第三話 レイの幼馴染達
アーミャの手を引きながら家の中を紹介していく
「あれが父さんの書籍兼執務室」
「そしてあれが父さんと母さんの寝室」
「そしてあそこから先がメイドや執事達の個人に与えられる部屋だよ」
と、そんなふうにアーミャに各部屋を紹介していくがいまいち理解してなさそうな様子だった
「アーミャわかった?」
「へ、部屋が多すぎて分からなくなるのじゃ」
「そうだなでも大丈夫だよアーミャをこれからは近くから離すつもりはないから」
「へ?」
「ん?」
「旦那様今なんと?」
「え?離すつもりはないって言っただけだけど」
「つまり妾はこれから旦那様とどんな時も一緒ということか?」
「あぁ、大丈夫お風呂とトイレは一緒じゃないから」
「そういうことじゃないのじゃ!」
「へ?」
「もう旦那様はこういう時は鈍感なのじゃ」
そういい何故か少し拗ねつつも嬉しそうな表情をするアーミャを見て戸惑いつつも慣れてきたなと安心する
するとおくからメイドが来る
「レイ様ご友人のフライ様がご訪問になられています」
「え?今日来る予定じゃなかったよね」
「それが...」
「レイ邪魔するわよ」
「フライなんで急に、って」
そう聞こうと口を開くその瞬間隣のアーミャの元にいた
「ふーんこの子がねぇ」
「な、なんじゃ突然」
そう怯えたようにアーミャは俺の後ろに身を隠す
「フライ急に失礼だよ」
「そうねごめんなさい私はフライ・バートこのリメンバー家と同じ領地を一緒に納めるバート家の長女よ」
「あとレイの幼馴染でもあるわ」
「旦那様の幼馴染じゃったか妾はアーミャ・ストロメリア隣の国である龍国の長の娘で旦那様の嫁じゃ」
そういいアーミャは腕に抱きついてくる
「ご丁寧にありがとう、て、龍族の長の娘ってこと!?」
「そうなるね」
そういいながらアーミャを撫でる
「あんたってなんか大人びてるわよね仕草というか言動も」
「そういうフライも大人びてるじゃないか」
「私は母上や父上にそう教えられてきたからよ」
「俺もそうだよ」
「で、フライは急にどうしてきたの?」
「そりゃ急に幼馴染に嫁ができたって聞いたらくるわよ」
そう呆れたように言う
「それもそうか改めてこのアーミャがおれの大事な妻だこれからよろしく頼む」
「あんたまだ5歳よね?そんな簡単に結婚していいの?」
「父さんも認めてくれたしアーミャもその両親もいいって言ったみたいだからね」
「そうじゃ旦那様が認めてくれたんじゃしない理由がないのぅ」
「そう、じゃあアーミャこれからは私とも友達ね!」
「いいのか!」
「えぇレイのお嫁さんなら私が邪険にするはずないじゃない」
「これからよろしくのフライ!」
「えぇこれからはよろしく」
そういい二人は握手を交わすするとさらに見覚えのある人たちが歩いてくる
「レイさんほんとにお嫁様ができてらしたんですね」
「ルナ!それにツキまで」
「きた、よ」
そういう二人は王都アイリスでの大聖堂の聖女の双子の娘だ注目され過ぎるのを嫌った聖女がこの領地に送ったらしいそんな二人を家が近いことと地位が高いことからよく俺とフライで遊んでいた
「また増えたの?」
「アーミャあの二人はこの国の聖女様の娘のルナとツキ双子だよあの髪が前髪までかかっている方がツキ前髪をピンで分けているのがルナ」
二人は双子ということもありあまりにも動作も容姿も似ているため見分けつくように二人でそのような違いをつけたらしいどうやら各々自分が過ごしやすいような髪型にしただけらしいが
「まぁあなたがアーミャさんですか!」
そういいルナがアーミャの手を取りうっとりとした目でアーミャを見るその後ろでおねぇ失礼というツキ
「え、えぇ失礼致しましたわ」
「い、いや別にいいんじゃが」
「アーミャ、だっけ?やめておいた方がいいよおねぇは一目で相手を気にいるとその人に対してグイグイいく癖があるから」
「そんなツキは私のことをそんな風に思っていたんですか!」
「だっておねぇそうでしょ」
するとアーミャの隣でレイとフライがうんうんと頷く
