マール、兵士になる << マール 13歳 5 >>
奇妙な魔法使い マイノス << マール 13歳 >>
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マイノス、村長になる << マール 13歳 2 >>
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村が発展をし始める << マール 13歳 3 >>
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マール、マイノスと出会う << マール 13歳 4 >>
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マイノスさんに出会った、その日から私は、この村の兵士になりました。
隊長はマイノスさんが務め、職業軍人として、練兵場で訓練を始めました。
私は馬術に長けていましたが、残念ながら、この村には馬の飼育をしている家は他にはなく、私が指導することはありませんでした。
その代わりに私は、体術をマイノスさんから学びました。
剣術は得意ではないと言うので、私は多くの時間、一人で馬に乗って剣を振り回して練習しましたが、体術の授業は面白かったです。
マイノスさんが言うのは、2つでした。
自分の重さを相手に乗せるように、身体を動かすこと。
そしてもう一つが、相手との駆け引きを考えて戦うことでした。
マイノスさんの魔法は、身体の重さではなく、意思を乗せるのだと教えてくれまして、村の人が同じことをしてみましたが、魔法は起きませんでした。
試しに私もやってみたけれど、何も起きず、魔法を使えるのは、この村ではマイノスさんだけでした。
だから、私は剣の魔法が本当に発動するのかも心配になり、出来るだけ剣の魔法には頼らないように、安全を心がけました。
ちなみに、剣の扱いのコツも、自分なりにはわかっていました。
要は馬と同様に体の一部として扱い、体術と同様に、体重移動と駆け引きを心がければ良いのかなと。
私は身体を骨から動かすことを意識していたので、他の人より強い力、速い動きをすることが出来ました。
力こぶを自慢する兄よりは、私は戦いが上手だと思います。
私は訓練を続けましたが、野盗や魔物、獣の討伐イベントにはできる限り参加しました。
実戦経験は必要ですからね。
マイノスさんが遠征するときには、私が村を巡回して回りました。
思っていた以上にこの仕事は、武力だけでなく知力も使いました。
私には解決できないトラブルが時に発生し、損害を出してしまったこともありました。
でもマイノスさんは、失敗も含めて村の経営だと言って、別に私を怒ったりはしませんけどね。




