↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/246

第20章

 ・・・ぼくが在籍していた『農業科』は、すべて男子学生だった。


 『生活科』が女子学生のみだということは、すでに皆様にも紹介させて頂いているのだが・・・


 『園芸科』にも女子はいて、『高島ゆかり』『益子まれみ』『山崎じゅんこ』の3名。


 『畜産科』には、たったひとり・・・紅一点(こういってん)の『上岡(かみおか)えみこ』。


 ・・・あまり言いたくはないのだが、この『生活科』の女子学生の中には、性格というのか、人格が低レベルの子も、多少なりともいて(全員ではありません!)・・・ことあるごとにぼくを見て笑ったり、あからさまにさげすんだりする子もいた。


 (目つきや、表情や動きで、そういうのは感じますし、やられてる本人にははっきりとわかりますからね・・・。)


 その中でも特に露骨でひどかったのが、もう名前もわからないので『ホームベース』と呼ばせていただくが、顔が大きく、まるで、野球のホームベースみたいな五角形の輪郭の顔の女子学生。


 そいつと常に、どこへ行くにもくっついて行動していた、『田村なにがし』という、前述のホームベースのように、やはり五角形っぽい角ばった顔で釣り目の、小型ホームベースといった感じの女。


 ツラ構(がま)えまで、ホームベースを『縮小コピー』したように似ている(笑)。


 うちのクラスの黒崎から、『ケツかち子』と命名されていた、ずんぐりむっくりで、やたらケツがデカい女・・・『神達(かんだつ)さちえ』。


 この3人が、特にぼくを、「汗かきデブ」とバカにしていた。


 (・・・実際、ぼくに聞こえるところで、そう言ってましたからねぇ。)


 黒崎が命名してからというもの、この『ケツかち子』という、これ以上ない蔑称(べっしょう)は・・・


 男子学生の間で、完全に定着した陰口(かげぐち)ニックネームとなってしまった。


 (もちろんぼくは、いくらバカにされていても、そんな可哀相なあだ名で、たとえ陰口にせよ、そう呼んだことはありませんよ・・・!)


 「女の子に優しいしげちゃん」ではあったが・・・この三匹だけは、令和の今も、茂雄くんは許してはいない。


 (※)園芸科の三名の女子は、一度たりともぼくをバカにはしませんでしたし、普通に話してくれましたよ。

 畜産科の上岡は・・・うんこ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。