「そんなレイさんとフレイさんまで」
そう落ち込んだように項垂れる
「でもそこがルナのいいところだと思うけどね」
「そうね誰にでもしているわけではないし本当に気に入ったってわかりやすいから私は好きよ」
そう二人がいうとルナはおもむろに機嫌が戻っていく
「まぁそんなおねぇもいいと思うけど」
そうツキが呟くとルナは元気を取り戻す
「あ、改めて二人にも紹介するねおれの可愛い嫁のアーミャこれからは二人もよろしくね」
「ん、よろしく」
「えぇよろしくお願いします」
「よろしくじゃ!」
「というか珍しいねツキがこんなに初対面の人がいるのに喋るなんて」
「レイのお嫁さんなら安心だから」
「まぁツキはレイさんのこと信頼してるのですね!」
「ん」
そういいながらなんやかんやで俺の幼馴染と嫁との初めての邂逅は平和に終わったのだった
「そういえばレイあんたも一週間後の鑑定の儀出るのよね?」
「あぁ俺もアーミャも出るぞ」
「それなら私達も出ます」
「ん、出る」
「ならみんなの固有スキルがわかるのね」
「どんな方向性のスキルかはなんとなくわかるけど詳しいのはわかんないのよね」
「フレイは間違いなく剣関係だろうなぁ」
「私もそう思います」
「私も」
「そうなのか?こんなにお嬢様なのにか?」
「アーミャは見たことがなかったねこう見えてフレイは大人にも負けない剣術の使い手だよ」
「すごいの!」
「それほどでもないわよ」
「いやまだ5歳ですよね?」
「そういうツキとルナも回復は普通の聖職者と変わらないじゃん」
「まぁ聖女の娘なので」
「ん」
「便利だなその言葉」
「そういうあんたは何か特化してるもの見たことないわね」
「普通こんなものだよみんながおかしいだけさ」
そんなことを話しているとアーミャがどんなスキル持っていそうかそんな話題になる
「アーミャあなたはどんなことができるの?」
「妾か?ドラゴンができること大体できるぞ」
「「「え」」」
「ブレス、空を飛ぶ、爪で切り裂くなんでもできるぞ」
「なんやかんやいってあなたの嫁が一番なんじゃないかしら」
「そうかもな」
そんなアーミャの驚きの新情報を聞いたりとアーミャ他の馴れ初めなどを3人から質問責めに合うそうしていると外は夕暮れになり3人は各々帰る
「今度は鑑定の儀の時ね」
「そうだな」
「みんな頑張りましょうね!」
「頑張ることないでしょ」
そんなことを言いながら3人は帰っていくそれをアーミャと見送り姿が見えなくなるとアーミャが甘えてくる
「旦那様」
「どうしたの?」
「妾は上手く嫁としていけるかの?」
そんなことを言い始めた
「あの3人といる旦那様はとても楽しそうであったそれに妾は上手く入れて旦那様の大事なものにかれるかの?」
そんな寂しげな声色と顔で言い始めるそれに俺は思わず息を吐いてしまう
「言い方が悪いけどアーミャバカだね」
「え、やはり皆みたいにはいかないということかの?」
「逆だよ」
「え?」
「確かに俺はあの3人と過ごすのが好きだし大事な幼馴染だよそれは家族と一緒くらいかもしれない」
「でもねアーミャは今の俺にとってはそれ以上俺にとってこの世で一番大事な人だ」
「だからねアーミャ次から自分なんてそんな風に思わないでほしいんだじゃないと俺の気持ちはどうなるのって話だからね」
「俺にとってアーミャは一番大切その次に父さんや母さんそしてあの3人がいるんだ」
「みんな俺にとっては大事だけどアーミャはその中でも特別なんだ」
そんなことを言うとアーミャは驚いたような顔をし泣いてしまう
「妾旦那様の一番なんじゃよかった妾だけがそう思ってなかったんだ」
そういうと涙を拭きこう宣言する
「妾はこれから旦那様の一番であり続けれるように頑張るのじゃ!旦那様そんな妾を愛してくれるかの?」
「もちろんアーミャの全部を受け止めてあげるよ」
「よかったのじゃ」
そういい抱きついてくるそれに抱擁を返す
そうして騒がしい一日が終わった。
この作品の5歳全員大人びすぎだろ




