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顔だけは良い妹が何故かバーチャルアイドルをやっているらしい  作者: 光川
現れない幽霊編

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課題2 締め切り目前ママ

 追試を終え、学校行事のお手伝いを終え、アルバイトを終えてようやくの帰宅。


 色々と疲れた一日だったけれど、真野先輩に家電量販店最上階にあるイタリアンレストランでご馳走になったおかげで気持ちとお腹は満たされている。毎週の楽しみであるラジオ、グレゴリーのオールデイジャパンは確実に寝落ちするだろうけれど今日のところは眠気に身を任せてタイムフリーで聞こうかな。


「レー」


 玄関を開けると、そこには不満気な顔をした妖精が一匹。ぼんやり明るい瞳でジッと僕を見つめている。


「なに」

「門限は」


 スマートフォンで時刻を確認すると十一時十分。


「お、セーフ。なんとか間に合った」

「アウトですけど」


 六月に行われた妹とのお遊びで決められた門限、どうやらその場限りのお約束ではなかったようだ。

 靴を脱ぎ、洗面所で手洗いうがい、お風呂の準備をして、部屋に戻り着替えて……。


「……」


 その様子をドアの隙間から妹がジッと見ている。

また何か頼みたい事があるのだろう。そんな妹の様子をベッドに座りながら眠気と共に観察していると。

妹はス、とドアの隙間から足を差し込みスススと近寄って、ジッと僕を見下ろし、ポスンと隣に座り。


「エリは困ってます」


 そう言った。すぐに言うとは成長を感じる。


「そっか」

「うん」


 そのまま十分ほどが経過。

 一階から『お風呂が沸きました』という音が聞こえたので脱衣所へ向かい服を脱ぎお風呂場に入り身体を洗って湯船に浸かる。


「ふぅ」


 そうしてじっくり温まった後。風呂から上がり歯を磨いて寝る準備をして部屋に戻ると、妹は未だ先ほどと同じ姿勢でベッドに座っていた。


 僕は部屋の照明を落とし、そのままベッドに寝転び目を閉じ――。

 熟睡。


・・・


「……暑」

 差し込む日差しで目が覚めると、目の前には綺麗な色の瞳があった。黄緑なのか青なのか、たまに色が変わっているような気さえする妹の瞳。

 それが不満そうにジッと僕を見つめている。


「おはよう、れいくん。なにか言いたいことない? エリちゃん、どうしたのって言って?」

「邪魔」

「なんでエリの魅了攻撃がきかないんだ。ほら、みて、目、キラキラぁ。ね?」

「馬鹿」


 バチンと妹のおでこにバチンとデコピンを喰らわせため息とともに身体を起こす。

 そもそもなんで僕のベッドに居るんだこいつ。


「痛った。このエリを傷つけるとは兄でなければ許されないぞ……」


 ……まあいいや。ちょうど目の前にいるし昨晩は眠くて後回しにした提案をしてみよう。


「ところでエリちゃんさ、こんど一緒にゲームやろうよ」

「ゲーム?」

「何人かで協力できるやつ」


 一緒に遊べば仲直りするのでは、という『エリちゃんと仲直り大作戦』第一弾はこんな感じでいかがだろう。今の妹の雰囲気を掴むのには丁度良いのではなかろうか。


「ふーん」


 妹の反応は薄いけれど表情を見る限り断るという事もなさそうだけれど――。


「……あ」


 妹の目が思い出したように、思いついたように輝く。


「でもなーエリ忙しいからなー。レーに付き合ってあげられないかもなー」


 妹の身体が楽し気に揺れる。


「レーが手伝ってくれるなら、一緒に遊んであげてもいいけど?」


 何が悲しくて妹と一緒に遊んで妹のお手伝いをしなければならないのか。


「ねー、どうする?」

「…………うよ」

「え、聞こえない」

「なにか知らないけど手伝うよ」

「そんなにエリと遊びたかったんだ! あははっ」


 妹は兄の気も知らずに軽やかにベッドから降りると満面の笑みを浮かべた。


「じゃあさっそく行動だ。いくぞっ」


 ・・・


「レー、見てこれ」


 玄関から出てすぐ。我が家の駐車場には車は無く、基本的に僕のクロスバイクと母のロードバイクが置かれているのだけれど、そこにもう一つ。やけに長いカバーの掛かった物体があった。昨晩は暗くて目に入らなかったが……。


