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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王立騎士団 VS ロマール連合軍

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急所攻撃 << セルバート 4 >>

初出勤 << セルバート >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/4/

王立騎士団リーダーの休日 << セルバート 2 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/10/

不運の連鎖 << セルバート 3 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/51/

 サブリーダーのザラが、ブレイクナイトを始末した。

 若干、ブレイクナイトにギルドを荒らす時間を与えたようだが、俺は辛抱強く待ち、彼女はギルド内でお祭りをするように、メンバーを集めてブレイクナイトを総攻撃した。

 だが、ブレイクナイトが巻いた反乱の芽は、すでに芽吹いていた。

 軍事担当役員のロゲルナは私の指示に反して、独立してギルドを立ち上げ、連合軍を組閣して、友好ギルドの商人ギルドがこれに加わった。

 さらにギルドメンバーのアーゼンまでもが、独立して連合軍に加わった。


 ザラも私も、もっと速やかにブレイクナイトを追放すべきだったな。

 連合軍は私たちの3倍の勢力を有するまでに膨れ上がっていた。


 さて、どうするか。

 私が指示を出さなければいけない。

 自分より強い敵と戦うときの作戦は一つしかないだろう。

 急所攻撃だ。

 喧嘩なら目潰し、金的攻撃だ。

 このゲームで言えば、主戦力の本拠地を攻撃して、連合軍との決戦から離脱させるのが最適解だ。

 私は先行する王国で遊んでいたので、このゲームでは複数のサブアカウントをスパイトして使うことは有効だと知っていた。

 私はスパイを平原ギルドと友好ギルドの商人ギルドに入れていた。

 どちらのスパイも、スパイが入っていると臭わせながら、準備を進めた。

 まず、決戦の地を鉄の町に決めた。

 この近辺には、商人ギルドのメンバーの村がある。

 そこに、王立騎士団を集結させた。

 平原ギルドの本拠地には、イザベラの懲罰ギルドを行かせた。

 どちらも決戦前にこれらの本拠地を脅迫して、決戦から離脱させる。

 第一ギルドのファンリーにも、中立の立場を今後は取らなくて良いのか?と個人チャットを入れておいた。

 ロゲルナ、アーゼンは元より、好戦ギルド、島ギルド辺りは、直近で戦争をしているので戦う以外の選択肢はない。

 しかし、第一ギルド、平原ギルド、商人ギルドが機能しなくなれば、戦力差は2倍以内に収まる。

 河を挟んでの地形を生かした戦い方なら、十分に勝機はあるだろう。


 これは私の都合の良い見積もりだ。

 実際に勝てるかどうかなんてわからない。

 こんなに大規模な戦争はやったことがない。

 だが古今東西のどの司令官だって、未来を見てから決戦を決断したわけではない。

 戦うべき時に戦いを決断しただけだ。


 私はギルドメンバーに、商人ギルドの幾つかの村に、軽いジャブを入れるように、ギルドチャットで攻撃を仕掛けよう指示した。

 総攻撃はまだだ。

 3部隊くらいまで攻撃に移れと指示した。

 私は商人ギルドのゴールネスに個人チャットをした。


「私は今までに裏切ったことがあったか?今回も裏切らないだろう。もし戦うなら、ここで商人ギルドのすべての村を焼き払うだろう。もし私たちの仲間になるなら、より大きな利益がお前のものになるだろう」

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