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鼠色(ねずみいろ)
鼠色は、暗い灰色です。
別名で、鼠色とも言います。
起源は江戸時代の中期。「奢侈禁止令」のため、藍色、茶色、灰色の3色しか色が使えなかったため、この頃は特に茶色と灰色が流行しました。鼠色は、そのうちの1つです。
灰色との区別は微妙ですが、黄色がかったものが灰色、青みがかったのが鼠色です。この時代たくさんの鼠色が誕生し、四十八茶百鼠と言われるほどでした。実際はもっとたくさん色名があるそう。その中で通常の灰色は素鼠とも呼ばれました。
他に御召鼠も素鼠と同じ色と言われ、十一代将軍徳川家斉がこの色の縮緬御召を好んだことから名がついたそう。
これ以前の灰色は、鈍色と言われていました。
また灰色があるのに鼠色と名付けられたのは、3年に1度は火事にあっていた当時、燃えることを連想する灰は忌み嫌っていたからだそうです。
英名では、もちろんグレイ。
日本の色名では灰色に当たる色です。鼠色も訳語として使われることもありますが、比べると鼠色の方が少し薄いようです。




