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ギルド職員ユンカーの平凡な毎日  作者: アルデンテ
20/29

惨敗パーティー(厄払い)

だんだん、女っ気がマシマシ(笑)

 「今日は話してもらうわ!レイミは今までどこで何してたの?

 あんた、ヒメ冒険者なのに日照りシュウがしないのよ!

 どこでオトコ咥えてたのよ!!」


 ここは王都の片隅、冒険者たちに人気の酒場『ドッペルゲンガー』。


 ネコ獣人のレイミは王都に来てから女性冒険者チーム”フルーツパフェ”にスポット(短期)で合流していた。

 ”フルーツパフェ”はBランク、王都の女子チームの中ではトップ3でせめぎあっている。


 ニコニコしながらエールの木ジョッキを傾けるレイミに魔法使い(ヒューマン)のモナがさっきから食いついている。


 3日がかりで夜営をしながら最後はダンジョン撤退。

 多分に残念だったが生きて帰った。


 5人組の”フルーツパフェ”、(いま、一人は休養中)はギルドにポーター兼戦力、かつ女子、の募集をかけ、スポットでレイミが合流してから半月ほどが経つ。


 もうレイミとメンバーの垣根はない。


 「だから、前から言ってるの!オトコ咥えるのをやめて冒険者になったニャ。」

 「でも、いつでも戻れば抱いてもらえるニャ。」

 少し酔ったか、目をトロンとさせてレイミがホンワリ答える。


 「おいおい、聞き捨てならないなー!リーダーのお姉さんにその辺、モチョイ詳しくお話ししない?

 まー、モチョイ飲んじゃおよー、・」

  ゆる~い話し方にゆる~いルックスに薄紫ヘアー、ロン毛のお姉さまは”フルーツパフェ”リーダー、Aランク冒険者、”、神速のスミレ”、スピードならだれにも負けない超速剣士。


 「ん~、あたしのオトコはやさ~しくて、すごいオトコにゃ。」


 レイミがそう言いながら上着の中に手を突っ込んでゴソゴソゴソゴソ。

 なんと上着の中からピンク色のいかにも高級そうなブラジャーを抜き出して、モナの目の前にかざす。


 周りの席の男どももビックリして、一瞬でざわついていた店が水を打ったように静かに(笑)


 「ウチの彼氏の新作予定、”エミリア”の試作品ニャ。」


 『”エミリア”新作の試作品だと~!!』


 耳をダンボにして成り行きを聞いていた”フルーツパフェ”のメンバー全員、と女店員、女冒険者、全員がレイミの席に一斉にダッシュ。

 もう、お客もそっちのけ(笑)


 「特徴は太さの違う糸を縦横にわざとズレが生じるように複雑化した網目で生地を作り、引っ張ったら縮む力を利用して心地良い締め付け感を出すのに成功したブラにゃ。」

 「と、説明書には・・」


 「で、それで!」

 と、周囲からの催促の矢。


 「製品のシリーズ名は”彼氏の手”の予定、だそうニャ。」

、「強さは3段階の予定だそうだけど、これは一番強いモデル。」


「昨日まではダンジョン潜りだから、”弱”刺激のにしてたけど、ダンジョンから出たからさっき「強」のヤツに代えたニャ。」


 「ブラとショーツのセットで履いてるけど、動く度にお胸やお尻,お股が布地にキュッと締め付けられて、それはそれは気持ちいいニャ!

 もう、彼氏の手で”まさぐられてる”感じ(笑)。

 強いモデルは気持ち良すぎて歩くだけで感じてしまうニャ。」

 ビヨンビヨンとブラジャーの生地を引っ張ったり縮めたり、手でいたずらしながらレイミが語る。


 「本当だ。”エミリア”の銀糸刺繍だ。」

 「リア充は敵だよね、オカアサン(泣)」

 やっと気を取り戻した女の子たち。


 何かに気づいた他の女の子。

 「これ、金糸刺繍の、”マダム”のモデルだよ。

 シリーズ名もたしか”エース”、っていうベストセラー、だわ。」


「 ”マダム”のモデルじゃないのに”エロス”、の銀糸刺繍、って!」


 「しかも6桁のINDEXナンバーが無い!」

 「形は”マダム”で中身は進化素材の”エロス”ってこと?

 本当に試作品なの?!」


 「ねー、レイミは友達だよね!その、今履いてるのでいいから頂戴よ!すぐに頂戴よ!

 まだ“中”と“弱”の2セットあるんでしょ!

 ねー、モナはレイミに一番最初に話しかけたともだ・・・、」


 「モナ、それはいかん。話は冷静にだな!わたしはリーダーとして提案し・・・」


 「ちょっと、生地だけでも触らせて!(ひったくって)あー,伸びるー。

 これにあたしの体が包まれて、まさぐられたり、・・(妄想モードに突入)」  <-(女店員)


 「ちょっと、あたしにも触らせてよー。」


 「ニャー、壊れちゃうニャ。順番で触るニャ!」

 

 男どもをそっちのけでレイミのテーブルに行儀よく並んで、ブラジャーを真剣に手に取るムスメたち。


 「あの~、ショーツの方も・・?」            <-(他のチームの女冒険者)

 「そ、それは駄目ニャ!」                <-(レイミ)


 『まさぐられた~い!』                 <-(女子一同)



 1時間後、やっと落ち着いた店内で

 「ねー、レイミ。

 さっきの話、みんなウソだよね。

 そんな恵まれた女冒険者がこの世の中にいるわけないよね、ね!」

 モナが出来上がって酔っ払いモード。

 半ベソをかいている。


 「全部、本当ニャ。

 エミリア・ナイト、エミリア・ZENRA、のエロ下着は発売前に全部あたしが着たニャ。 

 だから、全部あたしが持っている、・・タカラモノ。

 エミリア・ZENRA,の”ミズイロ紐フンドシ”、だけはオトコに餞別に置いてきたニャ。

 ”エミリア”のエロ下着の”番号無し”の試作品に出会ったら、それはニセモノ。」 


 「だって、”エミリア”のエロ下着の試作品は全部、あたしがきれいに1枚づつ保管してあるニャ。

 思い出と一緒にニャ。」


 カリスマファッションモデル、がここに居た(笑)


 

 

どういう展開になるの?

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