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ゴロスケホーホー  作者: 星狼


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1/4

月明かりの下で

月明かりが森全体を淡く照らす、静かな夜。


一つの影が、音もなく月光の帯を横切った。


その影は、大きな熊の頭の上へと音もなく降り立つ。


「ゴロスケ君、こんばんは」


クマ蔵は身動き一つせずに、ゆっくりと言った。


「こんばんは」


ゴロスケも、クマ蔵の頭の上でぴたりと止まり、身動きせずに答える。


二人はそのまま、月を眺め続けた。


丸い、丸い、月。


淡い光が、森の木々を優しく縁取っている。


「疲れました」


ゴロスケが、そっと呟く。


「……うん。どうしたの?」


クマ蔵は動かず、静かに返す。


月明かりは変わらず二人を照らし続け、夜の空気を柔らかく満たす。


「わかりません。ただ、なんとなく疲れました」


ゴロスケの声は小さく、風に溶けそうなほど。


「……うん」


クマ蔵もまた、小さく呟くだけ。


言葉は少ないまま、二人は月を見上げ続ける。

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