水曜日、駆け足の速い奴とアリエルの外出
ピピピピピッ、いつものアラームで目が覚める。『うーんっ、おはようアリエル』『ふぁ~あ、おはよう芙美』洗顔と歯磨きを済ませていつものルーティンとなってるお茶漬けのモト選びだ。今日は鯛の茶漬けだ。なんだかいかにも高級そうな感じがして、食べるのを躊躇っていたが、今日とうとう食べる事にした。どんな味か俺も楽しみな一品だ。鯛の旨味が凝縮されただし粉末、あられ、海苔、そして乾燥させた小さな鯛の身が入っている。作り方は至って簡単でご飯にさらさらとかけて、お湯を注ぐだけで完成。味の特徴としては 鯛の出汁がしっかり効いた上品な塩味が特徴で、夜食や朝食にぴったりの軽やかさである。アリエルの鯛茶漬けを食べた感想は、主に以下のような反応を見せていました。
まずは熱々のお湯をかけることで身が白く変わる(霜降り状態になる)様子に目を輝かせます。一口で二度美味しい日本独自の食文化に、エルフ大学教授としての探求心も相まって深く感銘を受けています。
〜出汁(Dashi)の奥深さに衝撃〜
異世界にはない出汁の繊細で複雑な旨味に驚愕します。単なるお湯ではなく、魚介や昆布の旨味が凝縮されたスープがご飯と融合する体験を、『魔法のよう』だと絶賛しています。
〜サラサラ食べられる食感に夢中〜
カツ丼などのガッツリした料理も好みますが、鯛茶漬けのようなお腹に優しく、かつ贅沢な味わいにも非常に弱いのが彼女の特徴です。最後の一滴まで出汁を飲み干し、幸せそうな表情を浮かべるのがアリエルの反応です。
彼女にとって日本の食文化は、異世界の過酷な冒険から解放される最高のご褒美であり、鯛茶漬けはその中でも特に繊細な日本人の心を感じる料理として位置付けられていた様です。
そんなこんなで『ごちそうさまでした』を二人して言う。食器を下げると『アタシが洗うから、芙美はもう着替えて来て』と家事を率先してやってくれる。あぁ、ありがたや、ありがたや。ゆっくり着替えていると、もう0730だ!マズイ。アリエルもう行かなきゃなんねぇから。お昼御飯はまた適当に食べといて、何なら外出して食べに行っても良いから。カード渡しとくね。あと現金も少々。そう言って1000円札を何枚か渡す。ついでに小銭も全部渡してしまった。『今日も早めに帰って来るから、待っててね〜!』言うなり官舎のドアを勢い良く開けて出て行く。良し今日も隣の奥様はいない。階段を一気に地上階までおりて、駐屯地へ。そして中隊幹部室へ顔をだす。『おはようございまーす』小隊長達が挨拶をしてくれる。石原3尉の姿は無い。『石原3尉から連絡があって今日も引き続き体調不良らしいのでお休みさせて下さいってさ』『はぁ、分かりました。大丈夫ですかね?』第1小隊長の小笠原3尉が言う。『うん、ちょっと長引きそうな感じかな?でも大丈夫だろ!』根拠のない大丈夫だろを言ってしまった。中隊事務室の運用訓練幹部席に着く。『皆、聞いてくれ。石原3尉だが、今日も引き続き体調不良なのでお休みさせて下さいってさ』『ふぁーい』特に誰も気にしてない。まだ2日目だからかな。これが3日目、4日目となったら怪しむ奴も現れるだろうが。『第3小隊の連中にも伝えておいてくれ』『は~い、分っかりました』敦賀1曹が内線電話で第3小隊へ連絡をとってくれる。一応、石原3尉にも知らせておくか。「石原3尉へ。今日も引き続き体調不良でお休みさせて下さいって連絡があったって事にしてるから。しっかり休んで早く元気になってくれよ」送信っと。シグナルと言うアプリである。通信の秘匿性が高いと自衛隊界隈では人気のアプリだ。あぁ、そうだ中隊長に言わなくちゃ、テレビは丁度、昨日の巨人戦を報道する。昨日はなんと大量得点での勝利。日本シリーズ優勝へあと一つとなった。よっしゃ、今日も機嫌が良いぞ!中隊長室へ飛び込む。『尾崎1尉、入ります』『おぅ、何だ?』