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雑巾野球

女の子には優しくしなさい!

弱い者虐めをしてはいけない!

年寄りには親切にしなさい!

それが、リン一族の家訓だった。



リンの家は、かなり古くから続く武士の家で、豊かな田んぼと森と湖を所有する田舎の名家だったが…リンの祖父母が家を継ぐのが嫌で都会に出てしまった為。



家訓だけ引き継いで暮らしていた。



リンの従兄弟達も、同じように言われていたので、リンは疑いもせず、それを信じていたから。自分から喧嘩を売るような事は、まず無かったが…売られれば、きちんと?買った(^_^;)




ジャッキー・チェンが好きだったので、ヒット&アウェイ&何でも武器にしろ、で意外に強かった。



戦場の極意だよな。




『喰らえ、リン』

リンに向かって、雑巾を投げ付けたKは、リンが咄嗟に、一メートルある教室用の定規を引き抜き、跳ねかえしたのを見て言った。

『生意気だぞ、リン!これでも喰らえ』


Kはしつこく、教室中にある雑巾を投げ付けたが…ことごとく定規で跳ねかえされた。


『まだやる気?』

『『おぉ、リン恰好いい』』







翌日の掃除の時間…男子の何人かが、定規で雑巾を打つ。定規野球を興じていた事は、僕らだけの秘密なのである。




その後、担任が

『あれ?この定規ヒビが入ってるぞ?』


と言っていたのも秘密なのである。









担任が

『あれ?この定規ヒビが入ってるぞ?』


と言っていたのも秘密なのである。




















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