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root ★4 【校庭内での追いかけっこ】

『走る、走る、俺達~』という、フレーズが脳内で流れる。さて、本日はお日柄もよく、部活の追いかけっこをしています。


『弟よ...。お兄ちゃんは、どうすれば平穏な日々を手に入れることができるのでしょうか。もうお兄ちゃんのHPはZEROです。』


と、話がわかる弟に心の中でそっと呟いた。後ろを振り返ると鬼のような顔をした後輩ヤツが、追いかけてくる。


ハァ、今日も平常運転だな。ホントウに高橋さんは皆を尊敬するよ。なんでこいつら、頭の中がいつも春なの?まさか、どんな傷でも回復するそら豆に似た形の豆とか、食べてるんではないでしょうね?そんなものがあるならまず食うのが俺だろう。


そんな事を考えながら走り続ける。すると、嫌な予感がした。俺の『嫌な予感』は当たる確率は99.9%、俺はとりあえず頭を下げる。すると、後ろから蹴りが飛んできた。しかし、彼女は俺が頭を下げるとは思っておらずそのまま前へ落ちていった。今度は『頭を下げればぶつかりません〜』というフレーズが流れる。この俺がただで落とす訳が無い。俺は彼女が飛び蹴りをしている間、スマホをズボンのポケットから取り出し、そのまま連写。この間およそ2秒。俺はある意味偉業を成し遂げた。俺は彼女が起き上がる前に疾風のごとく逃げ出した。しっかり、捨て台詞を残して...。


「甘ぇーぞ、花咲はなさき 林檎りんご。そんなんじゃ捕まりはしねぇよーだ。」


俺は小学生のような捨て台詞をその場を颯爽さっそうと立ち去った。


ということができたら俺は苦労しないんだよね、と愚痴る。もう目の前に敵が現れた。なぁ、俺って右手でなんかいろいろ消しちゃう奴と同じ体験してるんじゃないか?いや、待てよ。そしたら俺も能力に目覚めるのか?そう思うと元気が出てくる。俺は思わず叫んだ。


「ウォォォォーー!」


敵、いや先生が身構える。案の定、辺りがシーンと静まり返る。


バカ、やっぱり何も起きやしない。俺、何も期待とかしてなかったよ...グスン...。


辺りを見渡すと何故か俺の方を注目していた。『え?私ってそんなに綺麗?』と思わず口から出そうになったが、1人だけ怒りのオーラが目に見える。これが...俺の能力なのか...。と再び馬鹿なことを考える。なんか、物理的に温かくなった気がする。


うわぁ...、今日はいろいろヤバイ気がする。こういう時に青いタヌキがいればどれだけ助かるか...。まぁ、仕方がないな。


俺はいつでも走れるように地面を強く踏み込む。すると、先生ヤツは叫んだ。


「高橋ぃ!今日という今日は補修じゃぁ!」


さて、逃げますか。俺は走り出す。おっと、目の前に復活した花咲はなさき 林檎りんごちゃんがいる。いやいや、これは流石にまずいなと思いながら自身の気持ちが高揚している事に気づく。


「やっぱり楽しいな...。」


と呟くと俺は、花咲はなさきをフェイントでかわし、地面をダンと鳴らし走り出す。さて、第2 Rラウンドの鐘は鳴らされた。

あけましておめでとう!そして、読んでくださりありがとうございます!これからもよろしくお願いします!

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