第十話「あたしの力、すごいでしょ!」
第十話 「あたしの力、すごいでしょ!」
(主人公 ブルー2)
ミーンミンミンミンミーー…
ことみ「あっづいよぉ…」
みどり「うぅ…こんな時に金ちゃんがいれば…」
扇風機が回っている。みどりはソファに横になり、うちわで扇いでいる。
アンシィ「汗だくの女の子エッッッッッッッッ!!!!」
ことみ「……怒る気にもなれないわ…」
みどり「あんたは全然平気そうね。」
アンシィ「オレっちに感覚なんてないのだ。」
ことみ「暑さを感じないのは羨ましいわね…」
みどり「何もやる気になんないよぉ…」
アンシィ「うーむ。汗だくな女の子も良いがやっぱり、女の子は笑顔じゃなくちゃなのだ!よし!オレっちが良いことを教えてやるのだ!」
みどり「いいこと…?」
アンシィ「みどりちゃん、あのオーラを自分に集めてみるのだ。」
みどり「え?こう?」
アンシィ「どうだ?」
みどり「んー?あ!ひんやりしてる!!」
アンシィ「そう、この力は基本的に冷たいのだ!」
みどり「コトちゃんにもあげる♪」
ことみ「うわぁあああ!……あ!ほんとに冷たい」
みどり「はぁ~快適、快適!」
アンシィ「どうだ?オレッチの力はすごいだろう?」
ことみ「こんなにすごい力なら、なんでもっと早く言わなかったのかしら?」(#^ω^)
みどり「たしかに!アンシィ…?」
アンシィ「夏に汗だくの女の子を楽しまずにどうするのだ…。これが俺の唯一の楽しm…」
ボコォ! みどりが殴る
みどり「ったく。この変態悪魔が!外で頭冷やしなさい!」
アンシィ「アツゥイ!これじゃ冷やすどころか炭になっちゃう!ちょっと待って!感覚は無くてもダメージは受けるのだ!助けて、入れて!」
ことみ「みどりちゃん。この能力、涼しいんだけど前が全く見えないのよね。どうにかならない?それと、事務所が物凄い、邪悪なオーラにまとわれているように見えるんだけど。」
みどり「慣れれば見えるようになるよ!」
事務所は遠目からでも不穏なオーラが漂っており、みどりが前回勝ち取った評判はこの件により失墜するのであった。
「この事務所ヤバすぎww」「不吉すぎない?」「ここのヒーローは化け物じみた強さみたいだし多少はね?」「こいつらの方が魔物なのでは?」
藍「なんなんですのこれは!!!言いたいことがありすぎですわ!!!」
みどり「お!藍ちゃんおかえりー。」
藍「[おかえりー]ではありませんわ!事務所を覆っているこの不気味なオーラは何ですの!?それに、あなたのパートナーが外でのたうち回っていましたわよ!」
熱々のコンクリートの上で暴れまわるアンシィ。特有のステップ
アンシィ「藍様シュキィ…」
藍「このクッソ熱い中、無駄な体力を使わせないでほし…ってあら?事務所が涼しい…?」
みどり「ふっふふー♪実はあたしの力が冷たいということが判明し、事務所を冷やしていたのだー!」
藍「あら、そうでしたの。ではなぜ朝の段階からしなかったのかしら?」
みどり「その子がさっきまで教えてくれなかったからだよ。」
ことみ「で、罰として外に出していたってわけなんです…」
藍「へぇ…」 ギロッ
アンシィ「ファ!?待ってください!僕はあわよくば藍様の汗だくエチエチお姿を見たいがために黙っていたなんてことは…」
ポイッ
アンシィ「アァン!ヒドゥイ!!」
藍「はぁ…、今日のことで金一さんのありがたみを実感いたしましたわ…。明日にでもエアコンの工事をさせますわ」
ことみ「えぇ!でもそんなお金の余裕が…」
藍「わたくしを誰だと思って?庶民に財布を出させるほど貧乏ではなくってよ?これはわたくしがしたいからすることですのよ。」
みどり「やったー!藍様バンザーイ!」
藍「フフン!もぉーっと褒めてもよくってよ、オーッホッホッホ!」
翌日、工事が入り、高性能のエアコンが設置された。そして、金一のありがたみは再確認
され、彼の株は彼の知らないところでバク上がりしていたのであった。




