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プロローグ
僕は、忙しく毎日を過ごしていた・・・。
それは、言い訳だったのかもしれない。
「忙しい」という言葉で何もかもを片付けて、逃げてしまおうとしていた。
周囲の目を気にしながら暮らす生活。
何か行動を起こそうとしても、それも簡単には叶わない。
そんな毎日に嫌気がさしてきていたことは、紛れもない事実だった。
僕は誰にとって大切な存在なんだろう?
僕は誰を愛せばいいんだろう?
沢山の人たちに囲まれ、愛想笑いの中で、それに合せて過ごす毎日。
僕の中で、疑問が生まれていた。
そして、疲れていた。
自分に正直に生きること。
僕は、それを見つけようとしていたのかもしれない。
そして、君に出会うことで、それを見つけることができたんだ。




