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9 四月は君の嘘

綾瀬と別れ、しばらくすると試験開始を旨とする連絡が携帯端末に届いた。 

秒単位でカウントダウンが表示され、残り時間が刻々と減っていく。

結局俺は場所を移さなかった。綾瀬に見つかったとはいえ試験開始までの残り時間を鑑みるとリスクが大きい。

俺の傍らには組み立て途中の狙撃中が転がっている。ケースから出したはいいものの使わないものを広げてしまったのは、俺の銃への興味のためか、それとも癖のためなのか―――


  試験時間は三時間、だが俺は早々に脱落することになる―――


開始から十分ほどが経過。異常はない。建物内のエレベーターは動いていないし、階段から登ってくる人の気配もない。

窓の外を見ると、市街地で小規模の戦闘が起こっているようだが俺のいるところへの攻撃はまずないだろう。

第一開始から俺はほどんど地面に這いつくばっているため狙われようがないのだ。



 そろそろだろう―――、とそんなことを思い、俺は携帯端末を取り出しとある人物へと連絡を取った。



端末にはどのクラスのどの生徒が脱落したかリアルタイムで表示されている。

残り人数は218人、すでに22人が脱落者としてリストに名を連ねる。幸い俺が呼び出した人物はリストに名前の表示がなく、まだ試験中であった。

すみません、短いです

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