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ついてきた!!(そんなことは本当になかった)

薬を飲むときは、容量用法をお間違いなく!!

職場の先輩とよくご飯を食べに行っていた。

一時期、職場にもの凄く色々な物がいて、さすがに夜勤に入るのが怖くなっていた時があった。

そんな時、その先輩と

「怖いよね。でも怖いから夜勤できませんとか頭おかしいと思われるよね」

とプチパニックを起こしていた。夜勤中、とにかく常に見られている感じがするのと、黒い靄が見えたりとで、怖くてしかたなかった。

まぁそれも、ある日パタリと収まったのだが…。

とにかくその先輩と仲良くさせてもらっていた。

ちなみに、その先輩は、前に背中を叩いていた先輩である。

仕事終わりにご飯を食べて、車で帰っていると、車に自分以外の気配がしていた。

嘘でしょ、と思いながらバックミラーで後ろを確認する。

怖い話だったら、ここでバックミラーに何かが映っているのだが、別段何も映らず、ただただ私以外の気配がするだけだった。

夜遅かったこともあり、家族は寝静まり、母だけが起きていた。

すぐに入浴しながら鏡を見ると、やはり私の顔の印象がぼんやりし、何かが重なって見えるような気がした。前にも同じようなことがあったため、これは本格的に連れてきてしまったかもしれないと考えた。

が、特に怖い感じもしないし、そもそもどうすればいいのかも分からないため、そのままにするしかないなぁと思っていた。

何より私はとてつもなく眠かった。

入浴後、母が洗面所に来たため、

「なんか、私以外の気配がするんだよ。車運転してるときから、ずっとなんだよ、今までそんなことなかったけど、まさか変なもん連れ帰ってきたのかな」

と話すと、突然、誰もいない居間のテレビがついた。

音声でつくようにはしているが、今までそんなことは一度もない。

タイミングがよくついたテレビに、母が悲鳴を上げていた。

文字通り自分の部屋に飛んで帰った母。

私は、今回は母という証人もいるし、家族も信じるだろうと思い眠りについた。


次の朝、私は鏡で自分の顔を確認したが、いつも通りの自分の顔があった。

昨日の人はもういないのだなと思い、父に昨日のあらましを伝えた。

そこに母が起きてきたため、私は母に証人だよね!?と話かけたのである。

すると…。

「そんなことあったっけ?」

と…。

私の母は不眠のために夜に薬を飲んでいた。そのためか、たまに寝る直前にあったできごとを覚えていない時があった。

「私が帰ってきたのは覚えてる?」

と聞くと、

「なんとなく?」

と。

あれだけ悲鳴もあげていたのに、薬の威力とはなんとも恐ろしいものである。

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