既に機嫌が良い。『石原3尉なんですが、今日も引き続き体調不良だそうでお休みさせます』『おぅ、わかったよぅ』機嫌が良いって素晴らしい。『午前中に私の方で石原3尉の官舎に見舞いに行って来たいと思います』『おぅ、わかったよぅ。頼むなぁ』『はいっ!尾崎1尉は要件終わり帰ります』中隊長への報告も済んだし。しっかし、今年のプロ野球は遅くまでやってんなぁ。11月も終わろうとしてんのに。大混戦のセ・リーグはクライマックスシリーズが最終戦までもつれにもつれ込んだせいで、日数を消費してしまい、挙句日本シリーズも3勝3敗3引分までもつれ込むもんだからもうどっちが勝つか分かんない昨日、巨人が3勝目をもぎ取ったから今日が事実上の決勝戦なのだが、引分試合も多くてどうなるか分かんない。俺の心の平安の為にも是非とも巨人に勝って貰いたいのだが…。まぁ良い。朝礼だ。本日の訓練予定を説明した後、朝礼が終わり、石原3尉の官舎に向かう事に。先任も誘うかな?『先任!俺、今から石原3尉の官舎に御見舞いに行くっすけど先任も行きますか?』『いや、私は遠慮しておきます。私まで一緒に行ったら中隊の隊員に怪しまれると思うんで。運幹お一人でどうぞ』と、確かにそうだな。中隊の隊員からしたら運幹と先任が一緒に行ったら怪しいか。良しっ、じゃあ一人だけど行ってくっか。石原3尉の官舎、3号棟の303号室に到着した。ピンポーン、『お~いっ、石原3尉、俺だ。尾崎1尉だ。開けてくれぃ』反応が無い。おっかしいなぁ?いる筈なんだけど…。ドアノブをガチャリと回す。すると鍵が掛かっておらず開いてしまった。不用心だなぁ。大丈夫かぁ?『尾崎1尉入りまーす』小声でいうなり、リビングへ。そこから和室へと目をやると、いない。何処だ?何処にいるんだ?とその時である。ベランダから洗濯籠を持った石原3尉が現れた。『わっ!ビックリしたぁ!』『あれ、尾崎1尉じゃないですか』『あれ、じゃないよ。ビックリしたなぁ、もぅ。その感じを観るともう大丈夫そうだね』『えぇ、お陰様で。休んでいると気持ちが楽になるんです』『そりゃあ、良かった。いやぁ~、昨日来た時はどうなるかと思ったけど。結局何がキッカケでそこまで回復したんだい?』『やっぱ運幹が来年のレンジャー課程に行かしてくれるって言ってくれたのがデカイですね。あとは無理に病院とか言われなかったのもデカイっす』『ふーん、そうかぁ。そりゃ良かった』そんなもんなんだな。結局人の悩みなんて誰も気にしてない事だからな。俺の何気ない一言で救われたんなら、それはそれで良っか。そこまで回復してんなら明日来れるんじゃねぇか?いや、でも昨日休めって言ったばっかで、もう出勤しろはキツイかなぁ?と、アレコレ悩んでいるうちに、石原3尉が腕立てを始めた。『ふんっふっふんっ』『お~い、どうしたんだよ急に!?』『コレやっとかないと来年のレンジャー課程卒業できないっすからね』『ふっふんっふっ』運幹を横目に腕立ては続く。『なぁ、石原3尉。もしかしたら、明日から出勤大丈夫かい?』腕立てがピタッと止まる『運幹、それは困ります。まだまだ心の準備が出来てないです。予定通り今週いっぱい休ませて下さい』と、意外な返事。『おっ、おぅ分かった。じゃあ明日も引き続き体調不良って連絡きたからお休みするって中隊には言っておくから』『ありがとうございます!』再び腕立て伏せを始めると『そろそろお暇しようかな』っと言うなり官舎を出ようとしたその時である。『運幹』石原3尉が呼びとめる。『ん?なんだ?』『あの色々と我儘言ってスイマセン、絶対に月曜日には復帰してみせますんで宜しくお願いします』『あぁ、なんだそんな事か。良いよ。気にしないで。誰も石原3尉の事なんか良い意味で気にしてないから』『そうですね』ハッハッハ。二人して笑う。そこまで言うと官舎を出た。