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アルビトリウム  作者: 新条満留
第二章 アルビトリウムへ
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過去

過去

 

 『アルビトリウム』、そこは自然豊かな光溢れる世界。そこには人間以外にも多くの種族が住んでるの。あなたは『人族』という種族に属する戦士だった。そして香は『人族』の魔道士、遥は『エルフ族』の精霊だったの。そこには他にも『仙獣族』や『水獣族』といった種族もいるわ。これらの種族はそれぞれ本拠となる城塞を持って共存してるの。

 でも『アルビトリウム』に危機が訪れた。それは『妖獣族』という西にある砂漠を本拠とした種族が東に押し寄せて来たから。彼らは数も多く強大な力を持つ者たちよ。

 ある時期から妖獣たちは他の種族の住む土地を攻め荒らし始め、それら種族は協力して妖獣族と決戦を繰り広げることになった。あなたはその戦いに参加したとても強い戦士だったの。

 そして、あなたは味方の敗勢を見て単身で敵に向かって行ったわ。でも、とても一人で勝てるような敵ではなかった。敵は何万もいるのにあなたは一人でその群れの中に突入して行った。ところがあなたは満身傷だらけになりながら善戦していた。しかし戦いの中であなたは『マテリア』へ通じる『月の扉』に落ち込んでしまったの。そして『クラヴィス』を持っていなかったあなたは『アルビトリウム』に帰ることができず、そこへ帰るためにこの『マテリア』で人間として一生を送ることに決めた。

 あなたは力を使ってこの町の本条家に新しい命が宿っていることを見つけて、その命に融合することに決めたの。そうしてあなたはその存在の全てを失い、今ここにこうしている。

 そして香と遥もあなたを追ってこの『マテリア』にやって来た。でも、あなたが既に本条家に宿ってしまったことを知って、本条家に最も近い場所の新しい命を探した。それが桜木家に宿った双子の姉妹だった。彼女らはあなたとこの『マテリア』で出会えることを願ってそこに融合したの。

 これがあなたと桜木姉妹がここに来ることになった経緯よ。

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