ロマール地方の歴史 << マール 18歳 22 >>
奇妙な魔法使い マイノス << マール 13歳 >>
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新世界ギルドリーダーのチャードンの話 << マール 17歳 19 >>
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青の港の酒場での出会い << マール 17歳 20 >>
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集結!ロマール連合軍 << マール 18歳 21 >>
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行軍中に、アーゼンさんからは、この王国の歴史を聞くことが出来ました。
鉄の山脈という地域は、王都からは南東、私たちのいた青の港からは南西の方角にありました。
千年以上昔から、この地域には空より巨大な隕石がいくつも落下し、山岳地帯のあちらこちらにクレーターを作り、それが地域の高低差をより大きくしました。
そしてその一帯からは、石や青銅よりも硬い物体が採集できたことから、人々はその物体を隕鉄と呼び、その山岳地域一帯を鉄の山と名付けました。
鉄は金の100倍、金は銀の100倍、銀は銅の100倍の値で取引されたために、この地域には多くの人が集まりました。
そして鉄の山から流れる河と、北の山脈から流れる河に囲まれた丘陵が交易の中心となり、この地域の治安や統括する王が生まれ、城が築かれて、王国が誕生しました。
この地域はロマール地方と呼ばれていたことから、王国はロマール王国と名乗り、その繁栄は永遠の繁栄のように思われました。
しかし、世界の果てに住む魔法使いが、この隕鉄と同等の硬さを持つ鉄を作り出すことに成功してから、それは強固な武具となり、世界に争いをもたらしました。
千年の時を経て、ロマール地方にも伝わりました。
ロマール王国においては、鉄の相場が10分の1にまで急落し、王国は求心力を失い始めました。
そして今では、王都は衰退し、魔物に乗っ取られているとまで言われるようになっていました。
ただ、王国を立て直そうという動きもありました。
各地で志を持つギルドが作られ、王都を目指すようになっていました。
王立騎士団というギルドは、その先駆けとなったギルドのようでした。
リーダーのセルバートは50歳を超えた中年でしたが、そのギルド統括力は極めて高く、次々と近隣の領主を味方に引き入れたそうです。