中隊に帰って来ると午前中は昨日に引き続き石原3尉に想いを馳せていたら、パッパカパッパ、パッパッパッパッ、バーバッバッパッパッパッ…昼飯のラッパがなる。時間が経つのが早いなぁ。もう午前中終わりか。一人幹部食堂へ向かう。今日のメニューは八宝菜に餃子、卵スープに御飯、デザートに胡麻団子とボリューミーな内容。『いっただっきまーす』まずは八宝菜から。ウズラの卵もちゃんと入ってて良い感じ、美味しい。餃子も美味しいし、卵スープが温まる。最後の胡麻団子が美味しかった。『ごちそうさまでした』いやぁ、今日もアタリだったなぁ。食後の珈琲が飲みたいなぁ。思いながら中隊事務室に帰って来た。すると岡本士長が待ってましたとばかりに食後の珈琲を淹れてくれた。『ゲイシャ珈琲美味しい!』最高の昼休みだぜ!飯は美味しいし、食後の珈琲がまた美味しい。小さな幸せが続くとこんなにも気分が良いのか。昨日の巨人戦の勝利から始まって中隊長のご機嫌が良い事、昼飯が美味しかった事、岡本士長の淹れてくれた珈琲がまた美味しい事。今日は良い1日になりそうだな、午後からも。昼休みが終わって午後からは事務作業をした。割合、はかどった。1500時からの体育訓練は今日もビルドアップ走(Build up Run)だ。嫌だなぁ。しかも今日は1㌔〜3㌔までが㌔5分ペース、4㌔〜6㌔までが㌔4分30秒ペース、最後の7㌔〜10㌔までが㌔4分ペースで走ると言う。昨日の訓練での設定タイムが崩されたのが原因なんだろう。俺が悪いのか?まぁ良い。今日は気合入れて走らないといけないって事が分かった。当初、入りの1㌔〜3㌔の㌔5分ペースではまだ話せる余裕があったので石破士長に一方的に話しかけた。が4㌔〜6㌔の㌔4分30秒ペースでは、話す余裕がなくなって、最後の7㌔〜10㌔の㌔4分ペースではペースメーカーについて走るので精一杯だった。しかも今日は俺が先頭を走れず、陸士達が先頭を切って走っている。その中でもピカイチなのが藤村士長だ。3000走を9分台前半で走る彼に追いつこうとするのがそもそも無理な話である。昨日と打って変わって陸士達が先頭を切って走っている。年食った運幹などどこ吹く風と先頭を切って走っていく彼ら陸士達に頼もしさを感じる。10㌔を走り終えて藤村士長に話かける。『いやぁ、早いなぁ。全然追い付かんかったよ!』『いやぁ、そんな事ないっす』『いやぁ、早い早い。これからも頑張ってくれよ』『はい、ありがとうございます』すると遅れて走ってきた石破士長に声をかけられる。『運幹、今日は先頭切って走らせませんでしたよ。藤村とか他の早い奴らも体育訓練に参加させましたから』『いやぁ、早いなぁ。あいつら。全然追い付かんかったわ』『でしょう!?』石破士長の得意げな話にあわせる。それにしても流石は陸士達、若いだけあって皆走るのが早い。いやぁ、いい刺激を貰った。こうして体育訓練は終わったのでそのまま終礼に移行する。パッパッパッパッカパー、パーパーパパー、パーパーパパ、パーパパパッパッパッパッパーパーパパー…国旗降下のラッパが鳴る。あぁ、今日も1日が終わった。
一方その頃アリエルは、午前中は大人しく日本語の勉強をしていたものの、芙美から渡された現金とカードが気になって仕方無い様子。『これさえあれば、日本のお店で買い物が出来るのよね?』覚えた日本語も試してみたいし、外出するっきゃないでしょ。耳隠しのニット帽を被っていざ外出!まずはお昼御飯ね。もう1100時だから、美味しいランチが食べたいわ。とりあえず市ヶ谷駅に行けば何かしらあるかしら?と、市ヶ谷駅方向に向かって歩く。すると途中でNo.4という店を通りすがる。『何かしら?このお店…凄く良さそうじゃない!?』オシャレなお店を見つけたエルフさん。高くは無いわよね?入ってみましょう。『
