表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/19

17 見てはもらえない手紙

 「お母さん!!お母さん!!お姉ちゃんいつ帰ってくるの!?」

「・・・・・・」

「ねぇねぇ、いつ!?」

ルナの弟はルナの母の服にしがみつき、しつこく聞いてきたのでなだめるように優しい声で言った。

「もうすぐよ。」

「いつも、もうすぐってお母さん言うけど本当はいつなの?」

ルナの弟は、真剣な顔をして一切の笑顔が消えていた。本当にルナの事が心配なのだろう。


 翌日、学校を終えて、家に帰ったルナの弟は、急いで近くのバス停まで走っていた。

重量の音をたて進む大きなバスには、学校帰りの小学生や買い物を終えた、主婦、お年寄りの姿が見える。目的のバス停で降りるルナの弟三分間歩くと、大きな病院があり、そこへ入って行った。

「ねぇねぇ、お姉ちゃんのお見舞いにきたんですけど・・」

「何さんですか?」

「え~~と菊池ルナです。」

「菊池ルナさんね、ちょっと待ってね・・・・・あのね菊池ルナさんとは今、面接は、禁止されているみたいだね。」

「え~~~~お姉ちゃんに会えないの~~~」

「ゴメンねぼうや。」

受付けの事務員の女性が申し訳なさそうに、そう言うとルナの弟は、不機嫌そうに駄々をこねはじめた。

「やだやだ!!僕お姉ちゃんに会いたいよ~~!!」

「規則なんだ。だからゴメンね。」

すると、ルナの弟はカバンの中から、乱雑に一つの手紙出して言った。

「じゃあ、これ、お姉ちゃんに渡して。」

そしたら、事務員は、パソコンに手をあて調べ始めた。

「うーんごめんだけど、ぼうや手紙を渡すのもダメみたいなの。」

「なんで!!なんでダメなの!?」

「うーんお姉ちゃんね、ちょっと心を痛めてしまてね、お手紙を見るとね、ちょっと不安になってしますの、でもね、でも!!絶対治るのよ、もう少ししたら治るからね、心配しないでね。」

事務員は、気を遣い優しく諭したが。ルナの弟は聞く耳を持たずその場でカウンターにもたれかかり、床にへばりつくように座り始めた。

仕方なく、その事務員の女性は、ルナの母に電話をかけ、事情を話した。それを聞くと、スグに駆けつけてきて自分の息子を無理矢理にも引っ張り、病院からだした。そして、床には、しわくちゃになった手紙があり、涙の液が4摘こぼれ落ちていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