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異世界マンゴーの育ち方  作者: 日高マンゴー
10/17

マンゴー(俺)vs村人 IV

さて、良いこと思いついたからには直ぐに行動しないとな!


その名も

「リーダー格潰しちゃおう作戦だ!!」


まあ、簡単に言うとリーダー格潰せば終わるのでは?という俺の安易な作戦であった。

そして、俺は、狩屋のオヤジと連携して戦っている根を1本操りオヤジから遠ざけた。

それを見逃すオヤジではない。

すぐさま、残り1本になった根を攻撃し始めた。


グサッ!


ぐっ!、、、だがな。これでいい。


俺はリーダー格の所にそのまま根を持っていく。


「、、、まさか!!」


オヤジは俺の作戦にに気づいたらしく、

今、戦ってる根との勝負を辞めて、

リーダー格を助けに行こうとした。

だが、それを許すもう1本の根では無い。

というか、根も俺の行動に理解したのか、行こうとしたオヤジを後ろから攻撃し始めた。


「くっ!」


辛うじて避けるオヤジ。

そして、根は更なる追撃を加える。


シュッシュ!シュッ!(根の音)

カンカン!!!カン!カン!

(オヤジの短剣の音)


「はぁはぁ、、、、

、、、、くそ!やられた!」


なんとか、追撃まで抑えることができたオヤジだったが、既に根は、オヤジの行方を阻んでいた。

というか、根は、地中に潜り罠のように待機していた。

オヤジがある線を突破した際に死角から攻撃を仕掛けるつもりなのだ。

普段ならその場で待機して待ち構えるか、

罠の張っている間合いに踏み込まなければいい話だが、今はそう言ってられない。

一刻も早く、リーダー格を助けに行かないといけないのだ。

だが、間合いを踏み込むと死角から攻撃。

結果、足止めを食らう羽目になってた。


「はぁはぁ、、、、

、、、く、、、このくそがあぁぁーー!!」


シュッシュッシュッ!!!

カンカン!!!カン!カン!カンカン!!!


そして、それでも突破じまいとするオヤジと

それを防ぐまいとする根の壮絶な戦いが続くのであった。


そして、もう1本の根はというと

他の根と連携を取り合い、

目標のリーダー格を攻撃し始めていた。


元々、1本でも辛うじて守れるのが限界だったのにそれにもう1本加わるとなると

流石にリーダー格は耐えきれない。


シュッシュッシュッ!!

ガンっ!!!、、、、ガッシャン!!


盾が飛ばされた。

まあ、勝負はありだな。

ん?、、、、

逃げようとしている。


だが、根がリーダー格の男の足を引っ掛けその場で派手に転倒した。


「ぐっ!」


だが、直ぐに立ち上がろうとする。

すかさず、俺は根を操りそのリーダー格の足を掴みズルズルと川へ引きずり込む。


「くっ!、離せ!この化け物!!!」


必死に抵抗してるがズルズルと引きずられる。

いっぺんに引きずり込む事もできたが、

これは、味方の指揮を下げる作戦だ。

わざと遅くして、

リーダー格が捕まった事が味方に知られなければならないのだ。


まあ、何より、恐怖感を与えるのが大事だからな。

ふふっ( *´꒳`*)なんか楽しいぞ!


そのリーダー格も最初は冷静だったが足が水に浸かり始めて焦り始めた。


「だすけて!!誰か!!誰かぁーー!!!」


周りを見るが、誰も助けに来ない。

近くに根が3本あるせいで誰も近づけないのだ。

というか、初めは数人が助けに来てたが

他の根から奇襲を受け、

助けに行けない状況になっているのであった。


そして、下半身も浸かり

そして、顔といき

そして、最後は顔をも沈めた。

俺は、少し海面に上げたり下げたりして

更に恐怖感を煽った。

既にリーダー格は、戦意喪失していた。


「うえっぷ。ぜぇ、はあ、ぜぇはぁ、

ゔゔぅ。、、ず、ずびばぜんでし、だ。、、い゛のぢだげば、、ゔゔう、、、」


少し、悪い気がしたが、

まあ、戦意喪失させるため仕方のないこと、、、

、、、そう、仕方のないこと、、、

、まあ、仕方のないことだな!!


ズボっ!!


そして、再び顔を沈める。


それが4セットぐらい続いた頃には

村人達は完全に戦意喪失していた。


極めつけに太陽が登り始めて、

傷んだ樹の部分が修復し始めていた。


それを見たオヤジは完全に戦いを諦めて

武器を放置し、両手を上げていた。


「話が通じるか分からないが、降参する!」


この一言で、周りの村人も全員武器を放置しはじめた。


こうして、マンゴー(俺)vs村人は、

マンゴー(俺)の勝利で終わったのである。

※主人公は、たまにSっけがあります。

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