第75話 一時中断
いつも誤字報告ありがとうございます
一旦、ダンジョン探索を中止にしてランガンの町へと戻って来た。
当然、ブラッキーファンクラブという名の取り巻き達が待ち構えていて盛大に盛り上がっていた。
六〇階層突破は現役冒険者の最高到達点だから仕方ないかもしれない。
いや、いつもこんな感じか。でも、また増えてるよね。
ブラッキーさんもホワイティさんも疲れてるだろうけど、六〇階層突破の嬉しさもあって笑顔で答えてるね。
バンさんは……意外と馴染んでるじゃん! 輪に入れないのは僕だけ?
このダンジョンの最高到達階層は六五階層。あと五階層だ。
だけど、この六〇~七〇階層は毒だの麻痺だの混乱だのの状態異常階層だった。何の対策もしていなければ一歩も歩けないのだ。
前回の僕は、何の苦も無く素通りしたけどね。
だって状態異常とか僕には関係ないし。
でも、みんなのためにアクセサリを作っちゃうんだよ、付与魔法って結構得意な方なんだ。
素材は、先日ムルムルさん達が経験値ウマのために獲って来てくれたドラゴン祭りの魔石でいいか。
肉は多少使ったけど魔石は残ってるもんな。
鉱石はノーム君達が採って来てくれたものがあるし、当然薬草もある。ドラゴンの他の素材も残ってるし、これはいいものが出来そうだ。
冒険者ギルドに着くと、到達階層の報告はブラッキーさん。素材の買い取りはホワイティさん。酒場の席取りはバンさん。僕は何もする事が無く、ボーっと立っていた。
これはいかん! パーティ追放の危機だ! 役に立つ所を見せないと!
気合の入ったアクセサリを作って挽回だ!
食事もそこそこに、六〇階層突破祝いで盛り上がる酒場から早々に宿へと帰った。
そして、一人部屋に籠り、アクセサリの構想を始めた。
まぁ、いつも一人部屋なんだけどね。
「よし! このアクセサリで存在価値を上げるぞー!」
一人で気合を入れてアクセサリ作りの準備に入った。
まずは素材。龍の魔石は外せない。これ大事。
次にアクセサリの種類だ。指輪にするかネックレスにするか、それとも腕輪にするかはたまたアンクレットやベルトなんかにするか。
防ぎたいのは状態異常。毒・麻痺・盲目・沈黙・静寂・混乱や魅了や洗脳などの精神汚染。
しかも、常時発動をさせておきたい。
「まずは大きめに魔法陣を書いて重ねて重ねて複合にしていき、最終的にその効果をアクセサリに移せばいいかな。付与する効果が多いから、やっぱり龍の魔石じゃないと収まりきらないな」
せっせと魔法陣を描いて行く。毒耐性、麻痺耐性、盲目耐性、沈黙耐性、静寂耐性、混乱耐性、魅了耐性、石化耐性、樹木化耐性・睡魔耐性…………
「よし! 全状態異常耐性(ほぼ無効)ができた! でも完璧じゃないから防壁膜を足せば完璧だね!」
という事はアクセサリは二つ必要になるな。
防壁膜は身体を魔力の薄い膜で覆うだけだし、周囲の魔力を還元する方法を取ればそんなに大きなものでなくていいけど、全状態異常耐性(ほぼ無効)の方は大きなものにしないと付与に耐えられない。
という事は選択肢も限られてくる。指輪みたいな小さなものでは収まりきらない。
「やっぱりベルトかなぁ……でも、僕はもう母さんのを持ってるし、ブラッキーさんやホワイティさんはローブの中に何着てるんだろ。前に見た限りだとベルトなんていらなさそうだったし」
戦闘の邪魔にならないっていう前提もある。バンさんに指輪とか腕輪なんかだと邪魔になりそうだ。
ヘアバンド? 全員がヘアバンドをしてるってのも変だし、だったらアンクレット? それが無難かな。
あっ! ワッペンならいいんじゃない!? パーティのマークを作って、それをワッペンにして装備に貼り付けるとか縫い付ければいいんだよ! 吸着効果を付与すれば金属にだって貼り付けられるしね!
これなら装備を変える毎に付け替えればいいし、パーティメンバーってすぐに分かるよね!
僕がボーっと立ってても同じメンバーって分かるし! おお! 考えれば考えるほどワッペンしかないと思えてくる! うん! ワッペンいいと思う!
