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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王都攻略戦

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モンスター討伐! << ロドリゲス >>

 王都攻略戦では多くのモンスターと遭遇したわ。

 一番多かったのはヘドロのようなスライムで、これはモンスターランクで言うとFで最弱や。

 大人なら一人で討伐可能ということやが、それかてゴキブリ相手に悲鳴を上げる奴には簡単に勝てる相手やないで。

 異臭が凄いんやで。

 汚れまくったトイレ掃除を躊躇するような人には、勝てる相手やないで。

 わいやそれ(笑)

 スライムを切ったら、わいの隼の剣の効力が落ちてしまいそうで、仲間が退治するのを指示を飛ばしながら見とったで。

 もちろん、メリークリスマスちゃんが危機に陥ったら、何が何でも救援に飛び出す覚悟は出来とる。

 そのあたりは、勘違いせんでな。


 アーヴァンクもいたで。

 こいつはなEランクやけど、一般人には倒せる怪物ではないで。

 用水路から突然人間に向かって襲ってくるんや。

 ビーバーみたいなもんやけど、体調70センチから130センチあるんやで。

 こいつに飛びかかられたら、いっぱしの大人かて、うわあああああてなるやろが。

 言い訳やないで。

 でもボへレゴの部隊が喜んで退治しとったわ。

 あいつ、汚れ仕事は得意かも知れん。


 今回の王都攻略戦では、王立騎士団のザラはんが、近隣の都市で発生している討伐依頼書をまとめて用意し、ギルドリーダーに配ってくれたんや。

 王都攻略戦の後に、都市で報酬をもらえるように、気利かせてくれたんや。

 出来る女は違うな。

 王立騎士団のサブリーダーになるだけのことはあるわ。

 ちなみに討伐依頼書によると、アーヴァンクのようなEランクだけでなく、DランクやCランクの魔物もおったわ。

 ちなみにランクの意味はだいたいこんな感じや。


 ランクF 大人なら一人で討伐可能

 ランクE 兵士なら一人で討伐可能。10名の大人なら討伐可能(各施設の人で対処可能)

 ランクD 熟練の兵士なら一人で討伐可能、10名の兵士なら討伐可能、100名の大人なら討伐可能(村の住人で対処可能)

 ランクC 将校なら一人で討伐可能、10名の熟練兵士なら討伐可能、100名の兵士なら討伐可能、1000名の大人なら討伐可能(町の住人で対処可能)


 一応、わい、町長であり、将校やで。

 1000名の住人と同等の力いうことになっとる。

 この世界の住人は魔法を使えんさかい、それだけの実力差があるいうことや。

 本気出せば、たーーーーーー!

 ガーゴイル(ランクD)撃破や!


 でもな、ランクDランク以上には、注意が必要なんや。

 それ一体のランクやからな。

 2体いたら、Cランクやで、わい一人ではギリ勝てるくらいや。

 3体もいたら、部隊率いて戦わないと、命がけの戦いになるんや。


 ガルム(ランクD)の群れや。

 ボへレゴの部隊は、まだ溝さらいをしとる。

 そしてわいの後方では、メリークリスマスちゃんの部隊がわいを見ている。

 ここは男を見せるときや。

 わいは強化魔法を部隊にかけて、サブアカウントの部隊を周囲に展開して包囲したんや。

 ふはは。

 ガルムも状況がわかったようや。

 怯えとるで。


 え?

 違うって?!


 わいのサブアカウントの部隊が、何者かの部隊に蹴散らされとる!


 何やねん!

 その時、わいを一喝する声が聞こえたんや。

 邪魔やと?

 イザベラ率いる懲罰ギルドのヒースローやった。

 やつは同じ懲罰ギルドのキングスの部隊と競うようにわいのサブアカウントの部隊を蹴散らし、ガルムの群れを皆殺しにしとったわ。

 確かに狭い王都の通路で複数の部隊を広く展開させたのは悪かったけど、仲間を攻撃するか?


 わいはギルドリーダーや。

 サブアカウントとはいえ、自分の部隊を蹴散らされて黙っておったら、沽券に関わるわ。

 ちょいと言い返したろかと思ったときに、メリークリスマスちゃんから、ギルドチャットにメッセージが書き込まれた。


 リーダー。

 頭に血が上っていると思うけど、ここは堪えて。

 ここで懲罰ギルドと揉めたら、私たちは何のためにここに来たかわからなくなる。


 わいはすぐに、やられたのはわいのサブアカウントで、メンバーがやられたわけではない。

 心配させてごめんな。

 狭い通路で部隊を広げた、わいの不注意や。


 わいは速やかに連合軍チャットで、懲罰ギルドと衝突があったことを報告し、わいに非があったことを詫びたんや。

 そしたら、イザベラが「ヒースローとキングスのガルム討伐の功績は差し引く、こちらも迷惑をかけた」と速やかに返してきたのにはびっくりしたわ。

 わいはそれ以上は言わんかったし、問題も大きくはならなかったで、ほっとしたで。


 そして、わいらはロマール城に到達した。

 セルバートのヨーネスやマイネの部隊が一番乗りしていたようやが、そこにも結界があり、セルバートの到着を待っていたようや。

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