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マール、兵士になる << マール 13歳 5 >>

奇妙な魔法使い マイノス << マール 13歳 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/11/

マイノス、村長になる << マール 13歳 2 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/12/

村が発展をし始める << マール 13歳 3 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/13/

マール、マイノスと出会う << マール 13歳 4 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/14/

 マイノスさんに出会った、その日から私は、この村の兵士になりました。

 隊長はマイノスさんが務め、職業軍人として、練兵場で訓練を始めました。

 私は馬術に長けていましたが、残念ながら、この村には馬の飼育をしている家は他にはなく、私が指導することはありませんでした。

 その代わりに私は、体術をマイノスさんから学びました。

剣術は得意ではないと言うので、私は多くの時間、一人で馬に乗って剣を振り回して練習しましたが、体術の授業は面白かったです。

 マイノスさんが言うのは、2つでした。

 自分の重さを相手に乗せるように、身体を動かすこと。

 そしてもう一つが、相手との駆け引きを考えて戦うことでした。


 マイノスさんの魔法は、身体の重さではなく、意思を乗せるのだと教えてくれまして、村の人が同じことをしてみましたが、魔法は起きませんでした。

 試しに私もやってみたけれど、何も起きず、魔法を使えるのは、この村ではマイノスさんだけでした。

 だから、私は剣の魔法が本当に発動するのかも心配になり、出来るだけ剣の魔法には頼らないように、安全を心がけました。


 ちなみに、剣の扱いのコツも、自分なりにはわかっていました。

 要は馬と同様に体の一部として扱い、体術と同様に、体重移動と駆け引きを心がければ良いのかなと。

 私は身体を骨から動かすことを意識していたので、他の人より強い力、速い動きをすることが出来ました。

 力こぶを自慢する兄よりは、私は戦いが上手だと思います。


 私は訓練を続けましたが、野盗や魔物、獣の討伐イベントにはできる限り参加しました。

 実戦経験は必要ですからね。

 マイノスさんが遠征するときには、私が村を巡回して回りました。

 思っていた以上にこの仕事は、武力だけでなく知力も使いました。

 私には解決できないトラブルが時に発生し、損害を出してしまったこともありました。

 でもマイノスさんは、失敗も含めて村の経営だと言って、別に私を怒ったりはしませんけどね。

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