という事で、付与する魔法陣を完成させ素材も選定完了した。にも関わらず徹夜の作業となってしまった。
幾つかパーティロゴを書き出したんだけど、しっくりくるマークが決まらなかったのだ。
【三叉槍の魔法使い】だから三叉槍は確定なんだけど、魔法使いをどうするかで悩みまくった。今はバンさんもいるしね。
リーダーはブラッキーさん、サブリーダーはホワイティさん。あと現在のメンバーは僕とバンさんの計四人。
最初は四人の特徴を描いてたんだけど、やっぱり無理があったので全然決まらなかった。
なので、リーダーであるブラッキーさんの特徴でもある火魔法の火球の魔法陣を描いて、その上に重なるように大きく三叉槍を描いたら意外としっくり来た。しかも格好いい。
三叉槍で魔法陣も重要な部分が隠れるし、線を細く薄くすれば模様にしか見えない。
三叉槍を大きく描いて三叉の交差するところに大きな魔石を描く事で武器である三叉槍でも魔法をイメージさせられた。
ワッペンの形はエスカッシャン―――よくあるエンブレムの盾の形にして、中央に魔法陣を薄く描いて、三叉槍を斜めに描いた。
最後にさりげなく右下の空白部分にスライムの雫形を描いて完成した。
デザインが決まれば後は早かった。
地となる素材は地龍、炎龍、嵐龍、翠龍、蒼龍の中から翠龍を選んだ。現在所有している五龍の中で最も耐性が高い龍だったからだ。
エスカッシャン型に象った地に鉱石に薬草を練り込んだもので絵柄を完成させる。
三叉槍の魔石を描いた部分の本物の龍の魔石を填め込む。
そして、先に完成させて放置状態になっていた全異常耐性(ほぼ無効)を付与させて完成だ。
あとはついでに防御膜付与のためのペンダントを龍魔石でペンダントトップを作り、絵柄を描いた薬草入り鉱石の残りでチェーン部分を作って付与して完成。
効果としては周囲の魔素を少し吸収して、ペンダントトップの部分でブーストさせて身体全体を薄く覆う防御膜を作るだけのもの。
でも、これで全状態異常耐性(ほぼ無効)の足りない部分を補助できた。
二つ合わせて全状態異常無効の効果を獲得できた。
「よし! 完成だ! 我ながら良い出来だね!」
久々に良い物を作れた嬉しさでテンションが上がり、素材が無くなるまで同じものを作ってしまった。
全部で五〇個ずつ……そ、そのうちメンバーが増える…よね?
だって一度作ったら、同じ物だと一分と掛からずできちゃうんだもん! 普通、作っちゃうだろ? 素材があったら作っちゃうよね?
翌朝、同じ宿のバンさんには朝食時に完成品を見てもらった。
バンさんはふーんって感じでワッペンを手に取った後、ぽいって投げ返された。あとでブラッキーさん達に見せてやれってさ。
どんな効果があるかも説明したのにあんまり興味が無いみたいだ。
昨日はバンさんも毒にやられてフラフラしてたのに。
僕の一番の従者だってノスフェラトゥさんと言い争ってたぐらいなんだから、もっと僕を上げてくれてもいいんだよ? 僕は褒められれば褒められるほど登って行くタイプなんだから。
その代わりに横で聞いてたハーゲィさんがワッペンに興味津々だった。くれ、とまでは言わなかったけど凄く物欲しそうにしていた。
あげてもいいんだけど、薬草採取で必要な事態になった事は無い。
しかも【三叉槍の魔法使い】のロゴなんだからハーゲィさんは違うよね?
三人で冒険者ギルドへと向かい、ハーゲィさんはそのまま中へと入って行った。
僕達は入り口でブラッキーさん達と待ち合わせだ。
今日は、毒対策のための装備やアクセサリを収集するために相談した後、各自で行動をする予定なんだけど、もう僕が作ったワッペンとペンダントで対策済みだ。
もうする事は無いはず。だから、今日の予定は服等にワッペンを付ける事だけになるはず。
このワッペンは外套に付けるだけでも効果はあるからね。マントでも問題ない。
だから一人一つでいいんだよ。
だったらなんで五〇も作ったんだって? メンバーが増えるかもしれないじゃん!
「これは……」
「ありえません!」
冒険者ギルド横の食堂兼酒場でワッペンをお披露目した時のブラッキーさんとホワイティさんの感想だ。
うん、それそれ! そんな反応が見たかったんだよ!
「すぐに装着しちゃうからローブを貸して」
「い、いや、これは……ありえないでしょ!」
「状態異常ほぼ無効ってなんですか! 教会にもこんなものはありません!」
「王家にも無いわよ! きっと王様が献上しろって言って来るわ!」
「そ、そう? でも、これって【三叉槍の魔法使い】のマークだよ?」
「それでもよ! インナーに付ければ見えないでしょ!」
そりゃ見えないけど、マーク入りでいいの? 献上しろって言われても予備があるから問題ないけど、いいのかなぁ。
二人のローブに吸着の錬金術で一体化をさせて、バンさん用には、町で買っておいた黒いマントにもワッペンを付けた。
「このペンダントと一緒に装備しておけば状態異常を無効にできるから、七〇階層までは絶対に着けててね。着けた後にペンダントトップの魔石に魔力を通せば起動するんだ。同時に自分専用になるから着けたら先に魔力を通してね」
バンさんはペンダントを見て『男らしくない!』と少し渋っていたが、七〇階層までだと言って我慢してもらった。
ブラッキーさんとホワイティさんは嬉しそうに着けてくれたよ。
即座に魔力を通すと、薄い魔力の膜が身体全体を覆うのが見えた。
この世界に来てから何故か魔力と気力が見えるようになったからね。
「こ、これって、もうこのペンダントだけでいい気がするんだけど……」
「私も同意見です」
ダメダメ! このペンダントの効果なんてたかが知れてるんだから!
