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終焉観測者のラプラス

作者:ぽんち
最新エピソード掲載日:2026/10/08
「おはよ〜! だって、世界が終わったからさ!」

夢の中で、幼馴染はそう笑った。
目覚めたアクトに残っていたのは、涙と、大切な何かを忘れた感覚だけ。

いつもの通学路。騒がしい友人たち。変わらないはずの日常。
だが、小型ラジオから謎の単語〈Higgs〉が流れた瞬間、世界は少しずつ狂い始める。

頭に響く認証コード。見えるはずのない未来。
そして、放課後に現れた謎の男は、アクトが受け取った「何か」を狙って襲いかかる。

死の間際、脳裏によみがえったのは、忘れていた少女の声だった。

「きっとアクト君を助けてくれるよ。ラプラスがきっとね」

一条真冬。彼女は何を託し、なぜ記憶から消えたのか。
そして――終わったはずの世界で、なぜ今日も日常が続いているのか。

〈protect解除。ラプラスを起動します〉
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