「なにこれ」


 僕の疑問に答えるように妹がバッとカバーを取り払う。


「じゃーん、タンデム自転車っ」


 オレンジ色の二人乗り自転車が現れた。ペダルが二人分あり、普通の自転車の倍近い車体の長さだ……。


「きのう届いたんだけど、これ二人で乗れるんだよ。おとーさんとちょっと試してみたけど、全然乗れなかった」


 親子共々何やってんだ。


「父さん居たんだ」

「うん。なんか地下アイドルのライブがあるって言って出かけたけど」

「ほんと何やってんだあの人。というかなんでこんなの」

「レーがタクシーで移動すると文句言うから買いました」

「文句っていうか。え。コレ乗るの?」

「うん」

「二人で?」

「うん」

「僕が悪かったからタクシーにしよう」

「もう買っちゃったもん」

「そっかぁ」


 そもそも今日の僕らの恰好が二人揃って白い半袖シャツに黒い短パン、肩からかけたサコッシュで被っているというのにその上、タンデム自転車? バカ兄妹じゃん。


「レーが前ね。エリは後ろでナビしてあげる。これ自転車用のヘルメット。念のためお揃いにしておいたから」

「どう念の為なんだ」


 妹はサコッシュからスマートフォンを取り出し後部ハンドルに取り付けられたホルダーにセット。そして髪をまとめて自転車用ヘルメットをかぶり準備完了といった顔を向けてくる。

なんだ、何が起ころうとしているんだ。


「いくよ?」

「……うん」


 もう、どうとでもなれ。

 帽子のようなバイザーが付いたヘルメットをかぶり、駐車場からタンデム自転車を引っ張り出し二人揃って乗り込む。


「せーのでペダルね」

「旅番組で見た事あるけど、中々難しいみたいだよこれ。歩道も乗れないんだっけ……」

「せーのっ」


 足で軽く勢いをつけ、ペダルを踏みしめる。

 いっそコケて「やっぱムリじゃん」みたいになってくれ!

 そんな希望を込めて車体のバランスが崩れるのを期待するが――。


 ああ、悲しいかな兄妹。息が合った踏み込みでタンデム自転車は問題なく進み始めた。


「……」

「楽しいねー」


 これ、普段よりも気を付けて運転しないとな。独特の操作感覚に慣れるまではゆっくり進まなければ……そもそもどこに向かっているのかも知らされていないけど。


「そこひだり―」


 車体の長さから言ってハンドルで曲がるタイプではないだろうと体重を左に傾ける。


「しばらくまっすぐー」


 これ、知り合いに見られたく無いなぁ……。


「エリちゃんさぁ」

「なにー」

「これ配信で言うなよ?」

「なんでー?」

「絶対身バレするから」

「えー。んー。それもそっか」

「というかさ、今どこに向かってるの?」

「ママの自宅に突撃します」


 ……ママ?


「エリオットの、ママってこと!」


・・・


 かれこれ三十分以上のサイクリングを終え、年季を感じるマンションに辿り着く。


 人の気配が無く、誰の迷惑にもならないであろう壁際にタンデム自転車を寄せてスタンドを立てる。妹はヘルメットをかぶったまま自転車から降りずスマートフォンを弄っており、どうやらスィッターのDMで『ママ』とやり取りをしているようだ。


「ママってどういう人?」


 妹曰くバーチャルアイドルのデザイナー、特にイラストレータ―の方をママと呼ぶ文化があるらしい。これってイラストレーターが男でもママだったりするのかな。


「エリのママは……。なんか、エリと似たものを感じるよ」

「その人大丈夫?」

「どういう意味」


 それにしてもエリーゼがどうも好意的というか他人に感心があるとは珍しい。何かしら通じる所があるのは間違いなさそうだ。


「あ、今からこっち来るって」

「よく住所知ってたね」

「エリのサイン書いたグッズ送ろうかってDMしたら教えてくれた」

「まるでマリリだ」

「は?」


 妹が眉間にしわを寄せたので、指でちょんと突く。

 ……しかしまぁなんだ。

 初対面の人にタンデム自転車に乗って妹とペアルックで現れた姿を見られるのか。今更ながら、本当に今更ながら恥ずかしくなってきた。


「というかさ。僕って来る必要あった?」

「二人のほうが楽しいじゃん」


 そんなことも解らないの、という表情を向けられる。


「それにエリ一人だと――」


 妹が何か言いかけた時、タタタタっと誰かの足音が近づいて来て。


「びゃっ、うわっ、美少女発見伝っ! もーなに来ちゃって……え、なにその長い自転車」


 癖のある長い茶髪と黒ぶちメガネが印象的な女の子が現れた。いかにも家着のパーカー姿は生活感に溢れている。可愛いというよりは綺麗めな顔立ちの気もするけれど、徹夜しました、みたいな顔つきがどうにも不健康な生活を彷彿とさせる。