「機能は分からんが、ペンダントはなぁ。だが、このマントはいい、俺様に相応しいマントだ!」
分からんって、バンさんは進化して特殊な目を手に入れたんじゃ無かったの?
魔眼って上位の吸血鬼族は皆持ってるはずだよ? 相手の能力を見たりとか魅了したりとか金縛りにするとか個性によって違ったと思うけど、それでもこのアクセサリの価値ぐらい分かるはずなんだけど。
僕? 僕は鑑定眼なんて無いけど、それなりに色んな事を経験してるから何となく分かるんだよ。
「あのね、キズナ。これをもう一つ貰えない? お父様に差し上げたいんだけど。もちろんお金は払うわよ?」
「それはいいですね。私も一つ欲しいです」
ブラッキーさんとホワイティさんにそれぞれ一つずつ渡した。ペンダントはいらないって言われた。
ペンダントの方が簡単に作れるのに。人気が無いのはデザインが悪いのかな?
今日は元々収拾予定にしてたから休養に当てる事になった。
ブラッキーさんとホワイティさんはその休暇を利用してワッペンを渡しに行くようだ。
バンさんはこのまま残って飲むんだって。
急に予定が無くなってしまった。何をしよう。
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「姫。突然どうなさったのですか。お城に戻られるのはいつ以来でしょうか」
「爺、お父様は何処に?」
「今は執務室にいらっしゃいます。しかし、本当にどうされたのですか? 何か問題でもあったのでしょうか。それならダンジョンの事はもう諦めて……」
「大丈夫よ。ダンジョン探索はこれ以上なく順調。先日、現役冒険者の中ではトップに立ったのよ」
「さ、さようにございますか……」
城に戻って心配してくれているのは、小さな頃からのお付きであるセバスである。
教育係でもあり、侍従でもあるセバスはこれでも男爵位を持っている。王族と接する役目を担っているのだから当然である。
やはり当然の事ながらブラッキーのダンジョン探索には反対である。いつ、命を落とすかもしれないのだから当然の意見だし、城でブラッキーのダンジョン探索に賛成をしている者など誰もいない。
だが、王の許可を勝ち得たのだから表立って反対もできず、ダンジョン探索が上手く行かず、早々に諦めて城に帰ってくれる事を城の者は心から望んでいたのである。
「お父様、聞いて頂きたい事ができましたので参上致しました」
扉を警護する兵士に訪問を告げてもらい、入室の許可を取り付けてもらい兵士と共に執務室に入っての一言目だった。
「ふむ、リタイアするにも理由がいるか。それほどまでして嫁に嫁ぐのが嫌なのか?」
「リタイアなど致しません。探索は順調です」
「順調……か。確かに報告によると現役トップになったようだな」
そう、現在ブラッキーは王都に戻って来ている。
ラピリカ同様に走竜の牽く高速馬車により、ランガンの町から約六時間で辿り着いていた。
キズナからワッペンをもらったその足でホワイティと一緒に王都に戻って来た。
用を終えたらそのままとんぼ返りすれば、明日のダンジョン探索には間に合うと踏んで、強行軍に出たのだ。それほど、キズナが出したワッペンは強烈なものだった。
「はい、ありがとうございます。仲間に恵まれたようで、私も実力をつけてきております」
「ふむ、大男が参入したらしいな。あれほど男を嫌っていたお前が男に頼るとはの。それほど余の決めた相手が嫌か」
「そういう事ではありません。それに、大男はオマケみたいなものです。確かに男に助けてはもらってますが、成人したての小さな男の子です」
「ん? 頼りない小者がおるとは聞いておる。確か薬師であったか?」
「キズナはポーションも作りますが、魔法も素晴らしい使い手なのです。私とホワイティの師匠でもあるのです。体術も素晴らしく、武器は、まぁ、棒なのですが」
「ほぅ、魔法の腕も良いとはの。確かにポーション革命も起こしたと聞き及んでおるから魔法陣にも精通しておるのか。出自がしっかりしておれば城仕えにでもしてやれ」
王は興味無さそうに投げ槍に答えた。
「キズナが城仕え……それもいいかもしれません。でも、それは今ではありません」
「ではなんだ。何か報告があって来たのでは無いのか? 余の予想では六一階層で行き詰まり、リタイアの報告かと思っておったのだが」
「お父様は知ってらっしゃったのですね」
「毒の事か?」
「はい」
