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きみといすとつくえと  作者: 中村HaL
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プロローグ


 いつからだろう。音楽が嫌いになったのは。


 いつからだろう。人が怖くなったのは。


 いつからだろう。自分を諦めたのは。


 できるならどうか、俺をまともな人間にしてくれ......








 あぁ嫌だ。

なんでこんな目に合わないといけないんだ。


 俺は普通に生きたいだけなのに。

こんな家に生まれたくなかった。音楽がすべての家なんて。


 生後6カ月からピアノ教室に行き、音楽を専門とした私立幼稚園に入れられ。

そのままエスカレーター式で小学校に入学し、ギターとサックスをやらされ。

中学では強制的に吹奏楽部に入部。⒖年間親の言いなりになって生きてきた。

せめて高校だけはと思い親に直談判したところ、音楽を続けることと指定の大学に入ることを条件に、一人暮らしを許された。


 思えば高校生で一人暮らしってすごいな。

よく許してくれたもんだ。


 なにはともあれ新生活が始まった。誰にも縛られない自由な生活が。




「荷解きも終わったし、散歩がてら高校までの道則でも確認しとくか」


 少し厚手の黒いパーカーと暗めのデニムを履いて、お気に入りのクロスバイクにまたがり出発する。少し暖かい風と、もうすぐで満開になりそうなソメイヨシノを見るたびに春の訪れと、これからの新生活に期待が高まる。


 ものの10分もしないうちに高校に到着する。前に一度母と確認したので迷うことはなかった。

 校庭では野球部が練習をしている。校舎は4年前に建て替えたばかりらしくて、傍からみればビルのようにも見える。


「ここで3年間すごすのか」


 校内に入ろうか迷っていると後ろから3人組に話しかけられた。


「こんなとこでなにしてんだ?」

「制服を着てないから新入生ですか?」

「......」


ここの先輩か。誰も知り合いのいない土地だし顔見知りくらいは作っておいたほうが楽だな。そんなことを思いながら丁寧に返事をする。


「はい。来週から入学する〈柄山 音也(からやま おとや)〉って言います!家からの道則を確認してたんです」

「そっか。俺は〈南雲 和毅(なぐも かずき)〉3年だ。これからライブなんだけど見に来いよ」


 ライブか。音楽はやめたいんだよな。

 だが俺が断る前に校舎内に連れ込まれてしまった。まぁ内装も見れるしいいか。


「やっぱなかもきれいなんですね」

「おぅ!建て替えたばっかだからな」

「僕たちが入学する前ですけどね」

「......」


 なんかしゃべれよ三人目!なんだよさっきから2人としかしゃべってねーぞ。てか会ってから一回も声聞いてねぇ......

 

「ついたぜ。ここが軽音部の部室だ」


 ざっと見て40人くらいか。

初めまして。中村HaLです。

文才はないし、ネットも詳しくない私ですけど、妄想だけできます。

この作品は昔から頭の中で描いていた物語と、私の現実を混ぜた話です。

ところどころ変なところもあると思いますが、もしかしたら全部変かも知れないですけど!

皆さんのお時間を少しだけでも頂けたらなと、思っています。

これからよろしくお願いいたします。


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