ドキドキ。
さぁさぁ、読んでみてくださいっ
※3月15日、訂正をしました。
夏。
高槻 雪那が、
転校してきてまぁそれなりに日が経って。
そして、明日から夏休み。
友達とかは皆、彼氏だだぁだぁ言って。
フリーなのはあたし、鶴駕 鴉乃と...
「んっとさぁ、雪那...アンタって彼女いんの??」
隣の席の雪那に聞く。
まぁ、どうせ、いな――
「...いる。」
「え!? 嘘っ!!??」
「嘘。」
「なぁーんだ、良かった♪」
フリーなのはあたしだけじゃなかったんだ....
一瞬吃驚したけどホットしたや...
――あれ、どうして、ホットしたんだろ...
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「かっ...鴉...3年の方々がよんでるよ...」
「ん、あぁ解った。」
こんな呼び出しはしょっちゅうある。
なんせ、あたしは正義感が強いし、(自分で言うか)
困っている子を助けるのが趣味だし。
後々、空手部1年主将だしっ。
「つーるーがーちゃん。よくも前はボコボコにしてくれたねぇ??」
図体が無駄に大きい男達があたしを囲む。
正直言うと、すっごい汗臭いしむさい。
「あら、それは先輩が悪いんじゃありませんこと??」
ニッコリとあたしは笑う。
――ざっと見て10人...いや、15人...??
人数なんて関係ない。いける...っ!!
「だまれやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ガゴッ!!
向ってくる男達を次々蹴る、殴るで、倒してゆく。
「ぐぁっ!!!!」
「さぁ~、次は誰かし――」
「うわぁぁぁぁぁっ」
ゴンッ!!
1人、焦った男が鉄の棒で、鴉乃の頭を殴った。
ありえない音を奏でて。
―一瞬、目の前が白くなる。
そして、次に見えるのは地面。
あたしは、何かで殴られ倒れた。
ただ、ズキズキ痛む後頭部に。
夏の日差しはあたりの状況を見えなく、さえぎって。
何か、言わなくちゃ...。
「んな物使うなんて...ひきょ...うじゃなく...って..??」
どうしよう、くらくらして、言葉が途切れ途切れにしかでてこない。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
突然、男が叫んで。
何か、鋭い音がする。
そして、誰かが、あたしを、見る。
「――鴉、大丈夫か??」
誰だろう...、逆行で、上手く見えない。
ぁ、でも...、この...声って―――。
「せ....つ...な....??」
「ひぃぃっ!!うぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
それに怖がった男は、また殴ろうと――
「手前、煩ェんだよ。」
雪那は、男の顔面を殴る。
そして、あたしは意識を失った――。
** ** ** ** ** ** ** ** ** **
「――ん...あれ..?? ―痛...っ」
後頭部がズキズキする。
ぁ、そっか。あたし、殴られたんだ。
ここは...、保健室。
だってあたし、ベッドにいるから。
「おっ、眼ェ覚めたか??」
「ぁ...雪那...。」
ベッドの横の椅子に、フードを被っていない、
雪那が笑って座っていた。
笑ってて、それで...、あたしを助けてくれて。
それが吃驚で。
少し、変な気がして。
でも、なにより吃驚したのは、
雪那の漆黒の黒髪が夏の日差しでキラキラしてて。
まるで、綺麗な金髪。
いつのまにか、あたしは、それに見蕩れてしまって――。
――ドクッ。
「まだ、痛むんだな....。しばらくここで安静にしておけ。」
雪那がふんわり笑う。
そして、あたしの頭を大きな手でなでる。
どうしてか、とってもドキドキして。
「うん、ありがと...。」
昼の保健室。
誰も居ない静かな保健室。
心臓が、煩いほど鳴っている。
蝉が外で鳴いていて。
それがあるからきこえないものの、
蝉が鳴いていなかったら―、
絶対に、聞こえるぐらいに、心臓は鳴っていた――。
1歩、進展ですかね...??
まぁ、これからなんです。




