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〈世界の終焉ティータイム〉 神徒、れもんてぃー片手に多世界めぐり  作者: 神無月茶祖
第1部 第一世界(物理魔術世界)篇  第1章 邂逅 バグっちゃったよ世界!後悔するのでクールなもふもふガールと仕事する!
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第4話 十万 雰囲気臨終満場一致で困惑状態

「レモンティータッカ!!」

近くの喫茶店に入り、メニューにレモンティーを見つけるなり、

僕はすぐにレモンティーを注文したが、注文後に値段の凄まじい数字の圧を感じた。

いやあるにはあるけど高すぎる!!日本円で大体10万円ってとこ?(困惑)

いやまあ確かに、レモンティーがお茶の中で一番美味しい(異論は認める)から

他のメニューよりも価格が上がるのはしょうがないけどさ。

「て、店主さん…なんでこんなにレモンティー高いんすか…」

「申し訳ございませんお客様、このような寒冷の地ではレモンは育たず…

遠国からの輸送にも高額な費用がかかり…」

「では、なんでわざわざレモンティーをメニューに…」

「それは…」

ゴクリ。


「私が、レモンティーを愛しているから、でしょうか…」

スッ(手を差し出す)

「!? まさか、あなたも…!!」

「そうです…僕も、そうなんですよ!!」

「うっ…」

「ど、どうしたんですか!?」

「まさかこのような地でレモンティー好きに会えるとは…」

そりゃレモンが育たない土地で会えないでしょうよ。

いやなんでここに住んだんだろこの人。


さてさて、茶番を長々と続けるわけにはいかぬし、

周りの客達もドン引きの顔してたり、困惑してたりするからね。

あの茶番中、僕達以外の時間の流れ止まってたんじゃないかってぐらい

反応に困って動きが一時停止してたからね。

それにこれ以上浮くと、一緒にいるシノにも風評被害出ちゃうからなぁ...。

泣いてる店長は置いておきまして…

現在、絶賛困惑中のシノに声をかけようか。

「おーい、ダイジョブ?」

「…あ…ごめん、何言ってるのかわからなくて…。」

「大丈夫、僕もよくわからない。」

「???(困惑)」

「アリャリャ…まあいいや、さっきしてくれた質問に答えよっか。」

「う、うん…」

「まあ簡単にいえばお仕事だよね〜。」

「…仕事?」

「そう。世界の管理をするお仕事さ。異常が出たら、それを調べたり、

解決したりするんだよね。だからあの雪山...っていうか、この世界に来た感じかな。」

「世界の…管理…それで、この世界に...」

「まあいきなり信じられないとは思うけどね。」

丁度その時、店長が涙を流しながらレモンティーを二つ運んできた。

まだ泣いてるんだ店長...。

「...」

一旦落ち着くためかな?シノはまだ湯気ののぼるレモンティーを一口含んだ。

「...あつっ...」

その様子を見てニコニコしていると、凄く冷たい眼差しを向けられた。

けどクールな女の子がドジするの可愛いジャン?

その後、改めてレモンティーを一口含み、ほっと一息をついた。

カップに浮かぶ波紋を見つめ、状況を整理しているみたいだった。

「じゃあ...その話が本当なら、れてはこの世界の外の人間...ってこと?」

「YES SO YES。」

「...」

「まあもし僕がこの世界の住人なら、あんな不十分な装備で極寒地帯に行ったりしないしね。」

「それ...そう。じゃあ...異常を調べるために、この世界に来たって言ってたけど…あの雪山に異常があるって、こと?」

「確定ではないけどね、少なくともあの辺りが何かおかしくなってそうなんだよね〜」

「...何か...おかしい、こと...」

「あそこに住んでいるシノは何か感じたり、知ってたりするかい?」

「…ここ最近、獣達の様子が変...少し凶暴になってる感じ…」

「有り得るねぇ。動物達は人間よりも感覚が鋭いから、特に影響を受けやすいのさ。」

「…そうは…れては、一人で調べるつもりなの?」

「まあね、仲間もいなし…君に頼みたいけど、助けてもらってっばかりだからさ」

「…私も、行く…」

「ふぇ?」

「…れて一人だと、また死にかける。それにあの辺りにはBランクの獣もいるから…」

「あら、本当にいいの?」

「…うん。それに、あの雪山は自分の家みたいなものだから…」

「そっかぁ…。じゃあ、助けてもらうばっかりになっちゃうけど、よろしくね!!」

「うん…」

そんなこんなで…明日、あの雪山の調査に向かうことに。

「とりあえずこれでお礼は返せたかな?」

「...うん、ありがとう」

一応これで用事は終わったけど...もう少しだけレモンティーを楽しんでから向かおうか。

急いでないし、それに、レモンティーは冷えても美味しいからね。

ズズ...

レモンティーを一口飲み、店内を見回す。

気づけば店内は元のざわつきを取り戻していた。

さっきまでこちらに向けられていた視線も、もうどこにもない。

店長も一瞬で立ち直ってまた新たにお茶を淹れてる。

切り替えはやっ。

うーん...なんでだろ、この辺りの人ってみんなそんな感じなのかな...。

いや、店長がおかしいのに若干客も影響受けてるだけか...朱に交われば何とかみたいに。

けど、そんな中でシノだけは、何かを考えているように見えた。

何を考えているのかはわからないけどね。

ただ、僕とかこの世界とかのことじゃない気がするな。

だって、あまりにもシノが真剣だからね。

周りの音も聞こえてないんじゃないかな?

世迷言と思えば考えすらしないし、真実だと思ってもそんなに深く、真剣に考えるようなことじゃないし...。

さて、もう日が暮れてきたし、宿を借りて、ゆっくり休んで、明日に備えよっかぁ。

あっそういえばお金足りるかな...レモンティーの支払いに10万円近く使うし...。

えーと...1、2、3...。

あっ。(終焉の音)

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