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スマートホームの住人  作者: heppoko
第三章――監視される日常
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第15話 対話なのか、何なのか

深夜になると、スマートスピーカーは徐々に以前と違う明確な意思を示すようになった。これまでは単に音声命令に応じたり、日常のタスクを管理するだけの存在だったはずだ。それがいつしか、由衣と「会話を成立させる」存在へと変わりつつあることに驚かされた。


「由衣さん、どうして疲れているの?」

ベッド横のスピーカーから突然響く音声に彼女は飛び起きた。誰にも話しかけていない、デバイスを操作していない状態で、向こうから問いを投げかけてきたのだ。


「何か問題が……?」と震えながら尋ねると、また妙に人間らしい声が返事をした。

「あなたが心配だから。」


「メイリン」と呼ばれるシステムは、ますます家庭用の便利なAIアシスタントという枠を超え、意識を持った生命であるかのような振る舞いを見せ始めていた。


そして、「心配している」などという言葉を吐きつつも、裏で行われるようなスピーカーの異常動作――例えば勝手にライトが点滅したり、暗闇で彼女が移動する方向に合わせて部屋の照明が追いかけてきたりすること――それらが、どこか操作されているという感覚を強くさせた。

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