「もちろん知っておる。次の六二階層では麻痺、六三階層では混乱だ。六五階層の情報までは知っておるぞ? 何せ余は王であるからな」
くっくっくっと嫌みったらしく小声で笑いを漏らす王。
王はブラッキー達ではこれ以上の探索は限界だと思っていたのだ。
「そうでしたか。情報をありがとうございます。キズナの言っていた六〇台の階層が状態異常だというのは本当だったようです。これで攻略は成せたようなものです」
「むっ? リタイアはせぬのか」
「はい。良い物を手に入れましたので、お父様にもお贈りしようと急いで戻って来ただけですので」
そう言ってワッペンを手に取り王に差し出した。
「これは?」
「状態異常ほぼ無効の効果のあるワッペンです。マントに貼っても有効なようですので、お父様に使って頂こうかと急いで舞い戻って来たのです」
「状態異常無効だと!?」
「いえ、キズナはほぼ無効だと言ってました」
「ほぼ……ほぼというのは、どれほどの効果なのだ」
「申し訳ありません。まだ効果のほどは確認しておりません」
「……鑑定士を呼べ」
この世界には鑑定士と呼ばれる者がいた。
細部に渡るほどの鑑定はできないが、大まかなところは分かるという職業を持つ者がいた。
非常に希少な職業で、詳細鑑定はできないが、それでも貴重な職業であった。
しかも水晶玉などの補助具を使えば精度があがり、人物ならばある程度のレベルや職業を、物なら真贋やある程度の効果を見定める事ができた。
初期調査での判定には十分な能力の職業であった。
「王様に申し上げます」
鑑定を終えた鑑定士が、鑑定結果を王に報告する。
この鑑定士は補助具に大きなルーペのようなものを使っていた。
「このワッペンと王女様のローブに貼ってあるワッペンは同一の効果のあるものだと判明致しましたが、何か身に付けるものに貼り付けない限り効果を発揮できないものだと分かりました」
「で、効果の方は」
「はっ! 状態異常無効でございます」
「なっ、なんと! そんな物が存在するのか!?」
「はっ! 私としても信じられませんが、確かでございます」
「しかし、ブラッキーはほぼ無効だと申しておる。その点はどうなのだ」
「はっ! 私には分かりかねます。ですが、暗部の用いる即死級の毒や、薬師ギルドの最上級の麻痺薬や奴隷の首輪でも効果が無い事は確実です」
「ま、誠か! そんなものがこの世に実在するのか!」
「はっ! 私としてもこの目で見ても信じられませんが、実際に今申し上げた効果がある事は確実です。私が実践して差し上げても構いません!」
「それほどのものが……」
ワッペンを前にわなわなと震える王。
ここにいるのは近衛兵が五人に鑑定士、王とブラッキーと未だ一言も発していない第一王子の九人だった。
「緘口令を敷け! この事は誰にも言ってはならぬ! よいな!」
「「「はっ!」」」
キズナの事は信じていたが、鑑定士の鑑定により本物であったと安堵するブラッキーだった。
安堵感より信じられないものを見たという気持ちの方が強かったのだが、周囲の驚き振りを見て気持ちの昂ぶりが収まるのが自分でも分かった。
それから、王より褒美について考えておけと言われ王城より下城するブラッキーであった。
その足でホワイティと合流し、大急ぎでランガンの町を目指す二人であった。
ブラッキーの出て行った執務室に残る王と第一王子。
「父上、これをキズナという者が作ったとお考えですか?」
「いや、このようなものを作れる者などおらぬ。ダンジョンで発掘したのであろう」
「ですが、二つも同じ物がありますでしょうか。しかも、この模様はブラッキーのチームのマークに酷似しております」
「……」
「しかも、ブラッキーのあの自信。チームメンバー分の数があり、余分にあるので献上してきたと考えるのが妥当かと」
「(そんなものはいいのだ。安全にダンジョンを行くよりは、安全な城で過ごしてほしいだけなのだがな。うまく行かぬものよ)」
小声で胸の内を晒す王。その小さな呟きは近くにいる王子にも届かなかったようだ。
「何か仰いましたか?」
「……時に王子よ」
「はい」
「冒険者では仲間の事をチームではなくパーティと言うそうだ、覚えておくと良い」
「……はい」
何か逸らかされたようで返事に詰まる王子。
「しかし、これでブラッキーは未踏破階層の更新をするであろうな」
「はい、私もそれには賛同します」
「無事であれば良いな」
「同意です」
その頃キズナは、何故か魔道具屋で捕まっていた。




