表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
King Colours  作者: TEAM,IDR
24/60

第二十三話「あなたはあたしのヒーローよ…」

第二十三話 「あなたはあたしのヒーローよ…」

(主人公 ホワイト2)


ぼくたちは見知らぬ神社の賽銭箱の前に座っていた。その頃にはもうすっかり日が暮れていた。


黄慈「…ぼく、真奈のことが好きだ。」

真奈「え!?何急に…」

黄慈「何度も何度も考えたけど、君なしの人生は想像できない。想像したくない!…君はぼくのことどう思ってる?」

真奈「…………。ねぇ…小学校の時のこと覚えてる?あなたが他の男の子3人にいじめられてるところを止めに入ったことあったでしょ?」

黄慈「覚えてるよ…。忘れないよ、あの日のことは…。」

真奈「あたし、あの時にはもう長く生きられないって知ってたんだ。だから、後悔しないように生きなきゃって思って…。がむしゃらに…半分ヤケクソになってて…。だからあなたを見たときに一切ためらわず助けようとしたのよ? でも、あたしには何もできなくて…その時実はとても絶望していたの…。ああ、あたしは何もできずに死んでいくんだ…って。」

黄慈「……」

真奈「あたしの世界は真っ黒だった。何の希望も無かった。でも、あなたが助けてくれた。あなたがあたしを護ってくれた時、あたしの世界は明るくなったの。こんな世界でもいいことあるんだって思えたの。」

黄慈「あの時、救ってくれたのは君の方だよ…。ぼくは何もできなかった…。今も…。」

真奈はポンとぼくの肩に手を置き、ぼくの口を止める。そして、優しい声で話す。

真奈「卑屈な人になりたいの?あの時のあなたは白馬に乗った王子様に見えたわ。もっと自信を持たなきゃ、もったいないわよ。」

過去の真奈『ふつうになりたいの? あたしはその目、すごくキレイだと思うけどな~。ふつうになったらもったいないよ!』


 夜景と月の薄明りに照らされた、弱弱しくも優しい笑顔に見つめられ、過去の真奈の言葉を思い出す…。ああ…やっぱりぼくは…君に救われたんだ…。

 ぼくは潤ませた瞳を閉じ、少し考えて言った。


黄慈「…今でもぼくは君の王子様かな?」

真奈「もちろん…。」

黄慈「あの日、ぼくが君を救ったのかもしれない。でも、ぼくもあの時君に救われたんだ。ぼくのこの青色の瞳を通して見るこの世界が…こんなにも良いものだって気づかせてくれたのは君なんだ。この眼を「みて」くれたのは君だけだ。親や医者は病気じゃないのか診ただけだった。クラスの皆や先生、街中で会う人は全員、物珍しそうに視ただけだった。この眼を通した先にいるぼくを見てくれたのは君だけだ。だから、これからも一生その視線に応えて、君を見続けたい。これから一生、そばにいてほしい。」

真奈「それって…」

黄慈「結婚してほしい」

ぼくは真っすぐに彼女を見つめて言った。彼女はキョトンとしていたが、すぐに視線をそらして言った。


真奈「…結婚なんてしても、もう何年生きられるのかもわからないんだよ…?」

黄慈「関係ない。残りの時間が何日だろうとぼくは君を一生愛す。」

真奈「もったいないよ…あたし、子どもも産めないし、黄慈くんにバツがついたら…」

黄慈「もったいなくなんかない。君がぼくの全てなんだ。」

真奈「ダメだよ…!…あたしなんかじゃ…あたしなんかよりもいい人なんていっぱいいるよ!」

黄慈「そんなことない!」

真奈「そんなことあるよ!!!」


彼女は今までで一番大きな声を出した。


真奈「あたし…ダメな女なんだよ……うぅ…あたしが黄慈君とずっと一緒に居たのは他の女の子に取られたくなかったから…独り占めにしたんだよ…?もう長く生きられないって知っておきながら…独り占めしたんだぁ…!!…ぐすっ…それだけじゃない…えっちなことさせなかったのも、いい雰囲気になってもキス以上のことができなかったのも、体を見られたくなかったからなの……」

