第10話
美紀と両思いになれて、一週間たったある日の事。
今日は、夏休み中だけど部活がある日で、学校に来ていた。
部活始めに、こそっと同じ部活で、同じクラスの男子が大事な話しがあるから、私と二人っきりで話したいと言われた。
なので、部活が終わった後に、誰も居ない屋上にやって来た。
「それで、大事な話しって何?」
何故か、男子は頬が赤くなっていて、挙動不審気味だった。
「えっと…、その…雪さんは好きな人居るのか?」
この人、私が結婚している事忘れてるのかな?
「結婚してるんだから、居るに決まってるでしょ。」
「そっか…そうだよな…。」
何故か、落ち込んでしまった。
まさか、この人私の事が好きだったりするのかな?
もしかして、大事な話しって告白?
「他に話しはないなら…」
「待ってくれ!」
「分かった。でも、早く話して。」
「わ…分かった。言うぞ、言うからな?」
「どうぞ。」
「ゆ…雪さん!す…」
「す?」
「す…いかって美味しいよな!!」
「あぁうん、そうだね。」
本当は、好きだと言いたいんじゃないの?
「…所で、雪さん。」
「何?」
ついに、告白されるのかな?
「雪さんは、旦那さんの事をどう思っているんだ?」
「好きだよ。」
「もし、愛人にしてくれって告白されたら…どうする?」
「断るに決まってるでしょ。」
「そうだよな…。つまらない話ししてごめんな。…おい!勇人!いい加減出て来い!」
「…ちょっと秋人!?」
あれ?何この展開?
もう一人の同じ部活で、同じクラスの男子が現れた。
ちなみに、勇人と呼ばれた男子は美少女な男子として、校内で有名である。
後、秋人と呼ばれた男子はイケメン男子として有名だ。
そういえば、この二人は親友で、恋人なんじゃないかという噂がある。
普段、二人は周りから見たらイチャついているようにしか、見えないやりとりをしている。
本人達は、付き合ってないって否定しているけど。
「秋人君、これはどういう事かな?」
「あー…その…、勇人の奴が雪さんの愛人になりたいそうだ。で、当然止めたんだがこいつ頑固でな…。だから、諦めさせるためにだな…。」
秋人君曰く、私の気持ちを聞き出し、近くに隠れてもらっている勇人君に聞かせて、諦めさせようとしていたらしい。
初めは、私に勇人君の事を教えないまま終わらせる予定だったが、途中で耐えきれなくなったので、全てバラす事にしたらしい。
その後、二人は謝ってくれて私は先に帰った。
そうそう、勇人君は秋人君の思惑通り諦めてくれた。
後、勇人君は涙目になって秋人君に、責任とってと言って迫っていた。
二人は、すっかり私の存在を忘れていたので、先に帰らせてもらった。
その際、秋人君が私に助けを求めていた気がしたが、きっと気のせいだろう。
二人は、お似合いなのでこの機会に、付き合ってみたらいいと思う。
二人と次に会う時、二人がどんな関係になっているのか、少しだけ楽しみになった。
~とある二人の会話~
「秋人、責任とってよ!」
「落ち着け勇人!俺は、女子が好きなんだよ!!」
「それは、僕だって同じだよ!諦めさせた責任とって、僕の新しい恋探しに協力してよ!」
「そういう意味か。紛らわしい言い方するな!!」




