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6.ヘッドライトの海
季節はもう秋で 吹き付ける風は冷たい
日が落ちるのが早くなったなと
遥か彼方まで続く
ヘッドライトを見つめて思う
歩道橋からヘッドライトの海を見下ろす
吐き出す二酸化炭素が
まるで曇天を作り出しているように見える
この列はどこへ向かうのだろう
帰宅ラッシュと言うぐらいなのだから
それぞれの「居場所」に帰るのだろう
仕事帰り 疲弊した会社員にOL
部活帰りの学生の自転車もちらほら
アルバイトやパートの皆も
家路についているんだろう
一つ一つに刻まれている生活
帰れば温かいご飯が待っている
疲弊して何もしたくないとベッドにダイブ
愛犬、愛猫を愛でる
真っ先にシャワーに入る
それぞれの生活がそこにあって
同じものは存在しないのだろう
じゃあ 私の生活は?
幸せだろうか
幸せだっただろうか
暖かかっただろうか
それはきっと過去の出来事
欄干を握る手に力が入る
誰か問題の答えを教えてくれないか
今 私は 幸せなのか
幸せってなんだろ