黄慈「……え…?」


真奈はボタンを外し、胸を見せる。


真奈「ほら……嫌でしょ?……手術跡のある…しぼんだおっぱいなんて…何にも興奮しないでしょ…?」

ぼくは何も言えなかった。

真奈はゆっくりと服を戻した。


真奈「…卑怯だよね…あれだけ期待させて…あんなに一緒にいたのに、えっちもさせないなんて…。全部…あたしの我が儘なの……!…一緒に居たい…それだけのために黄慈君を、…巻き込んだんだぁぁぁあああ!うわぁぁぁん!!」


真奈は大声で泣きだした。まるで子どものように…

ぼくはそんな真奈を強く抱きしめた。そう、せずにはいられなかった。


黄慈「我が儘なんかじゃない!卑怯なんかじゃない!ぼくはそんな風に思ったことなんて一度だってない!今の話を聞いたとしても。君といる時間が最高なんだ!ぼくだって君と一緒にいたいんだ!君じゃなきゃ、駄目なんだ!!」

真奈「……うわあぁぁぁん!」


真奈は今までこらえていた様々な感情を吐き出すように泣いた。その間ぼくはずっと真奈を抱きしめていた。


*


真奈「…ぐすっ……ふぅ……」

黄慈「落ち着いた…?」

真奈「…うん。もう大丈夫。 ありがとう。やっぱりあなたはあたしの王子様ね…!」


そして…ぼくらは少し見つめあってからキスをした…。


黄慈「指輪買わなきゃ。バイトして、ぼくのお金でちゃんとプレゼントするから、待ってて。」

真奈「うん。待ってる…。それまで、絶対生きてるから。」


ぼくも、真奈もこの日に気持ちの整理ができたのだと思う。残りの時間を、二人で全力で楽しんでいくと覚悟を決めていた。本人が覚悟を決めれたのもあってか、おばさんも少しは心の整理ができたようだった。


*


真奈は入院することになった。その日が近づいてきたある日、ぼくは真奈の家に行った。


黄慈「これ、プレゼント…。」

真奈「なぁに?薔薇の花束?」

黄慈「指輪は高くて、まだ無理そうだったから代わりに…。いろいろ考えたんだけど、夫婦っぽいプレゼントって花束しか思い浮かばなくて…。どう…かな…?」

真奈「とっても素敵!あたし薔薇の花が好きになっちゃった!ありがとう!うれしい!」

黄慈「よかった…!」


*


真奈は入院した。ぼくはお見舞いに行った。


黄慈「明日お花買ってくるよ。どんなお花がいい?」

真奈「薔薇!薔薇のお花、買ってきて!」

黄慈「薔薇かぁ…あんまり聞いたことないなぁ。あれ?赤色の花は血を連想させるから駄目って聞いたことが…」

真奈「だめー!赤い薔薇じゃなきゃだめなの!」

黄慈「ええ?どうしてそこまで…」

真奈「むぅー。あの時のこと忘れたのー?赤い薔薇、プレゼントしてくれたでしょ?あれすっごいうれしかったのよ。あれから、赤い薔薇を見るとあの時と、あなたのことを思い出すようになって。赤い薔薇があれば、すぐそばにあなたがいるような気がするのよ。」

黄慈「そ、そっか…わかった、君がそこまで言うなら買ってくるよ!」

真奈「あー!今よくわからないって顔したでしょー?」

黄慈「そ、そんなことないよ!」



*



日に日に元気がなくなっていく真奈


黄慈「真奈。新しい薔薇買ってきたよ。」

真奈「ありがとう…。また、飾ってくれる?」

黄慈「もちろん。……体の調子はどう?」

真奈「悪くないわ。食事だってちゃんと食べてるし!」

黄慈「そっか…。……ねぇ、何かやりたいこととかない?元気があるうちにやりたいことはやっておいた方がいいんじゃないかって……」

真奈「……そうねぇ……特に思いつかないかも。」

黄慈「そっか…。」

真奈「最近思うの。大切な人がそばにいてくれるって、ものすごく幸せなことなんだって…。もうそれだけで充分なんだって…最期の時が近づいてきて、ようやく気が付くことができたの…。失いそうにならないと、本当に大切なことには気づかないのかもね…。」

