キャラクター紹介と後書き
こんばんは。川口冬至夜です。
ようやくの更新です。待っていて下さった方がいらっしゃいましたら嬉しいです。
さて、最終話を迎えるにあたって今作に『vol.7』の名を冠しました。
マヤリィが宙色の魔力を取り戻し、いつもの流転の國に戻ってからさらに月日は流れ、穏やかな日常が続いてゆく、という辺りで『vol.7』は幕を閉じます。
そして、今回は後書きも兼ねて、現時点で『流転の國』に存在する登場人物の紹介を致します。
今後『番外編全集』や『vol.7』の続編に登場するかもしれないキャラクター達です。
※『vol.7』以前の設定も含まれるので、今作では描かれなかった登場人物の側面についても触れています。
ぜひ最後までご覧下さいませ。
●マヤリィ
年齢:33歳→34歳
性別:女性
職業:流転の國の主
身長:160cm
適性:この世に存在する全ての魔術
魔術具:宙色の耳飾り
種族:人間
宙色の大魔術師と名高い、チート級の魔力を持つ『流転の國』の最高権力者。
元々は異次元の世界(2024年の日本)に存在していたが、突如として流転の國に飛ばされた。
元の世界にいた頃に発症した双極性障害という精神病に冒され、時折その症状に苦しむ。華奢な身体つきをしており、虚弱体質で体力値も低い為、過労によって倒れることがある(しかも白魔術が効かない)。
バイ・セクシャルを自認しており、流転の國のサキュバスを魅惑し、側近の男性とも関係を持つという、ビッチな側面もある。
外見は、誰よりも気高く麗しいと語られる非の打ち所のない美女である。整った顔立ちに、きめ細やかな白い肌と全てを見透かすような黒い瞳を持つ、いわゆるアジアンビューティ。
元の世界では本人の意思とは関係なく美しい黒髪を長く伸ばしていたが、それが原因でトリコフィリアとなり、現在はベリーショートである。彼女が自分の髪を厭っていることは配下達も知っているので「ご主人様の髪を褒めない」ことが暗黙のルールとなっている。
最高権力者として皆の前に立つ時は常にパンツスーツを着用し、配下達はこれが流転の國の正装だと認識している。
ユニセックスな格好をしているものの、言葉遣いは女性らしく、トーンの高い澄んだ声音である。なお、ベッドの上では甘く優しい声で相手を魅了する模様。
●ジェイ
年齢:33歳→34歳
性別:男性
職業:最高権力者の側近
身長:172cm
適性:風系統魔術
魔術具:流転の指環
種族:人間
マヤリィの側近。『流転の指環』を持つ風系統魔術の使い手。
元々はマヤリィと同じように異世界(日本)に存在しており、彼女とは同級生である。流転の國に飛ばされる以前から彼女を敬い、恋心を抱いており、精神病を患っていることも知っていた。流転の國においてはマヤリィの側近として(だけでなく恋人として)いつも傍にいる。
身長172cm。ごく普通の日本人男性だが、素直で純粋な性格かつかなりの童顔である為、シロマから20代だと思われていた。
マヤリィと二人の時は彼女を「姫」と呼ぶ。
日本にいた頃は叶わなかったが、流転の國では当然のようにマヤリィと関係を持っており、深く愛し合う仲である。一方で、同じくマヤリィの恋人であるルーリには敵わないと思っている。かと言ってルーリと不仲というわけではなく、むしろ病に冒されたマヤリィを共に支えていこうと誓い合っている戦友のような関係でもある。
顕現したその瞬間から風系統魔術と空間転移魔術を使える魔術師になっていた。ジェイ本人は特に意識していないが『空間転移』はかなり高度な魔術と位置付けられている。
●ルーリ
年齢:49歳→50歳(見た目は20代後半)
性別:女性
職業:サキュバス(特殊能力:魅惑)
身長:174cm(+ハイヒール)
適性:雷系統魔術
魔術具:流転の閃光
種族:悪魔
『流転の閃光』をその身に宿す雷系統魔術の天才であり、魅惑魔法を自在に操るサキュバス。
流転の國では主に次ぐ強大な魔力の持ち主。『マヤリィの切り札』と呼ばれ、存在自体が国家機密である。いつの間にかマヤリィの側近を務めることが多くなった。
得意とする『魅惑魔法』は魔術適性ではなく特殊能力であるが、魔法抜きでも人を虜にする絶世の美女。見た目はいわゆる白人で、美しいブルーグレーの瞳とミディアムレングスのブロンドの持ち主。常に華やかなドレスを身に纏い、ハイヒールを履いている。色っぽいハスキーボイスが魅力的だが、本人はマヤリィのような可愛らしい高い声に憧れているとのこと。
悪魔種ではあるものの、元から優しい性格で、流転の國の最年長ということもあって仲間達を揶揄いつつ見守っている。時に的確なアドバイスをすることも。
