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気が付くと森の中にいた。

木漏れ日がさす林道といった感じかな?

「さてと、どっちに行こうかな? とりあえず、ギルドの有る村か街に行きたいんだけど…」

どうしようか決めあぐねていると、水の音が聞こえて来るのでそちらに向かって歩いて行くと沢のような川が流れていた。

人の集落は、川沿いに在ると聞いたような気がしたので川沿いに林道が走る方向に向かう事に決定だ。


林道を歩きながら、自分の格好を見てみるとベージュのズボンに焦げ茶の革製で鉄で補強されたブーツと、同じくベージュの長袖シャツにブーツと同じく鉄で補強された籠手に鎖帷子のベストと動き易い格好だ。

荷物は大きめのずだ袋に腰にぶら下げた小袋が二つチャリチャリと金属の擦れる音がするからお金だろう。

落ち着ける場所で中身を確認してみようか。



どのくらい歩いたのか、じんわり汗が浮き上がり喉が乾いてきたから川の水でも飲もうか思案していると、唐突に森が途切れた。


「あ……」

絶景だった。

なだらかな丘陵地帯が延々と続き所々に点在する森がアクセントを彩り、遠くに見える山脈を見上げて見ると空には島と船が浮かんでいた。


「空に島とか船が浮かぶなんてファンタジー過ぎる…」

有りか?と聞かれたらありなんだろうけど、ラ○ュタの世界である。

飛行兵でも墜ちて来そうな感じで微妙だ。

まぁ、想像してた感じとのギャップでそう思うだけかも知んないけど。


異世界の景色に圧倒されていてもしょうがない。

ここらでちょっと休憩しよう。

水を口に含ませながら、ずだ袋の中身を確認する。

干し肉に乾パンにドライフルーツに肌着二枚セットに厚手のフード付きマントにタオル二枚に刃渡り20センチ位の鞘付きナイフに砥石だ。

小袋には金貨10枚と大銀貨10枚と銀貨10枚と大銅貨10枚と銅貨10枚だ。

この世界の通貨単位は、ギルだっけ?

価値的には、物価的に微妙だけど1ギル=10円=銅貨1枚ぐらいか?

あとは、全て10枚ごとに貨幣の価値が上がるから…

銅貨10枚で大銅貨1枚。

大銅貨10枚で銀貨1枚。

銀貨10で大銀貨1枚。

大銀貨10枚で金貨1枚。

と言うことは?全部で、111110ギル。

日本円で、100万円以上あるの?

価値観がイマイチ実感出来ないけど、暫くは食べるのに困らなさそうだね。

まあ、これで世界に馴染めって事かな?

考えても、仕方がない汗も引いてきたし人里目指して出発しよう。

財布を擦られないように懐とずだ袋に入れて街道らしき道を探すとありました。

何だか轍がある2メートル幅ぐらいの道があるけど、さてどちらに行こうかね?


と、思案していると馬車が近づいて来た! ラッキー!


さて、どうやって声を掛けようか思案していると向こうから声を掛けて来た。

「よう兄ちゃん、こんな所で休憩かい? 何処まで行くんだい?」

The 農夫と謂わんばかりの格好のオジサンが人懐っこい笑顔で聞いてきた。

「こんにちは、ここら辺は詳しくないんですよ。ギルドが有る所にまで行こうと思ってるんですが…」

先ほどまで考えていた事を言うとオジサンはニコニコしながら言ってきた。

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