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第1章 渡り廊下
夕焼け空に君想う。の佐倉先輩目線書いてみました。
俺は渡り廊下が好き。だからいつもそこを通って、外を見て、靴を履いて外へ出る。
俺は陸上部でもうそろそろ引退だ。だからこそ頑張りたい。今まで3年間走ることだけを考えてきたから。後悔はしたくない。でもなぜか胸の奥がざわつく。
俺の後ろには少しずつ近づいてきている背中がいる。
タイムもフォームも、全部俺より上の存在が。
最近あいつは俺を見てくる。けど目は合わせない。
気づいてしまったから。あいつは……。
もう、考えない。
たとえ告白されたら俺はあいつの望んでる答えを素直に言えないだろうなと思う。
だって――俺にとっては怖い存在なのだから。




