第六十九話 冒険家ギルド
皆さんに嬉しいご報告です
なんと昨日ついに日間ではありますが異世界、ファンタジーのランキング(100以内)の中に載りました!(о´∀`о)
96位でしたが、やはり激戦区だったので嬉しかったです( ;∀;)
読者様の皆さん、本当ありがとうございました
受付嬢の姉ちゃんに出された条件をクリアし、一度は断られた冒険家ギルドにもう一度加入するためやってきた俺たち。だが、またケンジは冒険家ギルドへの加入を断れてしまった。
「で、でも僕!お姉さんの言う通り、ちゃんと……!」
「子供にはやっぱり、ギルドへの加入は許可はできないわ」
「そ、そんな……!」
「おいおい!それじゃ話が違うだろ、姉ちゃん」
本当はでしゃばる気はなかったのだが、だからと言ってこのまま黙って話を聞いてるわけにもいかず俺も二人の会話に割り込んでいった。
「貴方は?」
「俺は……その、えっと、こいつの……“保護者”ってところかな?」
「わぁ……!」
クールビューティである受付嬢の姉ちゃんに聞かれ俺は咄嗟にそう答え、ケンジのプラチナホワイトの髪にポンッと軽く手を置く。
うん、おれ嘘はついてないはず。ただちょっと言葉を濁しただけ。
「なら、その『保護者』というのならば何故貴方こそ、この子を止めてあげないのですか?」
「えっ……」
「これはごっこや遊びではないんですよ?」
ぱっちりしていて綺麗な瞳だが、その視線はまるで鷹のように鋭く、射るように俺を見る。美人なだけにより怖さが増す。だが、俺たちもここで引き返すわけにもいかないので負けじと言い返した。
「で、でも!それでもこいつはちゃんとあんたに出された『聖霊王祭で3位以内に入る』って言う約束を果たしたはずだ……!それについてはどうでもいいのかよ」
「それは……あくまで“ご検討”させて頂くと申しただけです。必ずしもとは明確には申してはいません」
「なっ……!」
顔色一つ変えず淡々と冷静な口調でそう言葉を並べる受付嬢の姉ちゃん。そんなのってありかよ……。
「冒険家ギルドに入り、一度その道の身を投じた者はクエストやダンジョンで常に危険が身につきますし、いつどんなことで命を落とすか分からないんです。それに……外には凶暴なモンスターがいっぱい生息しているくらい、子供のこの子より大人の貴方の方がよく分かっているはずでは?」
「うっ……」
痛い所をつつかれ、思わず俺は言葉に詰まってしまう。
「そんな危ないかもしれない道に進むという子供を止めてあげないで保護者を名乗るなんて……片腹痛いですね」
「うぅ……!!」
や、やばい。受付嬢の姉ちゃんが正論過ぎておじさん、何も言い返せないよ……!!
グサグサと受付嬢の姉ちゃんの諭しと厳しい言葉が俺に突き刺さった。
明きからに俺たちの方が劣勢なこの状況。この姉ちゃん、俺がどう言っても頑なにケンジがギルドに入ることに首を縦に振らなさそうだな。うーん、どうしたものか……っと、俺が頭を悩ましてるその時。
「どうしたんだい?皆、そんな怖い顔して」
俺たちの後ろから声をかけてきたのは優しそうな雰囲気を醸し出した紳士風のおじさんであった。
歳は50代か40代ぐらいなのかその割に俺とは違い、しっかりと体は鍛え上げられており、白と鴬色を基調にした質の良さそうなロングコートに身を包み、黒髪と適度に手入れがされた顎髭に掠れたような色をした、ブルーグレーの瞳をした男であった。
「何か揉め事かな?リンダ君?」
「し、室長……」
目の前に立つ人物に初めて顔に驚きの色を見せた“リンダ”と呼ばれた受付嬢の姉ちゃん。
「書類仕事の方はもうよろしいのですか?」
「うん、リンダ君が手伝ってくれたおかげで大分片付いたよ」
穏やかそうな笑みで黒髪の男はリンダさんに頬笑みかける。
「おや……?君は確か……」
謎の紳士風おじさんは自分より遥かに小さいケンジの存在に気づいた。




