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ドキドキ。

さぁさぁ、読んでみてくださいっ


※3月15日、訂正をしました。

夏。

高槻 雪那(タカツキ セツナ)が、

転校してきてまぁそれなりに日が経って。

そして、明日から夏休み。

友達とかは皆、彼氏だだぁだぁ言って。

フリーなのはあたし、鶴駕 鴉乃(ツルガ カラスノ)と...


「んっとさぁ、雪那...アンタって彼女いんの??」


隣の席の雪那に聞く。

まぁ、どうせ、いな――


「...いる。」


「え!? 嘘っ!!??」


「嘘。」


「なぁーんだ、良かった♪」


フリーなのはあたしだけじゃなかったんだ....

一瞬吃驚したけどホットしたや...

――あれ、どうして、ホットしたんだろ...


** ** ** ** ** ** ** ** ** **


「かっ...鴉...3年の方々がよんでるよ...」


「ん、あぁ解った。」


こんな呼び出しはしょっちゅうある。

なんせ、あたしは正義感が強いし、(自分で言うか)

困っている子を助けるのが趣味だし。

後々、空手部1年主将だしっ。


「つーるーがーちゃん。よくも前はボコボコにしてくれたねぇ??」


図体が無駄に大きい男達があたしを囲む。

正直言うと、すっごい汗臭いしむさい。


「あら、それは先輩が悪いんじゃありませんこと??」


ニッコリとあたしは笑う。

――ざっと見て10人...いや、15人...??

人数なんて関係ない。いける...っ!!


「だまれやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


ガゴッ!!

向ってくる男達を次々蹴る、殴るで、倒してゆく。


「ぐぁっ!!!!」


「さぁ~、次は誰かし――」


「うわぁぁぁぁぁっ」


ゴンッ!!

1人、焦った男が鉄の棒で、鴉乃の頭を殴った。

ありえない音を奏でて。


―一瞬、目の前が白くなる。

そして、次に見えるのは地面。

あたしは、何かで殴られ倒れた。

ただ、ズキズキ痛む後頭部に。

夏の日差しはあたりの状況を見えなく、さえぎって。

何か、言わなくちゃ...。


「んな物使うなんて...ひきょ...うじゃなく...って..??」


どうしよう、くらくらして、言葉が途切れ途切れにしかでてこない。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


突然、男が叫んで。

何か、鋭い音がする。

そして、誰かが、あたしを、見る。


「――鴉、大丈夫か??」


誰だろう...、逆行で、上手く見えない。

ぁ、でも...、この...声って―――。


「せ....つ...な....??」


「ひぃぃっ!!うぉぉぉぉぉぉぉっ!!」


それに怖がった男は、また殴ろうと――


「手前、煩ェんだよ。」


雪那は、男の顔面を殴る。

そして、あたしは意識を失った――。


** ** ** ** ** ** ** ** ** **


「――ん...あれ..?? ―痛...っ」


後頭部がズキズキする。

ぁ、そっか。あたし、殴られたんだ。

ここは...、保健室。

だってあたし、ベッドにいるから。


「おっ、眼ェ覚めたか??」


「ぁ...雪那...。」

ベッドの横の椅子に、フードを被っていない、

雪那が笑って座っていた。

笑ってて、それで...、あたしを助けてくれて。

それが吃驚で。

少し、変な気がして。

でも、なにより吃驚したのは、

雪那の漆黒の黒髪が夏の日差しでキラキラしてて。

まるで、綺麗な金髪。

いつのまにか、あたしは、それに見蕩れてしまって――。


――ドクッ。


「まだ、痛むんだな....。しばらくここで安静にしておけ。」


雪那がふんわり笑う。

そして、あたしの頭を大きな手でなでる。

どうしてか、とってもドキドキして。


「うん、ありがと...。」


昼の保健室。

誰も居ない静かな保健室。

心臓が、煩いほど鳴っている。

蝉が外で鳴いていて。

それがあるからきこえないものの、

蝉が鳴いていなかったら―、


絶対に、聞こえるぐらいに、心臓は鳴っていた――。

1歩、進展ですかね...??

まぁ、これからなんです。

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