パクとロドリゲスの加入 << マール 13歳 7 >>
奇妙な魔法使い マイノス << マール 13歳 >>
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マイノス、村長になる << マール 13歳 2 >>
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村が発展をし始める << マール 13歳 3 >>
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マール、マイノスと出会う << マール 13歳 4 >>
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マール、兵士になる << マール 13歳 5 >>
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小都市・青の港でのギルドメンバー集め << マール 13歳 6 >>
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私が村に帰ると、村の近くに建てたギルド拠点には、何人もの領主がすでに来ていました。
マイノスさんは集会場で、武具や農具の貸し出しの規則を説明していました。
ギルドの役員や、資金の寄付についても、その後に説明しました。
集まった人の中に、町で印象に残った一人の加盟者を見つけました。
その人は、とても女性らしい、素敵な装飾の付いた皮の防具を身に着け、明るくて優しい目をした女性でした。
私はこの人には勝てないと、唐突な気持ちに襲われましたが、その人はそういう私をも包みこむ優しい目で、私の説明を聞いてくれたので、印象に残っていました。
マイノスさんはその人を見て、どう思うのだろう?ふとそんなことを考えたときに、今まで感じたことのない気持ちが沸き上がったけれど、それを上回る不快な気持ちが発生したことで、それまでの気持ちを忘れました。
ロドリゲスという男も来ていました。
その男は、多くの人がギルドの無償の貸出備品について聞いてきた中で、その男だけは参加者について聞いてきていたので覚えていました。
そして、「何だよ、使えねえ奴しかが来てねえなぁ」と嘲笑ったので、忘れることは出来ませんでした。
ところが数日後に、パクという人が参加したのを見て、私に参加を申し込んだのでした。
私が締め切りですと言う前に、申込用紙をひったくって記入したのです。
今日は来ていないようですが、パクのことも覚えています。
パクは青銅の鎧に身を包んだ、いかにも強そうな騎士だったからです。
歳はマイノスさんと同じくらいの中年男性でしたが、マイノスさんよりずっと体格が良く、強そうな人だったからです。
私はその日の夕方、マイノスさんが仕事を終えた後に、加盟者の印象を聞きました。
マイノスさんは考えた後に「パクは、私たちよりずっと強い」と言いました。
パクの兵士が、みんな青銅の防具を身に着けていたからです。
私たちの村には、型を鋳造する技術がまだありませんでした。
「彼の村はきっと持っている。商人から既製品を買っている可能性もあるが、だとしたら大金持ちだ」とマイノスさんは言いました。
私は翌日に、パクに直接に聞きました。
マイノスさんは変に奥手のところがありましたので。
パクは言いました。
「青銅を自分の村で作れたら良いけれど、そうではない。自分はただの金持ちだ」
私はその日、気になった女性領主の印象をマイノスさんに聞くことはしませんでした。
聞きたいと思ったのに、何かが、私の声を押し留めました。