「ひさしぶり。会うのは二度目だねママ」


 妹は澄ました雰囲気でママさんに微笑む。妹にしては珍しく親愛が伺える表情だ。

 けれど、僕と同い年くらいに見える『ママ』さんはそんな妹を一瞬視界に入れるもすぐにソワソワとして視線を逸らしていた。相思相愛とはいかないようだ。


「お姫様、来るなら来るで事前に連絡してくれるとかしてくれないとこっちにも心の準備と言いますかなんと言いますか。二人っきりだと目のやり場に困ると言いますか」

「そー言うかと思ってレーを連れて来たんじゃん」

「……おん? へ。もしかして手前の方が」


 妹しか目に入っていなかったママさんが僕の存在に気がつく。


「似てねぇ。でも、なるほど。配信のイメージ通りとも言える」


 あんた誰と言われるよりはよっぽど良い反応とはいえ、見ず知らずの人間に認知されているというのも不思議な気分だ。


「急に押し掛けてすみません。兄の綾野礼です。妹がお世話になっています」

「いえいえいえ、こちらこそ大変お世話になっております。して、これどういう状況っすか」


 僕は何も知らされていないので妹を見ると。


「だってユズリハ、エリオットの誕生日記念イラスト落としそうなんでしょ? げきれーと、さい、さ……レー?」

「催促」

「さいそくに来ました。そろそろ締め切りでしょ」


 そんなことを言う。


「ど、どうしてソレを。というか人が居ないとはいえ、外でその名前は伏せてください」


 ユズリハ。植物の名前だ。いつだったか園芸部に置かれた植物図鑑で見た事がある。


「ユズリハじゃない名前しらないし」

「そっか。えっと、日村柚乃って名前で、いちおう高二でレーさんと同い年です。日村とでもユノとでも好きに呼んでください」


 ユズリハさんは何故か持っていたタブレットPCに自分の名前を書く。……なんで僕の年齢知ってるんだ?


「可愛い名前だねユズ。で、エリオットの絵は描けそう?」

「そ……れはぁ。はは、いやぁ。ね」

「マネージャーにエリに会えば描けるかもとか言ったらしいじゃん」

「口の軽い女め。違うんすよ、私にとってエリちゃんは。姫様はその、太陽みたいなものでして。無いと陰り、近づけば焼かれるというか」


 ユズリハさん、そんなこと言わない方が良いよと言う間もなく。タンデム自転車から降りた妹はユズリハさんに接近、その両手を掴むと鼻が触れる距離に顔を寄せた。

「エリ、ユズの絵好きだよ? なんで描けないの? 描けるよね?」


 余計な例え話をしたユズリハさんを妹が焼こうとしている。


「ぐっ痛たたっ、キラキラ美少女パワーが顔に集まって来たぁっ」


 妹が覗き込むようにユズリハさんと目を合わせようとして、ユズリハさんは直射日光が直撃した人のように目を逸らす。


「エリの目を見て? 言うこと聞きたくなるから」

「いやっす、余計に絵が描けなくなるんで!」


 目の前で繰り広げられる間の抜けた攻防から目を逸らし、スマートフォンに触れる。


「……ユズリハか」


 ユズリハ、イラストで検索。


 すると妹がああもユズリハさんに拘る理由が何となく理解出来た。可愛いキャラクターイラストは勿論魅力的だけれど、目を引くのはどこか不安定で幻想的な背景だ。

 満天の星空を映す湖、深い海の底から見える光、広遠な砂漠とオアシス、薄暗く蛍光灯が点滅する電気街、そして――雪原。その全てに不安定な美しさがある。きっとスマートフォンではなくもっと大きい画面で見ればより感動するに違いない。


 この絵をユズリハさんが……。

 今、妹に捕まり後ろからコブラツイストを掛けられているあのユズリハさんが描いたのか。


「ユズ、絵、描こ?」

「あばら伸びちゃうぅぅ」


 ああ。初対面なのに幻滅しそう。

こんな綺麗な絵を描く人がコブラツイストかけられてるよ。


「れ、レーさん、ヘルプっ」


 へそチラしているユズリハさんからの救助要請を眺めつつ、事態を考える。もしかしたらユズリハさんはスランプ、というやつなのかもしれない。

 それは少なくともプロレス技をかけて解消されるものでも無いだろうし、かといって締め切りが延びる訳でも無いだろうし。月並みな発想だと『気分転換』をしてもらうのが良さそうだけれど。


