修行の勇者達!
ブレイブロードに元警備隊隊長のモナと元正勇者のフィナが加わっててから数週間後。
~~ウィザリア近郊の森~~
モナ「せぁ!!」
ズバッ!
「ブゥオオ、、、」
ズゥーン!
モナ「次っ!はぁあ!!」
ザシュッ!
「ブォオオ、、」
ロイ(おぉ、、ジャイアントボアを瞬殺、、。何となく予想してたけどめちゃめちゃ強いな。)
この日、ロイとモナはジャイアントボアの討伐依頼をこなしていた。
モナ「ふぅ。これで終わりですかね。」
ロイ(しかし、綺麗な戦いだったな。服も剣も全然汚れてないし、立ち回りにも全く無駄が無かったし、、。それでこの見た目なんだから男は放っておかないだろうな、、。)
モナ「どうされました?」
ロイ「あー、いえ。モナさんって男にモテそうだなって思って、、」
バッ
とっさに身構えるモナ。
モナ「まっ、まさか私にまでフラグを!?」
ロイ「立てませんよ!!オレを何だと思ってるんですか!?」
モナ「、、フラグ製造専用器ですかね。」
ロイ「、、、せめて人間扱いしてください。」
モナ「フフッ。冗談です。さぁ、帰りましょうか。あんまり遅くなるとお姉ちゃんが心配するので。」
ロイ「はぁ、、。」
ロイ(オレ、一応先輩なんだけどなぁ、、、)
森を抜けブレイブロードへと戻る二人。
~~ブレイブロード事務所~~
ロゼ「マズいわね、、。」
アリ「そうですね、、。」
ノア「困りました、、。」
ミディ「むむむむむぅ、、。」
ガチャッ
モナ「戻りました。ん?みなさん、どうかされたんですか?」
ロイ(何か、、前にも見た光景だな。)
ロゼ「モナー!おかえりー!んー、実はね、ちょっと問題があって、、。」
モナ「トラブル?」
ロイ(あー、この展開はあれだ。もしかしなくても厄介なやつだ。)
アリ「これを見てください。」
アリシアが戻った二人の前に大量の紙を積み上げる。
モナ「これは、、、。」
ロゼ「クレームよ!クレーム!!受けた依頼に対するクレームの山よ!!」
ノア「今朝、昨日までに届いた意見書を整理していたらこんなことになってしまいました。」
ここ最近ブレイブロードでは依頼完了後、依頼主に意見書を渡している。
派遣勇者の勤務態度、会社への要望、報酬の再交渉、依頼への不満など様々な内容を書くことができる。
ロイ(本来は会社への要望を聞いて受ける依頼の種類を増やしたりするためにって始めたはずだけど、、これ全部クレームってすごいな、、。)
ロイ「どんなクレームが来てるんだ?」
アリ「それが、、ほとんどフィナへのクレームなの、、。」
ロイ「それはまた、、。」
ノア「依頼中の逃亡、失神、捜索していたペットに吠えられて泣きながら戻ってきたって言うのもありますね。」
モナ「、、えっと、あの子、元正勇者なんですよね?」
アリ「そうなんですけど、、なんというか、、実力はあるらしいんですけど、、ポンコツなんですよ、、あの子。」
モナ「ポンコツ、、。」
ロイ「モナさんはフィナと依頼に行ったことないですもんね。なかなか凄まじいですよ。」
モナ「そっ、そんなにですか、、。」
ミディ「もうね、笑うしかないくらいだね。」
ノア「申し訳ありません、、。私の実力不足で、、情けないです、、。」
ロイ「ノアは教育係だもんな。けど、ノアがそこまで責任を感じなくても、、」
ガチャッ
フィ「ただいま戻りましたー。お魚とーお肉とーあと、安くしてもらえたんでお菓子も買っちゃいましたー。ノアお姉ちゃん後で一緒に食べよ♪」
ロイ(この子、、全く反省してないというか、気にしてないな。)
フィ「みなさん、どうかしたんですか?」
ロゼ「ゴホンッ。と、言うわけで依頼はしばらくお休みにしてみんなにはフィナの修行をしてもらうわ!」
ミディ「わー!修行だー!!」
ノア「教育係として、このチャンスに挽回しないと、、!!」
モナ「お姉ちゃんの頼みだし、仕方ないかぁ。」
アリ「修行って、ちょっと大袈裟じゃないですか?」
ロイ「確かに。」
ロゼ「そんなことないわよ!このままじゃ会社の評判が下がって依頼が来なくなるわ!そうならないようにもフィナには派遣勇者としてきっちり働けるようになってもらわないと!!」
フィ「えーっと、、全然話についていけないんですけど、、。」
ノア「フィナちゃん。」
フィ「ノアお姉ちゃん?」
ノア「修行です♪」
フィ「えぇ、、、?」
ロゼ「期間は一週間!その間にフィナを一人前にすること!出来なければ全員今月の給料無しよ!!」
ロイ「んなっ!?あんまりだ!!」
ロゼ「社長命令よ!!給料が欲しかったらしっかり一人前に育てること!!いいわね!?」
ロイ(無茶苦茶だなー、、、。)
こうして、ロゼリアからの社長命令によりフィナを一人前にするための修行を行うことになったブレイブロードの派遣勇者達。
ロイ「嫌な予感しかしねぇ。」
ミディ「あー、せんぱいがまたフラグ立てたー。」
ノア「フラグ製造器さんですね。」
アリ「やめてよねー。」
モナ「、、やっぱりお姉ちゃんは私が守らないと。」
フィ「えーっと、えーっと、私、どうすれば、、?」
修行開始!!




