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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王国政権の栄枯盛衰

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王都奪還戦 << ミナーク 4 >>

俺が王となった日 << ミナーク >>

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魔界の番犬・ケルベロス << ミナーク 2 >>

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撤退と退職 << ミナーク 3 >>

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 ゲームの展開も同様な状況にあるな。

 政権を失い、やり直しだ。



 それから俺は、退職を伝え、そのまま帰宅の途についた。

 入社して2週間、持ち物は何も無い。

 そのまま退職した。

 帰りの電車の中で、俺はまたスマホを開いた。



 小都市アグリは、俺たちの拠点とする都市だ。

 部隊の補充と再編成をして、大都市である農業都市グレイスの攻略を目指した。

 現時点の戦力では落とせる都市ではなかったが、王立騎士団が工業都市フレアを攻略した時の情報を聞いていたので、早々に陥落させることが出来た。

 バジリスク討伐イベントがタイミング良く発生していたので、王立騎士団に次ぐ、早期の大都市獲得ができた。

 そして、各地のギルドに、ロマール城奪還の檄文を送った。


 要請に応じてきたギルドは、王立騎士団、新世界ギルド、商人ギルド、懲罰ギルド、好戦ギルド、平原ギルド、中央ギルドだった。

 第一ギルドとアルプスギルドと島ギルドは、三者から交戦中で行けないという返信があり、山岳ギルドは敵対関係が続いたので招待しなかった。

 西の強国ギルド、鷹の目ギルドは招待したが、ロマール城に到達するのは難しいという連絡が早々に来た。

 俺たちは、王立騎士団と早々に合流して突発的なトラブルで衝突する危険を避けるため、新世界ギルドが農業都市グレイスに到着するのを待って、ロマール城へ出征した。

 檄文を送って2週間後には、ロマール城の包囲を完了した。


 俺たちはロマール城の結界については、あえて何も伝えず、愚かな部隊が結界に突入しては死んでいくのを眺めていた。

 とりわけ懲罰ギルドのイザベラという女戦士は、部隊の9割以上を失って、大魔道士と呼ばれ始めたヨーネスが引き留めるのも振り切って突入しようとしていた。

 王立騎士団のギルドリーダーのセルバートが、駆けつけて一喝して取り押さえて初めて、彼女は突撃を止めた。

 しかし、イザベラは部隊の大半を失っても悠然とした態度でギルド本陣に戻り、残った一部の部下も動じることなく彼女に従った。

 その姿は勝者のような威風を発し、彼女の部隊に参加する魅力を失うことはなかった。


 ロマール城攻略戦は、結局1ヶ月ほどで解散となった。

 連合軍は多くの兵糧と、全体としては5%ほどの兵士を喪失して撤退した。

 大魔道士ヨーネスが、いかなる魔法を尽くしても結界を破れないと最後に公表し、連合軍を解散した。

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