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人生華太郎。と申します。  作者: 人生華太郎。
11/31

10輪目~悪魔から逃げなかった

そんな状態が続いたある日

何人かの親が試合に付き添うことがあった。


電車で移動中に悪魔①と悪魔②の母親が

私に話しかけてくる。


悪魔①の母親『ミイちゃん、

あんたあの子らにいじめられてるんやろー?

そら胃も痛くなるわなー、笑。

かわいそうにぃー、笑。暗い顔して大丈夫?笑』


悪魔②の母親『ほんまやわぁー。』


…私は声が出なかった。


…こんな母親やからあんな悪魔たちが育ったんや。


自分の子供がいじめてることわかってて

自分の子供がいじめてる本人に笑いながら

話しかける神経が理解できない。


それから何日か後の帰りの電車で

悪魔2人が珍しく笑いながら話しかけてきた。


悪魔①『ミイちゃーん。今までいじめてごめんなー(^w^)笑』


悪魔②『嫌がらせしてごめーん(^w^)

反省してるねん(^w^)私ら(^w^)笑』


…あたしはもう限界になり

こっそり集めていたパンフレットを用意して

高校編入の話しを両親にすることにした。


ミイ『高校、編入したいねん。』


母『なんで?理由はなに?』


ミイ『…高校 変わりたいなーって思っただけやねんけどな。』


母『あと1年やで?何かあったん?どないしたん?』


ミイ『…。。』


母『…ミイ?』


父は黙ったまま話しを聞いていた。


ミイ『(涙をこらえながら)…毎朝…駅に向かうとき…自転車のな…ペダルが…重い…。』


全部ではないけれど

主将になってから始まった嫌がらせを

少しずつ話した。


両親は黙って聞いてくれた。。


しかし結果的に高校の編入はしなかった。


話して少し楽になったのか

"負けたらアカン"って思った。

"ちゃんと主将をやりきって卒業する"と決めた。


そう決めてから卒業まで早かった。


卒業式の日に後輩から

『ミイさんが主将で本当によかったです。』

と初めて聞いた。


監督は涙ぐみながら部員の親たちの前で


『ミイは歴代の主将の中で1番の主将でした!

言葉にしなくても私が目をちょっと動かすだけで

私が求める行動をしてくれて本当によくやってくれました。』


と言ってくれたらしい。


母は

『誇らしかったよ。よう頑張ったな。』

と誉めてくれた。


それを聞いてホンマに救われた。

逃げずにやりきってよかった。


悪魔たちは私の選手ランクが

同期の中で下から数えた方が早かったので

実力不足の私が主将になることに

納得できなかった。


悪魔たちは大学や就職に有利になる

主将になりたかった。


監督に

『なんでミイが主将なんですか?私達にやらせてください』

と交渉しにいったけど無理だったらしい。


*********************

たぬき『よう耐えたな。頑張ったやんけ。』


ミイ『あたしよりもっともっと辛い人もおるからな。』


たぬき『せやな…。もっと頑張ってるやつも世の中にはおるな。…わしな、、』




11輪目に続く。。

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