ある時からマヤリィと深く愛し合う仲になり、彼女からも「ルーリは私の永遠の恋人」と言われている。ジェイから双極性障害という病の詳細を聞いた後は、彼と協力して誰よりも積極的にマヤリィを救う方法を考え始めた。
戦闘によって体力を大幅に削られたり、魔力を使い果たしたりしない限りは特に睡眠を必要としない種族らしく、真夜中であってもマヤリィに何かあれば迅速に駆け付けることが出来る。
『vol.7』では水晶球に記憶を封じられ、散々な目に遭ったが、一部の記憶を除いてマヤリィから『忘却』魔術をかけられた。
●ミノリ
年齢:30歳→31歳
性別:女性
職業:メイド
身長:156cm
適性:書物解析魔術
魔術具:流転の羅針盤
種族:人間
『流転の羅針盤』というマジックアイテムを授けられた書物解析魔術を専門とする魔術師。汎用性の高い魔力を持ち、書類仕事も得意で体力値も抜きん出ているが、感情的になりやすいのが玉に瑕。流転の國の使用人達を束ねるメイド長でもある(が、そういった場面はあまり登場しない)。
元いた世界は不明だが種族は人間。腰まである美しい黒髪ロングと黒い瞳を持つ可愛らしい女性であり、胸は夢魔よりも大きい。
男嫌いというわけではないが同性愛者。物語序盤ではご主人様を想うあまりに突っ走ることがしばしばあった(仲間達はそれを「ミノリワールド」と呼ぶ)。
その後『桜色の都』の黒魔術師シャドーレと出会い、彼女が流転の國の一員となってからは両想いになり、マヤリィ公認の恋人同士になる。しかし、彼女が故郷の為に生きると決めたことで破局し、現在は一人部屋で過ごしている。
●シロマ
年齢:30歳→31歳
性別:女性
職業:修道女(元いた世界では冒険者)
身長:157cm
適性:白魔術
魔術具:ダイヤモンドロック
種族:人間
流転の國で唯一の回復魔法の使い手。禁術である『完全治癒魔術』や『再生魔術』を使役することも出来る為、最上位の白魔術師とマヤリィから認められている。
顕現した際、流転の國のご主人様に絶対の忠誠を誓った白魔術師であると同時に、修道女でもあると述べている。常に修道服を着てウィンプルを被っているので皆は彼女の髪型を知らないが、マヤリィと二人きりになった時、どんな髪型をしているのかと聞かれ、丸坊主にしていることを打ち明けた。本人曰く、顕現した時はロングヘアだったが、魔術訓練の邪魔になると感じて自らの手で剃髪したとのこと。それを聞いたマヤリィは驚いたが、同時に羨ましく思った(※マヤリィはトリコフィリア)。
清貧の誓いを立てて慎ましやかに過ごし、誰に対しても分け隔てなく優しく接するシロマはまさしく聖女のようだが、新しき顕現者クラヴィスが現れてから、彼女に変化の時が訪れる。
白魔術のマジックアイテム『ダイヤモンドロック』は「元いた世界」から持っていた相棒のような存在である。
●クラヴィス
年齢:不明
性別:男性
職業:元冒険者
身長:不明
適性:無し(魔力を持っていない)
魔術具:流転のリボルバー
種族:人間
『vol.3』にて初登場。
顕現直後、マヤリィに絶対の忠誠を誓うが、魔力も武力も持っていない為『流転のリボルバー』という特別なアイテムをマヤリィから授けられた。それは、撃てば必ずターゲットに命中するという特性と、ルーリの『迅雷』を食らっても破損しないという耐久性が備わっているチートアイテム。
桜色の都が危機に陥った際はそれを使って活躍し、ヒカル王から「桜色の都の英雄」と称されてもてなされ、自分に仕えないかと直々に誘われたことがある。結局は断ったものの、以後もヒカル王とは懇意にしている。
流転の國に顕現する前にいた異世界(元いた世界)では冒険者をしており、その世界でシロマとともにダンジョンに挑んだ事実が判明する。シロマ自身はクラヴィスが流転の國に顕現するまで自分の「元いた世界」を覚えていなかったが、その記憶が戻った後、彼に心惹かれていたことを思い出す。一方、クラヴィスも突然行方不明になってしまった彼女を想い続けていた。
その後、クラヴィスと結ばれたいと願ったシロマの告白により、二人は愛し合うようになる。
★魔術適性★
マヤリィ→全て。強いて言えば幻系統魔術。
ジェイ→風系統魔術
ルーリ→雷系統魔術。特殊能力は魅惑。
ミノリ→書物解析魔術
シロマ→白魔術
クラヴィス→適性無し
現在の桜色の都の人々やエルフの村に滞在中の兄妹に関しては、またいずれどこかで纏めてみたいと思います。
『vol.7』としてはひとまず幕を閉じますが、流転の國シリーズはまだまだ続く予定です。
流転の國史上最も長くなった今作に最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました。
今ここにいるあなたが心穏やかに健やかに、そして自由に毎日を過ごせますように。
川口冬至夜




