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始まりの夢
『さようなら、“ハー...”…
貴方と過ごした日々は、決して忘れません。
一緒に見た月、、
夜の海の美しさ、、
貴方とならば、全てが真珠のように輝いて…
私の生きる糧となった……
もう二度と…
あんなに幸福に包まれることはないのですね……
わたしがいなくなったこの世界は、きっと平和になり…
みな笑顔で生きていってくれると信じています。
最後に……
貴方と出逢えて、本当によかった…………』
鳥の囀りが耳に響く…
少し潮の香りを含んだ風が、眠気を覚ます。
「うっ…
もう…
朝か……
……
なんだったんだ?あの夢は…」
ベットから起き上がると、一度頭を振り、立ち上がった。
シャー…
っとカーテンを開け放つと、窓一面に海の青が広がる。
「ん?」
男が何かに気付いたように頬に手をあてた。
「涙……?」
困惑したように鏡を見る。
「泣いていたのか…?
オレ…」
すると、
「ファバル!!
起きてるかぁ!?」
その声を聞くと、急いで頬を拭い、部屋から駆け出して行った。