黄慈「……」

真奈「……ごめん、湿っぽくなっちゃったね。あなたは何かやりたいことがあるの?」

黄慈「指輪…まだだったでしょ。それに、結婚式も。少し前に準備はできていたんだけど、こういうのっていつにしたらいいのかわからなくて…。特別な日になるんだから、相談しようかと思って…」

真奈「……そうねぇ…いつがいいかなぁ…。じゃあクリスマスに式を挙げるっていうのはどう?指輪もその時でいいわ!」

黄慈「クリスマス?いいけど、何か理由があるの?」

真奈「あなたのクリスマスが、毎年特別なものになるでしょ?あたしがいなくても幸せな日になるように! それに、ホワイトクリスマスになれば素敵でしょ!あなたがあたしだけのサンタさんになって最高の幸せを届けてちょうだい!楽しみにしてるわよ!」

黄慈「ふふっ…それはいいクリスマスになりそうだ。まだ時間はあるし、楽しみにしててよね!」



*



 結婚式では、ぼくの考える最高の幸せを届けられたと思う。賑やかで…結婚式というよりかは宴会に近くなっちゃったけど、友達のいろいろな見世物をみたり、たくさん話したり、ゲームもやったりで、彼女はとてもいい顔をしていた。あんな笑顔を見たのは久しぶりだった。体には負担だったかもしれないが、とても喜んでいた…。

 式が終わったあと、病院へは戻らず、一日だけ外泊することにした。ぼくと彼女の二人きりの時間だ。人目が付かない場所へ行き、ぼくは前々から考えていたサプライズを決行した。


黄慈「ここまで来れば大丈夫かな。」

真奈「サプライズがあるって言ってたけど何?こんな山奥にまで来て何があるの?」

黄慈「力を貸して!トモちゃん!」

トモ「これは貴様の力だ。許可などいらん。」

真奈「??………!?」

真奈の体がゆっくりと浮き上がる。ぼくは真奈の手を取り、空を飛んだ。


真奈「何コレ!?どうなってんの?あなたがやってるの?」

黄慈「そう、ぼくの力だよ。サプライズってのはこれ。きみにぼくの秘密を知ってもらいたかったんだ。」


山より高く飛び、夜景と星空が一望できる場所へと上昇した。彼女はぼくの手をぎゅっと握り、体を寄せていた。でも、絶景に目を奪われるうちにだんだんと恐怖心もなくなっていった。




黄慈「小学校の頃、ぼくが独り言をよく言ってるっていう噂を聞いたことがある?」

真奈「あるけど、あたしは気にしてなかったわ。実際に見たこともなかったし。」

黄慈「実は生まれた時から守護霊みたいなのがいて、小学校に上がるくらいまではずっとその守護霊と話してたんだ。ぼくの初めての友達だからトモちゃん。ちゃんってついてるけど男だから安心してね!」

真奈「そんなとこ、今は気になんないわよ。で?続きは?」

黄慈「ははっ…。それで、その守護霊はぼくにしか見えなくて、ぼくとしか話せないんだ。そのことに気付いて、それがおかしいってことに気付いてからは人前で話すことはやめたんだ。この守護霊はすごい力を持っていて、重力を操れるんだ。だから、その力を使ってこうして浮いてるってわけ。」

