8輪目~伝説のアオイさん!!!
1年生は入学してから
部活の準備や掃除を2年生に教えてもらう。
初めて教えていただく当番の日。
2年生のアオイさんに
教えてもらうことになった。
アオイ『じゃ、自分がいつも通りするから覚えてね。』
ミイ『はい。よろしくお願いします。』
一通り教えていただいたあと
アオイ『じゃ、鍵を、、そうそう、閉めて、、
開けとくんやっけ?
…ははは!いつものことやのに、笑。
あ!そうそう、閉める!閉めて、、これでOK!!
じゃあ、、鍵は、、今日は自分が持っとくな(^^)』
ミイ『鍵 閉めていいんですか?』
アオイ『うん!閉めてOK!』
そういって1度お互い教室に戻り
ホームルームが終わってから部室に向かう。
私は掃除当番だったので
少し遅れて部室に向かった。
ノックをして
『失礼します!こんにちはー!』
と言って入ると部室内の空気が
めちゃめちゃ悪い。
3年生の1番怖いシカクさんが
ぶちギレオーラ全開で
ベンチに足を組んで座っている。
目の前にアオイさんが立たされて
蛇に睨まれた蛙みたいに睨み倒されている。
私は自分のロッカーに鞄をいれて
静かに端っこに移動して座ってから
口パクで隣の同期に『どうしたん?』
ってきいたら同期が小さく首を横に振る。
まぁ、後で聞いたらええかと思っていたら
シカク先輩が首と肩を回しながら、、
シカク『アオイ。もう1回聞くで。
部室の鍵は誰が閉めて、誰が持ってるん?』
鍵の話しか。。
アオイ『…ミイが閉めて、鍵も持ってます。』
そうそうそう。私が閉めて鍵も持って、、
…(・・)
…(・д・)
…((( ;゜Д゜)))
ええっー!?うそやろー!?
アオイさんが閉めて鍵持ってるやん!!
私はビックリして頭が真っ白になった。。
さっき満面の笑みで
『鍵 今日は自分が持っとくな(^^)』
『閉めてOK!』
って言うてましたやーん((T_T))
先輩~((T_T))
四角『ミイ?あんたが鍵 閉めて持ってるん?』
ミイ『え!?、、いえ、あの、、
アオイさんが閉められて、、鍵も、、持たれて、、ます。』
四角『…アオイ?ミイは違うって言うてるけど
どっちがホンマなん?』
アオイ『(泣きながら)えっとぉ…
じ、自分が閉めて、、
か、鍵も、、も、持っています(泣)』
と泣きながらポケットから鍵を出した。
四角『何で嘘つくねん!!( ;゜皿゜)ノシ』
といって空のペットボトルを
アオイさんの足元になげつけた。
部室内が一気に凍りついた。。
**************
ミイ『…っていう話しやねんけど、、あれは怖かったわ。』
たぬき『なんやそれ。』
ミイ『高校になってからの恐怖のスタートの話しやな。』
たぬき『せやな。お前のせいにされてるしな。笑』
ミイ『せやで、笑。アオイさん、その後もやらかしてはったわ。』
たぬき『よーやらかしよんな。』
ミイ『なんかな、部員全員で
ユニフォーム揃えて写真撮影する日に
アオイさんだけユニフォーム忘れてきてん。
仕方ないから1人だけ違うユニフォームで
撮るしかないなーって言うてたら
3年生の人がユニフォームが無い!
って騒ぎ出して探したけど見つからずで
違うユニフォームを着て練習場行ったら…
忘れたはずのアオイさんが
サイズ合ってないブカブカの
ユニフォーム着ててん。
アオイさんSサイズやのに
その日はLサイズ着ててん。
でも本人は『自分のです!』
って言い切ってたわ。
次の日3年生の人のロッカーに
アオイさんの体臭付きユニフォームが
丁寧に畳まれて入っててん。
あれはコント見てるみたいやったわ。』
たぬき『リアルコントやな』
9輪目に続く。。