ロマール王国の始動! << マイネ 10 >>
ゲームの中の出会い << マイネ >>
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王立騎士団リーダー セルバートの村に着く << マイネ 2 >>
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国語の授業とセルバートの家 << マイネ 3 >>
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魔道士ヨーネスとの出会いと、王立騎士団の役員紹介 << マイネ 4 >>
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王立騎士団の分割と、島ギルド・マイノスとの出会い << マイネ 5 >>
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幻想ダンジョン攻略と、ファーストキス << マイネ 6 >>
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帰還。ギルドミーティングと鷹の目ギルドとの抗争 << マイネ 7 >>
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初陣 << マイネ 8 >>
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麒麟 << 王立騎士団 マイネ 9 >>
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王国の戦略会議の最中、僕はフェアリーと共に、会議場の外で警備を兼ねた見回りをしていた。
そこで僕はマールを見かけた。
僕はマールにキスをされた日から、マールに心を奪われていた。
いつかまた会えないかと、ずっと願っていた。
セルバート王が東の島に攻撃を指示したときには、島ギルドのことを話したことを、本当に後悔した。
コボルド河での戦いでは、島ギルドは戦う前に撤退した。
そして流氷港で、島ギルドが王立騎士団を破ったという報告には、なぜか嬉しさも感じていた。
僕は世話してくれたセルバート王には感謝しつつも、マールのほうが大切に思えた。
だけれども、僕が目にした光景は、僕の気持ちを冷ました。
マールはマイノスさんを愛している。
僕にも、それはわかった。
「彼女はマイノスのNPC将校だからね。マイノスのものよ」
僕はマールとマイノスを見つめ、そして後ろを向いて「そうだね」とフェアリーに言った。
「僕は妄想の女を愛したりはしないよ」と、フェアリーに言った。
「他国との新しい交易路が出来たそうだね。流氷港の近く。旅に出たいなぁ」と、僕が少し涙声で言うと、フェアリーは「そうね」といって、流氷港への行路を教えてくれた。
「他の行路も、遠からず見つかるわよ」とも教えてくれた。
「この地方には、新しい王国が建国された。他国と接する新しい展開が始まるわよ。もしかしたら、新しい恋もあるかもね」
フェアリーは僕に、バチバチと小さな稲妻の魔法をぶつけながら「電撃が走るような恋」とけしかけてきた。
僕はふとフェアリーを見て思った。
「君って、僕のNPCなの?」
フェアリーは「おおーーー冬の寒さ!禍々しい視線!」と言って、僕の気持ちを読み取った。
「領主ランキング見てる?私はあなたより遥かに強い、魔法使いのフェアリーよ。NPC?違うわよ」
「僕のことを助ける人と、君が始めに僕に言ったからさ。聞いてみただけ。違うとは思っていたけど」
「だから龍王のところに行けた。村を持たない人だけが行けたんだと思うわよ」
「そうなんだ。でもどうして君はフェアリーなの?人間じゃないの?」
フェアリーは真顔になって、僕に言った。
「私は妖精なの。あなたは人間だから、人間のキャラクター。私は妖精だから、妖精の姿なの」
「僕はそれを信じたほうがいいの?」
「信じてみて。ここはそれを楽しむところ」
僕はフェアリーの言う通りだと思った。
王都の空は、雲一つない青空だった。
それはゲームの中の何分の一の確率で見られる天気だけれども、僕たちの気持ちを良く表していた。
新しい王国が建国され、王国の有力ギルドが王都に集って、これからの王国運営を話し合っている。
会議室の中からは、笑い声や勇ましい掛け声が漏れてくる。
「これから楽しみだね」
僕はフェアリーに言うと、彼女はニッと笑って、小さな拳を僕の拳とカチ合わせた。
更新は水曜日5時、土曜日11時の、週2回に変更です。




