表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルビトリウム  作者: 新条満留
第六章 旅立ち
PR
90/492

険道

険道


 仙獣族の地は人族の地から南西の辺境に位置していた。そこまでの行程は険しい山岳地帯を幾つも越えて行かなければならなかった。途中には高い崖に挟まれた長い谷間があり、そこで敵の伏兵に待ち伏せされたら一溜まりもない危険地帯だった。また安獣城は高原にあるためそこに至るには道らしい道のない険しい崖をよじ登るしかなく輜重隊しちょうたいなど物資運搬が最も困難な場所であった。

 安獣城のある高原は『嘆きの高原』と呼ばれておりかつてそこで天界の獣、つまり『天獣』たちが激しく争い合ったという伝説があった。天獣たちの争いは誰も止められず、それは天獣たちの主である『天賢』様が地上に降りて来て止めに入るまで続いたという。そしてその生き残りの獣たちの中で天界に戻らずに地上に残った者たちが仙獣族と妖獣族に分岐したという。

 人族の派遣軍は白仙城を出発すると最短ルートを取った。迂回して行けば比較的平坦な道程になるが、事態は急を要しているために険しい山道が続く近道を選んだ。

 そして今、部隊は最も危険とされる『千眼せんげん峡谷』に差し掛かろうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