第20章
・・・ぼくが在籍していた『農業科』は、すべて男子学生だった。
『生活科』が女子学生のみだということは、すでに皆様にも紹介させて頂いているのだが・・・
『園芸科』にも女子はいて、『高島ゆかり』『益子まれみ』『山崎じゅんこ』の3名。
『畜産科』には、たったひとり・・・紅一点の『上岡えみこ』。
・・・あまり言いたくはないのだが、この『生活科』の女子学生の中には、性格というのか、人格が低レベルの子も、多少なりともいて(全員ではありません!)・・・ことあるごとにぼくを見て笑ったり、あからさまにさげすんだりする子もいた。
(目つきや、表情や動きで、そういうのは感じますし、やられてる本人にははっきりとわかりますからね・・・。)
その中でも特に露骨でひどかったのが、もう名前もわからないので『ホームベース』と呼ばせていただくが、顔が大きく、まるで、野球のホームベースみたいな五角形の輪郭の顔の女子学生。
そいつと常に、どこへ行くにもくっついて行動していた、『田村なにがし』という、前述のホームベースのように、やはり五角形っぽい角ばった顔で釣り目の、小型ホームベースといった感じの女。
ツラ構えまで、ホームベースを『縮小コピー』したように似ている(笑)。
うちのクラスの黒崎から、『ケツかち子』と命名されていた、ずんぐりむっくりで、やたらケツがデカい女・・・『神達さちえ』。
この3人が、特にぼくを、「汗かきデブ」とバカにしていた。
(・・・実際、ぼくに聞こえるところで、そう言ってましたからねぇ。)
黒崎が命名してからというもの、この『ケツかち子』という、これ以上ない蔑称は・・・
男子学生の間で、完全に定着した陰口ニックネームとなってしまった。
(もちろんぼくは、いくらバカにされていても、そんな可哀相なあだ名で、たとえ陰口にせよ、そう呼んだことはありませんよ・・・!)
「女の子に優しいしげちゃん」ではあったが・・・この三匹だけは、令和の今も、茂雄くんは許してはいない。
(※)園芸科の三名の女子は、一度たりともぼくをバカにはしませんでしたし、普通に話してくれましたよ。
畜産科の上岡は・・・うんこ!!