真奈「へぇ~その守護霊のトモ…ちゃん…?のおかげでこうして綺麗な景色が見られてるってわけね。」

黄慈「そう!」

真奈「なんだかすごすぎて夢みたい。もうどうやって驚いたらいいのかわかんないわ。サプライズ大成功ね。」

黄慈「それはよかった!」


ぼくが言いたいことはもう一つあった。『約束』のことだ。なかなか話し出せずに、沈黙が続いたが、やっとの思いで口を開いた。


黄慈「あのさ…。この力のことなんだけど。一つ、約束があるんだ…」

真奈「約束…?」

黄慈「トモちゃんはこの力をくれる代わりに約束をさせたんだ。『お前が大人になった時に、ヒーローになってほしい』って。」

真奈「ヒーロー?」

黄慈「あと、何年かしたら宇宙から沢山の怪獣が来るからそれを倒すヒーローにならなきゃいけないんだ。」

真奈「そっか…。ヒーローになりたくないの?」

黄慈「いや…それはいいんだ。宿命だと思って受け入れている。でも、ぼくは何のためにこの力を使うんだろうって…。この力を使ったのは本当に最近のことなんだ。今までは何があっても、この力はズルだと思って使わずにいた。ヒーローになるのはいい。怪獣を倒すのも、力を使うのもいい。でも、それは全部君のためでありたい。……ぼくは…もし、君がいなくなったら…それから先…何があるんだろうって…」


 ぼくは、近い将来真奈がいなくなってしまうことを考えて泣いてしまった。今日が楽しかっただけに、そんな時間の終わりが近いということを実感してしまったのだ。それに、自分の人生の道もわからずにいた。

 ぼくの世界を広げてくれた真奈。ぼくの人生の全てが真奈だった。それがなくなってしまったら、ぼくはどう生きて行けばいいのか…。怖かった。広がった世界も、結局は真奈を通して見ていただけだったのかもしれない。ぼくだけの…ぼくが見る、本当の世界なんて見れないのかもしれない…。

 そんなことを考えていた。考えていただけで、言葉にはできなかった。でも、真奈にはわかっていたのかもしれない。


真奈「見て!」

真奈がぼくの顔をぐいっと持ち上げる。雪が降ってきていた。夜の輝きに照らされ、闇の中で静かに舞い降りる雪。ホワイトクリスマスとなったあの景色はとても印象的だった。そして、真奈は夜景と星空の間に入り、ぼくの眼を真っすぐに見つめる…。


真奈「あなたの世界には何が見える?」

黄慈「…世界…?」

真奈「あなたが見ている世界と、あたしが見ている世界は違う。他の人もそう。同じものを見ていても、世界はそれぞれ違う。あなただけの世界を見て!あたしと同じ世界を見ようとしないで。」

黄慈「…!………ぼくだけの世界……」

真奈「そう…。あなたにしか見えない世界が必ずあるわ。あなたが探している答えは絶対そこにある。よく見て、その眼で…」


 彼女の眼にはどこまで映っていたのだろう…。ぼくのことは完全に見透かされていたみたいだった。

 それからぼくは、これまで通りの生活を送りつつ、力をコントロールする練習をしながら、世界を見ようとしていた。



*



そして…真奈が亡くなる直前…。真奈はほとんど喋らなくなり、寝たきりになった。全身やせ細り、肌も真っ白で今にも消えてしまいそうだった。ぼくはいつものように静かに真奈の横で手をさすっていた。すると真奈がやっとの思いで、振り絞るように話した。


真奈「……ねぇ……あの場所に連れて行ってくれない…?」

黄慈「…!!あの場所って!?どこ!?」

真奈「……空をとんで…夜空を見たでしょ…?……あそこへ連れて行って…」

黄慈「わかった………。」


 ぼくは無断で病院を抜け出し、真奈を連れてあの日の場所まで飛んで行った。真奈が話したあの時にはもう、既に、わかっていたのかもしれない。これが最期なんだって…。これが最期のお願いなんだってなんとなくわかっていた。この願いを叶えてしまったら、真奈が死んでしまう気がした。断りたかった。叶えたくなかった。でも、叶えなくても真奈の時間は残り僅かだ。

