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プロローグ『悲劇の捜査官』
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数年前──────────。
「はッ、はッ、はッ…」 息を途切れさせながら、暗夜の中を一人の捜査官が走る。
「ここまでか…」捜査官が辿り着いた先は行き止まりだった。「はー」捜査官はパカッ、と家族の写真が入った懐中時計の蓋を開く。
「はぁ」と一息を吐く捜査官。その安堵も束の間。「⁉」捜査官がいる場所に、炎が何処かから投げ込まれる。
「辞めろ!」捜査官は狭い路地裏からの脱出を試みるが、何者かの人影を見つけた。「ッ!ここまでか⁉」 笑う人影が、誰かまで掴む事が出来ない。
めらめらと路地裏が燃えて行く。
「はぁ…はぁ…」捜査官の息遣いと重なるように、少女の息遣いが聞こえた。
捜査官の記憶は、ここで終わっている。




