《1》
【ご挨拶&概要など】
始めましての方は始めまして。
何らかの形で私の事をご存知の皆様は、今後とも宜しく。
335でございます。
この度はご閲覧、真に有難うございます。
本作はC95にて発行いたしました空想超未来ファンタジーSF【世界暦構想シリーズ『水没都市のオタク市場』】の初版(紙媒体版の物に誤字脱字などを修正した物)となります。
私の作品にしては珍しく(というより始めてかも…)バトル要素や流血沙汰の無い、極めて平和な『日常系』作品を自称させて下さい!
短い作品ではありますが、ココでのひと時が、どうぞ有意義でありますように…。
【起】
気が遠くなるほど大昔の戦争や天変地異。
あったかも知れないし、無かったかもしれない伝説に神話。
相も変わらず続く温暖化現象…。
諸々の事情による海面上昇で、多くの陸地が海へと消えた時代。
かつては『列島国』だったと言われる極東アジアの国【ニホン】も、その大半は水没。
継ぎ足しで作られた人工的な大陸――『大陸』とは言うが、天然の土や岩盤で形成された部分はごく一部。大半は海底深くに穿たれた巨大な支柱の上に、コンクリートなどで作られた巨大な土台を乗せた橋のような構造物。その上に人工土が盛られ、農林業が営まれ、建造物が立ち、街が形成されている。もっとも最近は、その部分すらも水没してきている――が海面上に点在する『群島国』となって久しい。
そんなニホンの中でも特に大きな島、ニホンの中心都市である【辰島】は、一般的に【セントラル】と呼ばれている。
セントラルは【トウキョウ都アキハバラ地区】
ニホンにおけるサブカルチャー、特にオタク文化の発信地であるこの街もまた、水没した時代に合わせた様相を呈していた。




