新たな出会い
「うちの子」史上一番の短さです(><)
キリが良かったので、そのまま上げちゃいました。
燦々と降り注ぐお日さまと、色とりどりに咲き誇る花々。
ここはクロムアーデルの王城が誇る中央花園。その優美に整えられた場所で盛大なガーデンパーティーが開催されていた。
その主役は『クロード・クロムアーデル』
この国の第二王子殿下である彼の人の誕生パーティーと称した彼主催のお茶会であり、これを以て同年の貴族子息令嬢は各々がホストとしてお茶会を開く事が出来るようになるのだ。
よって招待されているのは貴族階級でクロードと同年の少年少女のみ。
勿論私ことナターシャ・ダンデハイムも例外では無かった。
「クロード殿下、この度は誠におめでとうございます。この晴れの日に同席出来ますこと、望外の喜びにございますわ」
そう言って母様仕込みの完璧なカーテシーを披露した私は、く~ちゃんに向かってお嬢様然とした微笑を浮かべた。
「ダンデハイム伯爵が息女、ナターシャ・ダンデハイムと申します。どうぞ此度の祝いの品、ご笑納下さいませ」
私の宣言と共にクロードに目録が渡される。それに軽く目線を落としたクロードはすぐに鷹揚に頷いた。
「確かに受け取った」
その声に笑んで、私は用意された席に静かにかけ直した。
何で今更他人行儀に自己紹介なんかしているのかって?これが伝統にのっとった公式行事だからです!
―――庭園に設えられた真っ白なクロスをなびかせた大きなテーブル。
各々に指定された席が全て埋まるとホストであるクロードが招待客たちに開催の挨拶を告げた。
それと共に運ばれてきたお茶を全員が一口飲んだところで、席次順にクロードに自身の所在を明らかにしていく。この自己紹介を終えて初めて、公式にクロード第二王子殿下に目通り出来るようになるのだ。―――
私が椅子にかけたのを見計らって右隣のご令嬢が立ち上がり、同様に祝いの言葉と自己紹介をしていく。
公爵令嬢のシルビアに始まり、この後にはレイモンドやロンも控えていた。
淡々と挨拶は進んでいく。また一人、白を基調としたドレスに身を包んだ清楚なご令嬢が静かに立ち上がった所だった。
「サリュフェル子爵家よりユーリでございます。クロード殿下におかれましてはご機嫌麗しゅう。以後お見知りおき下さいませ」
そう言って砂糖菓子のように甘く可憐に微笑んだのは綿菓子のような少女。
それを見てクロードの目が軽く見開かれる。招待客たちがほんわりと和んでいる中、私は思わずその少女をガン見してしまった。
(ユーリ・サリュフェルってあの『ユーリ』!!?えっっ!!?な、なななんでっ!!!??女の子ぉ!!!???)
内心で狼狽する私の視線を感じてか、ユーリがこちらをちらと向いて柔らかく笑んだ。私は理性を総動員して好意的に笑み返す。何故かシルビアがむっと顔を顰めたものの、何とか取り繕えたと思う。
そして私は以降の令息令嬢の自己紹介など全く頭に入らず、只管この緊急事態に脳みそをフル回転していた。
ステラの攻略対象。うちの子の一人『ユーリ・サリュフェル』
その人はどこからどう見ても可憐な少女で、私は予想外の事態に直接彼女に接触する事を決めたのだった。
さっくり終わりましたね?
代わりでは無いですが、続きが0時に予約してあります。
変則的な更新ですみませんが、続きをお待ちくださいませ(><;)