「あの。レーさん? 眺めてないで助けて欲しいなぁって」

「絵、描きたくなりました?」

「オニーっ、この状況見てもろて!」

「エリちゃん、効果無いみたいだから止めたら?」

「……うぅん。これでうまくいくと思ってたのに」

「見通しが甘い」


 妹はユズリハさんから手を離すと僕に寄って来て腕を絡ませ、耳元でコソコソと呟いた。


「レー」

「ん?」

「はなし、聞いてあげて」


 それはユズリハさんの、という意味だろう。


「何で」

「エリと似てるから。レーになら、なにか話せるかも」


 似ている。

 そう言う妹の感覚は僕にはよく分からない。


「だってユズ、おめめが綺麗で可愛いでしょ? ね、おねがい」


 普段であれば断るところではあるが、確かエリオットちゃんのデビュー記念だか誕生日だかが月末に行われる予定だった気がする。

 仕方ない。ギャル後輩を見習ってたまには無条件でお願いを聞いてやるか。


「わかった。いいよ、それくらい」

「ほんと?」


 妹は嬉しそうにコツンコツンとかぶっているヘルメットを僕の側頭部にぶつける。

 と、そんなことをしていると視界にあたかも『質問があります』とでも言いたげに伸びた手が映り込んだ。ユズリハさんが見てはいけないものを見るような目で僕らを見ている。


「つ、つかぬことをお伺いしますが、お二人っていつもその距離感でいらっしゃる?」

「そーだけど。エリとレーは仲良しだからねっ」


 ユズリハさんの疑問に、妹が間髪入れずアンサーを出す。

 距離感……。確かに最近は距離が近い気もするけれど、昔からこんなものだった気もする。よその家庭だとどんなものなんだろう。


「……ラル」


 ユズリハさんが呟いた一言は環境音に掻き消されて聞こえなかったが――。


「お。おぉ? うぉおお! なんだかめっちゃ落書き意欲が沸いて来たっ!」


 ユズリハさんはその場でしゃがみ込むと、猛然とタブレットにペンを走らせ始める。


「おぉー」


 僕ら兄妹は初めて目の当たりにするイラストレーターの本気に感心するしかなかった。


・・・


 ――そして一時間が経過。


 本格的に日が昇り、セミの鳴き声が響く。思わぬところで夏の到来を実感すると共に、ユズリハさんの尽きる事のない集中力に感心を通り越して呆れてしまう。家がすぐ近くなんだから家で描けばいいのに……。

僕らは日陰にユズリハさんを引きずり込みつつ、近くのコンビニで買ったチューブタイプのアイスを半分に分けて吸う。


「ユズ、飲み物買ったよ?」


 と、妹が言うも。


「うん。どもっす」


 気の無い返事しか返ってこない。


「ユズ、すごいね」

「ね」


 妹に同意しつつも……描いている絵がなぁ。

 たまに絵を描きながらユズリハさんがチラチラこっちを見てくるなぁと思っていればタブレットの中に出来上がっていく絵がなんというか。小学生くらいの年齢に見える僕らしき少年とエリオットが日陰で汗をかきながら肩をピッタリと合わせてアイスを舐めているという、健全なのか非健全なのかグレーゾーンな絵なのだ。


 ……あれ。もしかしてユズリハさんから僕らってこう見えていたのか。


「エリちゃん、ちょっと離れて」

「なんで」

「社会的にまずい距離感なのかもしれない」


 そもそも最近距離近くてなんか嫌だし。


「だいじょーぶだよ。エリの村にはレーしかいないから」

「限界集落……」


 タヌキに家を買わされるゲームに僕らしか住人がいない姿を想像してしまった。すっごくつまらなそう。

 アイスを吸い終えたチューブを妹が持つビニール袋に突っ込んで、そろそろ帰ろうかなと考えていると。


「よしっ、出来た! あとはパソコンの方で細かく修正して……あれWiFiどこだ。ん、あ、外じゃんここ」


 ユズリハさんがようやく帰って来た。タブレットを覗けば素人からすればすでに完成に見える絵が描き上がっている。たった一時間でここまで描けるなんて、イラストレーターというのは凄いものだ。


「って、お二人。ずっと居たんすか」

「うん。みてたよ」

「なんか恥ずいっす」

「もうスランプなおった?」

「いや、これはただの落書きというか」

「そんなに描けてもだめなの?」

「私の中のエリオットと最近のエリちゃんのイメージとか。描きたい絵の情報が欠けている感じとか手の届かない何かを掴めないもどかしさがある……みたいな」


 エリオットちゃんのイメージねぇ。見た目以外に特徴は無いとはいえ、その見た目は……。


「確かにうちのエリオットちゃんはキラキラ変な物質散布してるし、絵に描きにくいってのは分かる」

「え?」

「いやだって、うちの妹、なんか物理的に光ってる時ありません?」


 夜中に猫みたいな感じで目が光ってる気がするんだよなぁ。


「……へぇ。レーさん、面白いっすね」


 そう呟くユズリハさんの作り物みたいな茶色い目と視線が合う。

 そんな何かを期待するような目で見られましても、スランプ解消法とか知りませんよ。


「あの姫様。よければレーさん借りてもいいっすか。私の知らないエリオットを見つけられるかも」

「いーよ」


 妹が食い気味に答え、僕に関する事が僕を通さずに決まっていく。


「それじゃあ、レーさんよろしくお願いします。妹さんの記念イラストが描きあがるかはレーさん次第っす」

「あんた次第だよ」


 ひとまず、今日は解散となった。


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