 どちらを選んでも結果は変わらない。そんなことわかっているのに、やりたくなかった。最期の願いなのだから、叶えたいはずなのに…。覚悟していたはずなのに…いざその時が分かると、ぼくの全てが否定したがる。体は脱力し、心は痛烈な不快を吐き続ける。

 それでも、体を動かせたのは真奈を愛していたから…。真奈のことを想えたから…。彼女のために生きることがぼくの人生の希望だったから…。


*


黄慈「真奈、着いたよ…。」


 あの時は夜だったが、この時は昼間だった。でも心地よい風が吹き、青い空が広がる良い景色だった。


真奈「……きれいね……」

黄慈「……そうだね……」


 もっと一緒にこの景色を見ていたかった。そんな思いがこみ上げてきて、ぼくは涙を堪えきれなかった。


真奈「…泣かないで……あなたにはこれからがあるんだから…」


 真奈は細く、体温もほとんど感じられない手で優しく頬を撫でてくれた。


真奈「…あたし…本当に幸せだった…。全部…あなたがいてくれたおかげよ……。」

黄慈「……っうぅ……ぐぅ……うう……」

真奈「最期にあなたに…言っておきたいことがあるの……。あなたは、あたしの人生に現れてくれた…白馬に乗ったおうじ様で……あなたはあたしのヒーローよ…。」

黄慈「…うう……ぼくは……ぼくは……君だけのヒーローだ…!!……君のために力が使えて…ほんどうによがっだ!!幸せだった!!ずっと!ずっと!!君と出会ったあの日からずっと!!幸せでした!!!!」

真奈「……ありがとう……死んでもあなただけを…あいしてる……」

黄慈「うわあああああああああ!!!」


 最期の言葉を残して真奈は逝ってしまった。しばらく、その場で真奈を抱きしめながら泣いていた…



*



 初めて、誰かのために力を使ったあの夜…。力を持っているぼくにしか見えなかったあの夜…。彼女に救われて色づいたあの景色…。彼女がいることで何もかもが楽しくなったあの日常…。彼女を通して見ていたあの世界…。彼女を失ったからこそ見える世界…。

彼女がいたからこそ見える、今の世界。


何のために進むのか。真奈がいなくなった世界に何を見出すのか。この力を何に使うのか。どんなヒーローになるのか。



 ぼくは薔薇の花束を持って真奈の墓参りに行く。ぼくは、赤い薔薇を見ると君を思い出す。君を失った悲しみを実感するが、ぼくの世界はそれだけじゃない。今までの楽しかった思い出も、君と一緒に思い出せる。だから、ぼくは赤い薔薇が好きだ。


黄慈「真奈…。ぼくはヒーローになるよ。この力は、誰かのために役立てなきゃもったいないからね。

今はまだ、もったいない以外の理由はない。だから、もっといろんな世界を見てみるよ。ぼくの生きる理由、歩む道を見つけるためにも、ぼくの世界をもっと見る。だから、君も見守っていてね…。」


*


あれから何年もの時が経ち「ヒーロー」が社会的に認められるようになり、組織として活動する所が増えてきた。ぼくはしばらくの間個人で活動していた。だけどトモちゃんに勧められて「ことみ」という女性が設立したヒーロー組織に所属することになった。


 そして正式なヒーローカラーも決まった。

黄慈(ぼくの色は白か…。昔、真奈によく「白馬の王子様」なんて言われてたし、白でよかったのかもな…。)


 何戦隊なのかも決まった。

黄慈「ぼくは薔薇が好きだ」

「お、いいねぇ!」 「バラ色戦隊なんてどうよ!」 「バラバラなんだから薔薇薔薇戦隊の方がよくない?」

黄慈(薔薇にホワイト…。こんな偶然が重なると、どうしても運命のように感じてしまうな…。)


*


ヒーローになる宿命。戦うことが使命。ホワイトと薔薇に感じる運命。真奈の命が教えてくれた沢山のこと。それらが一つに交わってぼくは今ここにいる。この道の先に何がある?その世界に、何を見る?

それはまた、別のお話。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