いらっしゃいませ何名様ですか?』『ナンメイサマデスカ?』あぁ、何名で来てるかって事ね。『イチメイデス』『こちらの席へどうぞ』『ハイ、ワカリマシタ…』何とか日本語が通じてるわね。『メニューになります』メニューを渡され、よんでみる。すると『さくらフレンチトースト?本日のスープ、ミニサラダ、パンのセット?』よく分かんないだけど。聞くのもなんだか恥ずかしくて、『スイマセン、本日のスープ、ミニサラダ、パンのセットをクダサイ』と、何となくイメージ出来るモノを頼んだ。お値段も1680円とこのお店の中ではお手頃な価格となっている事も重要だ。カードがあるとは言え、余り贅沢も出来ないわよね。『かしこまりました。御飲み物はどうなさいますか?』聞かれて一瞬固まった。『オノミモノ?あぁドリンクって事ね。じゃあ…』ドリンクメニューをみたが何が何やらよく分かんない。仕方無しに一番上に書かれている『コーヒーヲオネガイシマス』と無難な注文をした。『ふぅ~。これでとりあえず注文は出来たわね!』それにしても日本語が違うわ。特にメニューに書かれている見た事のない文字が気になるわ。アリエルが気になる文字はアルファベットであった。確かにアルファベットは全くと言って良い程勉強して無いので、こんなオシャレなカフェで注文しようとすると読めない文字に苦戦するのであった。『あとで芙美に聞かなくっちゃだわ』実践的な日本語の課題も見えて来たエルフさんでした。そうこうしてるうちに注文してた物が来た。『は~い、こちら本日のスープ、ミニサラダ、パンのセットになります。コーヒーは今お持ちしますね』そう言われてコーヒーも持って来て貰った。いやぁ、オシャレで美味しそうだわ。『いっただっきまーす』まずはミニサラダからパクリ。う〜ん、美味しい。このドレッシングは何かしら凄く美味しいわ。続いてパンとスープを食べる。こちらも美味しいわ。言う事無しね。あっと言う間に完食したアリエル。食後のコーヒーを飲んでいると、このお店はアルコール類も充実しているのね!今度は夜に芙美と来てみましょう。穴場的な良い店を発見したアリエル。満足顔で店を後にするのでした。『ありがとうございました〜!』『イエイエ、コチラコソアリガトーゴザイマシタ』しなくても良い返事をしてしまうのも、まだまだ日本語に慣れていないアリエルなのでした。
さて外出してオシャレなお店も見つけたエルフさんでしたが、長居は無用とばかりにサッサと家に帰って来ました。さーて、『今日の日本語の実践を復習しましょう!』と午後いっぱい日本語の勉強に精を出すエルフさんなのでした。
一方その頃、芙美はと言うと、戦闘服に着替え終わって、『じゃあ、俺帰るけど何もないよね?』と中隊事務室に語りかけ『無ーし』の返事を聞くやいなや今日も17時ポン(5時ポン)をする。帰り道スーパーに寄って今日の晩御飯と明日の朝昼晩御飯を物色する。今日の晩御飯はどうしようかな?一人悩む。すると冷凍食品コーナーでエビフライが目に止まったので、今日の晩御飯はエビフライにする事にした。付け合わせ用のキャベツとポテトサラダ、ナポリタンも買い物籠の中に入れる。明日の朝御飯はパンコーナーでランチパックシリーズ。今回は、メンチカツ、ハムカツのガッツリ系にした。朝から重たいかなぁ?まぁアリエルまだ若いから大丈夫だろ!若いと言っても323歳な訳だけど。でも人間で言うと32歳って事だからな。俺よりは若い訳だ。俺が36歳でまだ朝からメンチカツ、ハムカツを食えるから大丈夫だろ。そんでもって昼御飯と晩御飯選び。野菜炒めと青椒肉絲があったので買い物籠に入れる。例によって白飯は今日炊いて、弁当にして持って行こう。よし決まった。お会計だ。セルフレジでお会計を済ますと官舎に帰って来た。『ただいま〜』『おかえりなさい、芙美。今日はね、外出してオシャレなお店で一人ランチしたのよ。アタシの日本語大分通じたのよ!』褒めて褒めてと言わんばかりのアリエルに『凄いじゃない!大分上達したみたいだね、日本語!』と褒めてやる。『そうでしょう?』
