杖なしの魔法使い 　～研究魔法で始める世界変革～

ある日、一人の男が転生した。
転生した男は右も左も分からないような世界で生きていくために情報源となる本を読み漁った。

辿り着くは『魔法使いの辿る道』という一冊の本。
自分の知らない杖の概念と、杖がないと魔法が使えないと言う事について書かれていた。
杖がなくても魔法が扱える男は現代人に呆れ、ついには2度目の人生の目標を立てた。

『世界の魔法常識変える。そして俺の最後の魔法研究を始める』

彼の名はジルク・リージョン。世界に名を馳せ、世の魔法を大きく発展させた最高の魔法研究家。
死の直前の願いによってか、転生をしてしまった彼は二度目人生を歩む事になる。