第9話
今日から夏休み。
今だに、美紀との唇以外へのキスは慣れない。
毎日するようになったおはようのキス,行って来ますのキス,ただいまのキス,おやすみのキスは、習慣になっていた。
…美紀のおかげで、好きだった人への気持ちは、友情に変わって辛くなくなった。
今は、美紀の事を考える事が多くなったりしている。
美紀に対して、ドキドキしているし、キスされたり抱きしめられたりするのは嫌じゃない。
好きになり始めているのかも知れない。
そういえば最近は、結婚生活についてなど色々聞かれる事も少なくなった。
落ち着いたのだと思う。
私は、色々考えながら家に向かって歩いていた。
だからなのか、人にぶつかってしまった。
「きゃ!?」
「わ!?すみません!」
「いえ、私の方こそ…」
お互いに謝り、あらためて相手を見た。
ぶつかった人は、立川女子高校の制服を着ていて、絶世の美少女というような人だった。
「岡山高校…」
美少女は、私の制服を見ながらそうつぶやいた。
何か考え込んでいるみたいだ。
「あの~?」
声をかけてみると、ハッ!と我に返り「すみません。少し、気になる事がありまして」そう言った。
その後、少し話して別れた。
去り際、美少女が私の指輪を見て一瞬驚いていた気がする。
家に帰り、夏休みの宿題を終わらせた。
こういうのは、一番初めに終わらせておくと後々楽だ。
宿題が、終わった頃に美紀が帰って来た。
お出迎えして、抱きしめ合ってお互いの頬にキスをする。
「ただいま」
「お帰り」
美紀が、私をギュッとした。
「そろそろ、慣れてきたようだし、これからは唇へのキスに変えようね。」
耳元で、そうささやかれて私は思わず赤面してしまった。
美紀は、私の顎を持ち上げ目を合わせて、じっと見つめた。
そして、唇へのキスをした。
(…柔らかいな。)そう思いながら、自然と目を閉じて抵抗せずに受け入れた。
キスの後、私は赤くなったままボーと美紀を見つめていた。
「じゃ、次は雪の番だよ。」
私は、かなりドキドキしながら美紀にキスをした。
翌朝。
目が覚めた後、先に起きて私の寝顔を眺めていた美紀と目が合い、昨日の夜の事を思い出して、真っ赤になってしまった。
あの後、結局美紀にキス以上の事をされてしまったのだ。
夕食後、一緒にお風呂に入って部屋に戻った後、私は美紀にベッドへ押し倒され、そのまま婦婦の営みをされた。
美紀は、我慢出来なかったようだ。
嫌がったりしたら、止めてくれただろうけど、抵抗せずに受け入れちゃったから、最後までしてしまった。
そして、今はベッドの中で、お互いに裸のまま美紀に抱きしめられている。
「おはよう雪。」
そう言って、美紀は私にキスをした。
かなり嬉しそうだった。
「…おはよう…。」
「フフ♪ボクの雪は可愛いな♪」
美紀は、嬉しそうに笑って何度もキスをして、また愛し合った。
…私は、どうやら美紀が好きらしい。
美紀に愛されて、嬉しいと思ってしまっているんだから、間違いないだろうね。