『でもね分からない事も沢山あったの。まずは見た事ない文字があったのだけど…』『それはもしかしてアルファベットの事かい』アリエルが使う勉強用紙にArielと書いてみせる。『そうそうこれ、この文字。何なのこの文字?』『この文字はアルファベットと言って、英語って言うこちらの世界の共通語の様な言語があるんだけど、日本人はほとんど喋れない。ただ、アルファベットはほとんどの人が読めるんだ。だから、アルファベットも勉強した方が良さそうだね』『芙美がそう言うのなら勉強した方が良さそうね』アルファベット表を書いてやる。完成したアルファベット表を渡してやる。勉強しようとするアリエルに『もう夕御飯だから手を洗って来て手伝って』と制する。『分かったわ』少し残念そうにアリエルが言う。『エビフライを揚げるから、アリエルは御飯を炊いてキャベツを千切りにしてくれる?』そう言うとアリエルは御飯を洗い始めた。御飯を炊き、キャベツを千切りにし始めた、その時である。『アリエル、やっぱり千切りは良いよ。お風呂掃除してきてくれる?』と言って止めさせた。包丁使いが余りにも危なかった為である。『分かったわ』アリエルもそう思ってたのか割と素直に応じてくれた。エビフライを揚げてキャベツを千切りにして、付け合わせのポテトサラダとナポリタンを用意する。お皿の半分に千切りキャベツを敷き、その上に特大エビフライを2〜3本。空いたスペースにポテトサラダを一盛りし、エビフライの裏にナポリタンを忍ばせると、ボリューム満点の大人のお子様ランチ風になりました。夕御飯の準備が出来た所で、お風呂掃除も終わって帰って来たアリエルに席に着く様に促す。『いっただっきまーす』二人して言う。
〜サクサクの音に感動〜
食べた瞬間に鳴る『サクッ』という心地よい音に驚き、異世界にはない調理技術の高さに感動します。
〜プリプリの食感〜
衣のサクサク感と、中のエビの身の弾力(プリプリ感)のコントラストに目を輝かせます。
〜タルタルソースへの衝撃〜
卵やマヨネーズを使った濃厚なタルタルソースの味を知り、『こんなに美味しいソースがあるなんて』と夢中になります。
〜夢心地の表情〜
芙美が作る料理(または日本で外食する料理)のクオリティに、疲れも忘れてしまうほど幸せな気分に浸ります。
彼女にとって日本の料理は、魔力や魔法とは別の「科学と技術による魔法」のような驚きとして位置付けられています』
『所で昨日の質問の答えなんだけど』
『「っ」という促音の後では「ポン」
「ん」という撥音の後では「ボン」という濁音
その他の「清音」の後では 「ホン」となる。
これは 発音のしやすさから自然にそうなったもので
ある。
「ポン」は 1・6・10の他に 8を「ハッ」と発音する
時
「ボン」は 3の他に 4を「ヨン」と発音する時
「ホン」は 2・5・7・9の他に 4を「シ」、6を「ロ
ク」、8を「ハチ」と発音する時にそうなる』
『なんだけど、この回答で納得してくれるかな?』『そうだったのね。規則性があって安心したわ。ありがとう、芙美』スマホで調べたんだけどね…。まぁ良かったよ。納得してくれて。そうこうしてるうちに『ごちそうさまでした』を二人して言う。食器を下げると洗い物はアリエルが買って出てくれたので、俺は明日のお弁当作りに集中する。野菜炒めと青椒肉絲を白飯と一緒に弁当箱に詰めて枕元に置いておく。弁当作りが終わったらお風呂の時間。時刻は1930時。ラブラブな小一時間の始まりだ。アリエルと一緒に洗いっこして今日もエッチして出て来る。はぁ〜っ気持ち良かった。最近お風呂エッチが主流になって来出るんだが、たまにはベッドでエッチしたいそんな事を考えつつ、眠りに着く時刻は2030時。向こうの世界て0830時に目が覚めるはずである。




