになり、『病みつきになる辛さだ』と絶賛するようになります。『旨味のある辛さの発見』ただ激しいだけの辛さではなく、挽き肉の旨味や豆板醤・豆豉の深いコクがベースにあるため、『辛いけれどスプーンが止まらない』という現象が起きます。『ごちそうさまでした』2人して言う。食べ終わった正にその時であってた。画面が急にピカッと光ったかと思ったらエキドナちゃんがドラゴンの赤ん坊に変身しちゃってるではありませんか!?『あっアリエル…これって…』『やっぱりアタシの予想通りだわ。半日放っておけばドラゴンに戻っちゃうのよ。行くわよ芙美!』『えっ!?行くって何処へ?』『決まってるじゃないエキドナちゃんのトコへ行くのよ』『え〜っ、ドラゴンに戻ってるのに?危ないよ』『危なくても放っとけないでしょ!』『まぁ確かに…』2人で急いで研究室へ行く。バーンとドアを開けた。ドラゴンの赤ん坊とは言え結構な大きさだった。ドラゴンの赤ん坊が泣き叫ぶ。口からは火のようなモノも吐き始めている。『ど、どうしようコレ』『最悪は切るしか無いわね。出来ればそんな事したくないけど…』ドラゴンの赤ん坊がこちらと目が合った。その瞬間であった。ピカッと光ったかと思いきや、またエルフ族の可愛い赤ん坊に変身したではありませんか!?『おゃあ?どう言う事だ?』『どうやらこのドラゴン赤ん坊とは言え世話してくれる相手を見極める能力があるようね。年頃の女性をみたらその種族に変身しちゃって…。まぁ何と言うか…出来る娘ね』『出来る娘?どう言う事?』『え〜と。つまりアレよ。年頃の女性が近くにいたら面倒見させるためにその女性と同じ種族に変身出来るって感じ』『へぇ~、賢いね』『まぁ何と言うか…。こんな事、どのドラゴンの文献にも書いてなかったわ。素晴らしいわ。論文の良いネタだわ!』そっかそう言えばアリエルは大学教授だった。論文書かなきゃいけないのか。大変だな。等と考えてるうちにゴーレムを解除して千里眼も解いた。そうして泣き叫ぶエキドナちゃんにお乳を与え始めた。するとお腹いっぱいになったのか、寝てしまった。アリエルがそっとソファに置く。『ふぅ~。疲れちゃうわね。でも良かったわ。ドラゴンに戻る条件が分かって。半日放置でドラゴン化するのね』『そうみたいだね』『最初は芙美に頼もうかと思ったけど、最初からこのやり方で良かったわね。ゴメンなさいね』『いや、良いよ。そんな事であやまらんでくれ』そうこうしてるうちに夕御飯の時間となった。時刻は1730時である。『じゃあちっと遅くなったけど夕御飯にしよっか』そう言って回鍋肉をだす。『いっただきま~す』2人して言う。『この濃厚なソースは最高のご飯の友です』甜麺醤テンメンジャンや豆味噌をベースにした、日本の回鍋肉特有のコク深い甘辛い味付けは、異世界の人にとってストライクゾーンのド真ん中。一口食べた瞬間に『めちゃくちゃ美味しい!』と笑顔になります。お肉のジューシーさ。豚バラポークベリーの脂身の旨味と、濃厚なタレが絡み合ったジューシーさに大満足します。食感への驚き。キャベツのシャキシャキ感、野菜がこんなに美味しく食べられるなんて!異世界の炒め物や煮込み料理では、野菜をクタクタになるまで加熱することが多いです。そのため、強火でサッと炒められたキャベツの芯までシャキシャキした絶妙な歯ごたえと野菜本来の甘みが残っていることに新鮮な技術力を感じて驚いています。お肉と野菜のボリューム感。お肉だけでなく、大きめにカットされたキャベツやピーマンがゴロゴロ入っているため、ヘルシーでありながらしっかりお腹にたまる満足感が高く評価されます。白米との相性の良さに感動タレをバウンドさせたご飯が本体麻婆豆腐と同様に、味が濃いため『これは絶対に白米が必要です』とすぐに気づきます。お肉やキャベツをご飯にワンバウンドさせてタレを染み込ませて食べるスタイルや、そのまま丼のようにして食べる方法を教えると、お箸が止まらなくなります。『ごちそうさまでした』2人して言う。ふぅ~。美味しかった。『どうする?アリエル。もう今日はねちゃおうか?』『そうね。ドラゴン化の秘密も分かった事だし、寝て日本に行きましょうか』その時である。『センパーイ、いますかぁ?』ティタちゃんが入って来た。『センパーイ、アタシお乳出なくなったんですけど』『あら、また興味深い事象が起きたわね。ティタ、あなたエキドナからどの位の間離れてたわけ?』『昨夜から今迄っすよ。で、ついさっきお乳が出なくなりましたんで、先輩に報告がてらこっち来たんすけどね』するとエキドナちゃんが起きてしまった。あぶあぶと笑っているが、ティタちゃんと目が合った次の瞬間、ピカッと光ったかと思ったらティタちゃんが苦しみ始めた。『先輩、アタシお乳が出そうです。ってか出します。エキドナちゃん借りて良いですか?』『どうぞどうぞ。お乳あげてやって』ついこの間迄アタシのお乳だけで育てるなんて言ってた人とは思えないが…。それを言うのは野暮ってもんか…しかしどうしたもんかな。ティタちゃんもお乳が出て来たって事は情が入るって事だよな。母親が2人ってか。なんもないと良いけど…。そう言ってるうちにティタちゃんがエキドナちゃんにお乳を与え終わった。アリエルにエキドナちゃんを渡すとアリエルが『ティタ、今日はもうコレで帰って良いわ。また明日の朝この研究室に来て頂戴』『わっかりましたーセンパーイ』オイオイ大丈夫かぁ~!?『私達も今日はコレでもう帰って寝るからティタも、もう帰りな』『は〜い。わっかりましたー、センパーイ』そして解散した俺達はアリエルの家に到着した。『さっ寝ましょう芙美』『アリエル〜』我慢出来ずアリエルを襲ってしまう俺がいるわけだが、そこはエキドナちゃん、待ってましたとばかりに泣き叫ぶ。『芙美、ゴメンなさい。今日もダメみたい…』『いや、良いよ。分かってたよ。こんな結末』しみじみと思った。エキドナちゃんは分かってると。時刻は1830時現代社会で0630に目が覚めるはずである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。